【世代間交流についての実態と意識】

29 若い世代との交流の機会のある者は約5割(活動者調査は約8割)、その割合は低下傾向

<住民調査>

  • 「よくある」23.0%、「たまにある」28.2%となっており、両者を合わせ ると過半数(51.2%)
  • 平成5年の調査と比較すると、交流の機会があると答えた者の割合が3.0ポイ ント低下
表29-1 若い世代との交流の機会の有無
  総数 よくある たまに
ある
(小計) ほとんど
ない
全くない (小計)
平成10年
2,303

23.0

28.2

51.2

36.0

12.9

48.8
平成5年 2,385 24.1 30.1 54.2 38.1 7.7 45.8

<活動者調査>

  • 「よくある」44.2%、「たまにある」41.2%となっており、両者を合わせ ると8割以上
  • 平成5年の調査と比較すると、交流の機会があると答えた者が2.7ポイント低下
表29-2 若い世代との交流の機会の有無
  総数 よくある たまに
ある
(小計) ほとんど
ない
全くない (小計) 不明
平成10年
2,302

44.2

41.2

(85.4)

10.8

1.3

(12.1)

2.5
平成5年 2,539 54.9 33.2 (88.1) 8.1 0.8 (8.9) 3.0

30 交流の相手は、「壮年の世代」が約7割

<住民調査>

  • 「壮年の世代」が71.1%で最も高く、次いで「青年の世代」(54.5%)
  • 平成5年の調査と比較すると、「壮年の世代」の割合は6.8ポイント低下し、他の世代では若干ポイントが上昇
表30-1 交流の相手(複数回答)
  総数 就学前の
世代
小学生の
世代
中学・高校生
の世代
青年
の世代
壮年の
世代
回答計
平成10年
1,179

7.0

12.3

15.0

54.5

71.1

159.8
平成5年 1,294 5.8 10.8 12.9 52.7 77.9 160.1

<活動者調査>

  • 「壮年の世代」が72.0%で最も高く、次いで「青年の世代」(43.2%)世代が若くなるほど割合は低い
  • 平成5年の調査と比較すると、「壮年の世代」(5.6ポイント)、「青年の世代」 (1.6ポイント)低下し、「就学前の世代」(1.6ポイント)、「小学生の世代」(1.2ポイント)、「中学・高校生の世代」(0.2ポイント)は上昇
表30-2 交流の相手(複数回答)
  総数 就学前の
世代
小学生の
世代
中学・高校生
の世代
青年
の世代
壮年
の世代
不明 回答計
平成10年
1,966

15.3

36.7

22.8

43.2

72.0

0.7

190.7
平成5年 2,237 13.7 35.5 22.6 44.8 77.6 0.6 194.9

31 若い世代との交流への参加意向がある者は、約5割(活動者調査では約9割)

<住民調査>

  • 「積極的に参加したい」11.9%、「できるかぎり参加したい」43.9%と、 両者を合わせた参加意向のある者は55.9%
  • 平成5年の調査と比較すると、参加意向のある者は1.3ポイント上昇
表31-1 若い世代との交流への参加意向
  総数 積極的に参加したい できるかぎり参加したい (小計) あまり参加したくない 全く参加したくない (小計) わからない
平成10年
2,303

11.9

43.9

(55.9)

26.8

11.0

37.9

6.3
平成5年 2,385 11.5 43.1 (54.6) 30.1 7.7 37.8 7.6

<活動者調査>

  • 「積極的に参加したい」(25.2%)、「できるかぎり参加したい」(65.2%)となっており、両者を合わせると9割
  • 参加意向のある者は、活動者の方が34.5ポイント高い
表31-2 若い世代との交流への参加意向
  総数 積極的に参加したい できるかぎり参加したい (小計) あまり参加したくない 全く参加したくない (小計) わからない 不明
平成10年
2,302

25.2

65.2

(90.4)

4.9

0.0

(4.9)

1.9

2.8
平成5年 2,539 29.9 61.5 (91.4) 3.9 0.2 (4.1) 1.3 3.3

32 参加したい若い世代との交流の内容は、「若い世代と一緒に楽しめる活動」が約7割

<住民調査>

  • 「若い世代と一緒に楽しめる活動」が70.2%と最も高い
  • 平成5年の調査と比較すると「若い世代から文化・技術などを教わる」が3.9 ポイント上昇
表32-1 参加したい若い世代との交流の内容(複数回答)
  総数 自分の特技を若い世代に伝える 地域の伝統・文化を若い世代に伝える 若い世代から文化・技術などを教わる 若い世代と一緒に楽しめる活動 その他 回答計
平成10年
1,287

24.2

21.9

24.2

70.2

1.3

141.8
平成5年 1,302 25.7 23.0 20.3 71.0 0.9 140.9

注)Q20で「積極的に参加したい」、「できるかぎり参加したい」と答えた者が対象


<活動者調査>

  • 「若い世代と一緒に楽しめる活動」が77.6%と最も高くなっている
  • 平成5年の調査と比較すると、特に「伝統・文化を若い世代に伝える」が4.6ポイント低下
表32-2 若い世代との交流への参加意向(複数回答)
  総数 自分の特技を若い世代に伝える 地域の伝統・文化を若い世代に伝える 若い世代から文化・技術などを教わる 若い世代と一緒に楽しめる活動 その他 不明 回答計
平成10年
2,081

34.2

40.4

24.2

77.6

1.5

1.0

178.9
平成5年 2,319 37.7 45.0 25.3 78.4 2.3 0.6 189.3

33 若い世代との交流に参加したくない理由としては、「若い世代とは話が合わないと思うから」が約4割

<住民調査>

  • 「若い世代とは話が合わないと思うから」が41.2%で最も高く、次いで「若い世代とは活動のペースが合わないと思うから」(30.7%)
  • 平成5年の調査と比較すると、「若い世代とは話が合わないと思うから」が3.8 ポイント上昇し、「若い世代とは趣味の対象が違うと思うから」(4.8ポイント)、「若い世代に気を使うのは煩わしいから」(4.6ポイント)、「仕事や家事などが忙 しく、暇がないから」(3.2ポイント)が低下
表33-1 若い世代との交流に参加したくない理由(複数回答)
  総数 仕事や家事などが忙しく、暇がないから 若い世代とは活動のペースが合わないと思うから 若い世代とは話が合わないと思うから 若い世代に気を使うのは煩わしいから 若い世代とは趣味の対象が違うと思うから その他 特に理由はない 回答計
平成10年
872

14.2

30.7

41.2

18.6

19.7

13.4

8.6

146.4
平成5年 902 17.4 30.6 37.4 23.2 24.6 9.1 10.1 152.3

注)Q20で「あまり参加したくない」、「全く参加したくない」と答えた者が対象

<活動者調査>

  • 「若い世代と話が合わない」、「若い世代と活動のペースが合わない」がともに54.0%で最も高く、次いで「若い世代とは趣味の対象が違う」(47.8%)
  • 平成5年の調査と比較すると「若い世代とは話が合わない」(18.7ポイント)、 「若い世代とは趣味の対象が違う」(13.5ポイント)上昇
表33-2 若い世代との交流への参加意向(複数回答)
  総数 仕事や家事などが忙しく、暇がないから 若い世代とは活動のペースが合わないと思うから 若い世代とは話が合わないと思うから 若い世代に気を使うのは煩わしいから 若い世代とは趣味の対象が違うと思うから その他 特に理由はない 不明 回答計
平成10年
113

15.9

54.0

54.0

27.4

47.8

1.8

7.1

-

208.0
平成5年 102 12.7 55.9 35.3 27.5 34.3 2.9 3.9 3.9 176.5

34 世代間交流促進のための必要条件としては、「交流機会の設定」(活動者では「世代間交流の世話役的リーダーの存在」)が最も高い

<住民調査>

  • 「交流機会の設定」(25.9%)、「高齢者が参加しやすくするための交通機関の 整備など」(23.5%)、「世代間交流の世話役的リーダーの存在」(23.4%)等の順
  • 平成5年の調査と比較すると、特に「世代間交流の意義・重要性等についての広報・啓発」は1.5ポイント上昇し、「高齢者が参加しやすくするための交通機関の整備など」は3.3ポイント低下
表34-1 世代間の交流を促進するための必要条件(複数回答)
  総数 世代間交流の意義・重要性等についての広報・啓発 交流機会の設定 学校や老人福祉施設など公共施設の併設・開放 高齢者が参加しやすくするための交通機関の整備など 世代間交流の世話役的リーダーの存在 若い世代からの働きかけ 若い世代のゆとりの拡大 その他 わからない 回答計
平成10年
2,303

17.2

25.9

21.2

23.5

23.4

19.1

9.1

1.0

24.5

164.9
平成5年 2,385 15.7 27.2 20.5 26.8 23.1 19.3 9.8 0.8 22.1 165.2

<活動者調査>

  • 「世代間交流世話役的リーダーの存在」(57.1%)、「交流機会の設定」(56.7%)、「世代間交流の意義等の広報・啓発」(51.5%)、「学校など公共施設の併設、開放」(50.7%)が半数以上
  • 平成5年の調査と比較すると、特に「高齢者が参加し易い交通機関の整備」(5.5ポイント)、「交流機会の設定」(4.9ポイント)は低下
表34-2 世代間の交流を促進するための必要条件(複数回答)
  総数 世代間交流の意義・重要性等についての広報・啓発 交流機会の設定 学校や老人福祉施設など公共施設の併設・開放 高齢者が参加しやすくするための交通機関の整備など 世代間交流の世話役的リーダーの存在 若い世代からの働きかけ 若い世代のゆとりの拡大 その他 わからない 不明 回答計
平成10年
2,302

51.5

56.7

50.7

35.1

57.1

23.4

20.4

0.9

1.6

3.4

300.7
平成5年 2,539 52.9 61.6 49.7 40.6 59.3 25.5 18.9 1.1 0.8 3.1 313.4

35 生きがい(喜びや楽しみ)を感じている者は8割(活動者は9割)以上

<住民調査>

  • 「十分感じている」41.8%、「多少感じている」43.3%と、両者を合わせ ると85.1%
  • 健康状況別にみると、「感じている」と答えた者で「非常に健康である」が90.9%、「病気がちである」が68.0%
表35-1 どの程度生きがい(喜びや楽しみ)を感じているか
  総数 十分感じている 多少感じている (小計) あまり感じていない 全く感じていない (小計) わからない
平成10年
2,303

41.8

43.3

(85.1)

12.5

1.5

(14.0)

0.9

<活動者調査>

  • 「十分感じている」68.7%、「多少感じている」27.5%となっており、両者を合わせると96.2%
表35-2 どの程度生きがい(喜びや楽しみ)を感じているか
  総数 十分感じている 多少感じてい る (小計) あまり感じていない 全く感じていない (小計) わからない 不明
平成10年
2,302

68.7

27.5

(96.2)

1.2

0.1

(1.3)

0.5

2.0

36 生きがい(喜びや楽しみ)を感じる時としては、「孫など家族との団らんの時」(活動者調査は「社会奉仕や地域活動をしている時」)が最も高い

<住民調査>

  • 「孫など家族との団らんの時」が48.9%と最も高く、次いで「趣味やスポー ツに熱中している時」(39.6%)
表36-1 生きがい(喜びや楽しみ)を感じる時(複数回答)
  総数 仕事に打ち込んでいる時 勉強や教養などに身を入れている時 趣味やスポーツに熱中している時 夫婦団らんの時 孫など家族との団らんの時友人や知人と食事・雑談している時 テレビを見たり、ラジオを聞いている時 社会奉仕や地域活動をしている時 旅行に行っている時
平成10年
1,960

36.2

11.5

39.6

31.5

48.9

39.0

32.8

12.2

36.7

(続き) 他人から感謝された時 収入があった時 おいしい物を食べている時 若い世代と交流している時 その他 わからない 回答計
平成10年
15.9

12.2

24.4

13.9

3.3

0.2

358.4

注)Q22で「十分感じている」、「多少感じている」と答えた者が対象

<活動者調査>

  • 「社会奉仕や地域活動をしている時」が73.4%と最も高く、次いで「趣味やスポーツに熱中している時」(62.0%)
表36-2 生きがい(喜びや楽しみ)を感じる時
  総数 仕事に打ち込んでいる時 勉強や教養などに身を入れている時 趣味やスポーツに熱中している時 夫婦団らんの時 孫など家族との団らんの時 友人や知人と食事・雑談している時 テレビを見たり、ラジオを聞いている時 社会奉仕や地域活動をしている時 旅行に行っている時
平成10年
2,214

45.9

36.8

62.0

37.0

55.7

51.3

19.8

73.4

53.6

(続き) 他人から感謝された時 収入があった時 おいしい物を食べている時 若い世代と交流している時 その他 わからない 不明 回答計
平成10年
59.8

16.8

21.0

37.8

1.1

-

0.1

572.2

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