3 家族が寝たきりになった場合の介護

家族が寝たきりになった場合の介護については、中高年齢層は「主として家族、親族が面倒をみて、その不足分を福祉施策で補うべき」、高齢者層は「主として家族、親族が面倒をみるべき」が最も高い割合

  • 今回の調査において、年齢階級別に明らかな相違は認められなかったが、平成4年1月に実施した60歳代の人を対象とした調査結果と比較してみると、「家族、親族が面倒をみるべき」の割合は低下し、「福祉施策で補うべき」の割合が上昇している傾向がみられる。
  • また、性別にみると、「主として家族、親族が面倒をみて、その不足分を福祉施策で補うべき」は、中高年齢層の女性の割合が男性の割合を10ポイント上回っている。

 【問】一般論として、親や配偶者など家族が寝たきりになった場合、介護は主にどのようにすべきだと思いますか。

  中高年齢層 高齢者層 ※参考
「配偶者、子どもなどの家族、親族が面倒をみるべき」 33.5% 46.2% 67.2%
「家族、親族が面倒をみて、不足分をホームヘルパー 等の福祉施策で補うべき」 47.2% 31.0% 22.2%
「ホームヘルパー 等の福祉施策で面倒をみるべき」 6.8% 6.8% 2.8%
「施設に入所させ、家族の介護負担を軽減すべき」 8.6% 10.1% 4.4%

※参考:老後の生活と介護に関する調査(60歳代1,750人を対象に、平成4年1月実施)


【問】一般論として、親が寝たきりとなった場合、介護は誰がすべきであると思いますか。

  総数 家族、親族が面倒をみるべき 家族、親族が面倒をみて不足分を福祉施策活用 福祉施策により面倒をみるべき 施設等に入所させ家族負担を軽減 その他 わからない
【中高年齢層】 515 37.9 41.6 7.0 8.7 4.9
712 30.3 51.3 6.6 8.6 0.4 2.8
【高齢者層】 659 47.3 30.7 6.7 9.1 0.8 5.5
733 45.2 31.2 6.8 10.9 0.8 5.0

図3 家族が寝たきりになった場合の介護


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