会議では、平成20年度科学技術関係予算案の速報値として、総額が3兆5,708億円(対前年比1.7%増)となったことが報告されるとともに、科学技術外交の強化の一環として、来年6月15日に沖縄でG8科学技術大臣会合が開催されることが紹介されました。また、再生医療の発展に大きな可能性を切り拓く人工多能性幹細胞(iPS細胞)について、福田総理からの御指示に基づき、基本政策推進専門調査会の下にワーキング・グループを設置するなど、検討が開始されたことが報告されました。 また、次世代のあかりとして期待されるLED(発光ダイオード)について、表示や照明への利用・普及と、新たなイノベーションとしての事例が紹介されました。 福田総理大臣は、会議の中で「厳しい財政事情の中でも、「未来への投資」である科学技術については重点施策として、政策を強力に推進するという観点から予算配分を行った。今後、この科学技術予算を最大限に活かすよう、効果的・効率的な執行に努め、投資に見合った成果を挙げられるように全力で取り組んでいただきたい。」「岸田大臣から初めてのG8科学技術大臣会合を開催することになったとの報告があった。7月の北海道洞爺湖サミットに向け、科学技術によって日本が世界の課題解決に貢献できるような具体的方策などについて検討を加速していただきたい。」と述べられました。