内閣府オープンイノベーションチャレンジ2019の成果提案イベント(Demo Day)について


令和3年3月12日
政策統括官(科学技術・イノベーション担当)

1.趣旨・目的

 近年、多様化・複雑化する社会課題を迅速に解決するため、国の省庁及び地方自治体において、行政サービスの向上や業務効率化に資する新技術や新サービスの導入に係るニーズが高まっています。そのため、新技術・新サービスの創出の一翼を担う研究開発型スタートアップ・中小企業(以下「スタートアップ・中小企業」という。)の斬新なアイデアに期待が寄せられており、スタートアップ・中小企業と行政との連携の必要性が生じています。しかし、こうした連携の機会はまだ少ない状況にあります。

 一方で、スタートアップ・中小企業においては、新技術・新サービスを通じた社会課題解決のアイデアを有しているものの、人材・資金等の経営資源や信用力の不足から、そのアイデアの実証や導入を省庁・地方自治体に提案する機会をなかなか獲得できていないのが現状です。

 こうした状況を踏まえ、今般内閣府では、社会課題解決や行政サービスを向上するための省庁・地方自治体の具体的ニーズに対応する新技術・新サービスを持つスタートアップ・中小企業を積極的に発掘し、省庁・地方自治体とスタートアップ・中小企業との連携機会を創出することを目的として、スタートアップ等の解決策の提案募集、マッチング、プロジェクトの磨き上げを実施するオープンイノベーションチャレンジを実施します。

2.主な事業内容

国の省庁及び地方自治体が持つ「課題」を基に募集テーマを設定し、以下のことを実施いたします。

  1. 募集テーマに対するアイデアを基にした新技術・新サービスと当該新技術・新サービスを幅広く展開するためのビジネスモデル等の提案を募集し、内閣府が設置する技術審査委員会において審査、認定を行います。
  2. メンター等による事業の磨き上げ、大企業・メインコントラクター企業等とのマッチング、課題提供機関との面談の機会等を提供し、提案内容のレベルアップを図ります。
  3. 成果提案イベント(Demo Day)の実施等により、課題提供機関と連携した事業の実証や課題提供機関における事業の試験的な導入へとつながる端緒の創出を支援します。

<テーマと認定企業>

<公募情報>

3.成果提案イベント(Demo Day)開催概要

認定された事例の他自治体への展開、先進自治体のノウハウの共有、本プログラムの自治体・スタートアップへの普及を目的として、2021年2月10日にオンラインイベントを開催いたしました。

日時:2021年2月10日(水)15:00-17:00
 プログラム:
  15:00 オープニング、内閣府説明
  15:15 自治体×スタートアップピッチ(4事例)
    1.橋梁の劣化状況の確認(橋梁劣化状況の効率的な点検の実現)
     (福岡市×コニカミノルタ株式会社/有限会社SXR) 発表資料1(PDF形式:1957KB)PDFを別ウィンドウで開きます 2(PDF形式:1609KB)PDFを別ウィンドウで開きます
    2.中心市街地におけるムクドリ被害対策
     (浜松市×パイフォトニクス株式会社) 発表資料1(PDF形式:1901KB)PDFを別ウィンドウで開きます2(PDF形式:1251KB)PDFを別ウィンドウで開きます
    3.住民等から寄せられた声を効率的に分析して改善提案をする手法
     (名古屋市×レトリバ株式会社)発表資料(PDF形式:1465KB)PDFを別ウィンドウで開きます
    4.空撮技術等を活用した進入困難箇所の被災状況の効率的な調査・評価
     (京都府×株式会社NTTドコモ/株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク
       /芝本産業株式会社/Computer System/日本大学 危機管理学部)発表資料(PDF形式:876KB)PDFを別ウィンドウで開きます
  16:05  基調講演「神戸市URBAN INNOVATION KOBE 成功の秘訣」講演資料(PDF形式:566KB)PDFを別ウィンドウで開きます
  16:20 パネルディスカッション 「スタートアップ×自治体課題の“壁”と“突破の仕方”」
  17:00 閉会

問合せ先

内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付
オープンイノベーション担当 石井、鈴木、佐藤、児山
電話:03-6257-1329(直通)