２．　調査結果の概要
（１） 調査客体の基本属性

（１） 調査客体の基本属性

ア　男女比率

（表１）

(％)

	日本	アメリカ	韓国	ドイツ	スウェーデン
男	47.9	43.8	39.8	41.3	44.1
女	52.1	56.2	60.2	58.7	55.9

イ　年齢別構成比

（表２）

(％)

	日本	アメリカ	韓国	ドイツ	スウェーデン
60～64歳	25.9	21.2	35.9	28.7	21.6
65～69歳	29.3	24.6	24.9	22.3	20.0
70～74歳	19.3	22.4	17.8	18.6	19.0
75～79歳	15.4	17.4	11.5	13.8	17.7
80歳以上	10.1	14.6	9.9	16.6	21.8

ウ　結婚の状況

「現在の結婚の状況」についてみると、各国とも、「現在、配偶者あるいはパートナーと同居」（44.5％～72.3％）の割合が最も高くなっている。なお、アメリカでは、「配偶者あるいはパートナーと別居あるいは離婚」（14.6％）の割合が他の4か国における割合（1.7％～9.8％）よりも高い。

（表３）

(％)

	日本					アメリカ					韓国				ドイツ			スウェーデン
	第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第3回	第4回	第5回	第3回	第4回	第5回	第5回
1 結婚したことがない	1.8	1.7	0.9	1.4	1.6	6.5	4.2	5.9	5.4	6.3	0.3	0.1	0.1	0.0	5.2	4.1	5.4	6.5
2 配偶者あるいはパートナーと同居	64.2	68.9	77.4	69.8	72.3	46.2	49.0	49.4	46.1	44.5	52.7	53.4	53.3	60.0	45.4	50.4	50.3	54.1
3 配偶者あるいはパートナーとは健康・介護上の理由で別居中					1.2					1.1				0.5			0.6	1.1
4 配偶者あるいはパートナーとは別居あるいは離婚	2.0	2.2	1.7	3.3	3.1	9.7	9.0	8.1	13.6	14.6	1.3	0.9	1.2	1.7	4.2	5.6	7.4	9.8
5 配偶者あるいはパートナーは死亡	31.4	27.0	19.7	25.3	21.3	37.4	37.7	36.3	34.6	33.1	45.6	45.6	45.4	37.8	44.6	39.6	36.3	28.5

注）	前回までは質問文に「事実婚も含めて下さい」の文言はなかった。
	2は前回までは「(既婚で)現在、配偶者と同居」
	3は前回はなかった。
	4は前回までは「(既婚であるが)配偶者とは別居あるいは離婚」
	5は前回までは「(既婚であるが)配偶者死亡」

エ　家族との同居の状況

各国とも「配偶者」と同居している割合が最も高い。配偶者以外との同居の状況をみると、日本と韓国では、「既婚の子ども（男）」（日本25.2％、韓国28.1％）、「子どもの配偶者あるいはパートナー」（日本21.2％、韓国24.4％）、「孫」（日本23.2％、韓国29.4％）との同居率が高く、両国とも男系の3世代世帯が多いことがわかる。また、日本と韓国は、「未婚の子ども（男・女）」（日本20.5％、韓国19.8％）との同居率も高い。

なお、時系列でみると、これらの同居率は減少傾向にある。

アメリカ、ドイツやスウェーデンでは、「既婚の子ども（男・女）」、「未婚の子ども（男・女）」、「子どもの配偶者あるいはパートナー」や「孫」との同居率が低く、「同居人なし」の単身世帯の割合が高い（35.9％～41.7％）。

（表４）	(複数回答）　(％)

	日本					アメリカ					韓国				ドイツ			スウェーデン
	第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第3回	第4回	第5回	第3回	第4回	第5回	第5回
1 配偶者あるいはパートナー	65.4	69.5	77.4	69.8	72.5	47.0	49.0	49.4	46.1	45.4	52.7	53.4	53.3	60.0	45.4	50.4	50.6	54.7
2 既婚の子供(男)	41.0	40.4	33.3	32.1	25.2	0.9	0.7	1.0	1.1	1.4	54.1	39.4	37.5	28.1	4.1	2.4	2.6	1.8
3 既婚の子供(女)	9.2	10.2	8.6	9.6	8.1	2.5	2.0	2.7	2.5	2.9	4.5	3.4	3.6	3.6	3.4	2.3	3.4	0.6
4 未婚の子供(男・女)	34.0	34.8	26.8	27.3	20.5	1.6	0.8	1.3	1.2	11.1	52.7	36.9	35.5	19.8	3.9	1.5	5.2	1.3
5 子供の配偶者あるいはパートナー	18.7	16.0	16.3	17.2	21.2	9.0	10.6	11.8	12.5	1.4	31.5	18.8	13.8	24.4	8.0	8.2	2.1	0.3
6 孫	41.0	38.0	33.3	30.2	23.2	3.8	2.3	4.3	6.6	5.3	58.0	43.4	38.6	29.4	4.9	3.0	1.5	0.1
7 兄弟・姉妹					1.1					1.1				0.0			0.8	0.2
8 その他の家族・親族	2.9	4.8	4.3	5.9	4.8	4.1	3.7	4.6	3.6	1.7	2.3	1.4	0.7	1.4	3.8	1.8	1.4	0.1
9 家族・親族以外の人	0.7	0.4	0.2	0.8	0.4	2.3	2.1	3.7	3.7	3.2	0.8	0.5	0.1	0.9	2.4	1.9	1.6	0.5
10 同居人なし	5.7	6.7	5.6	8.0	9.6	41.3	39.6	35.1	40.0	40.1	4.3	11.3	13.7	13.9	38.3	38.7	35.9	41.7

注）	前回までは質問文に「養子の方も含めて下さい」の文言はなかった。
	1は前回までは「あなたの配偶者」
	5は前回までは「子どもの配偶者」
	7は前回まではなかった
	8は前回までは「その他の家族」
	9は前回までは「親族以外の人」

オ　子どもの数

「現在の子どもの数（亡くなった子どもの数は含まず）」についてみると、日本、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの4か国では「2人」（26.8％～45.0％）の割合が最も高い。一方、韓国では「5人以上」（35.3％）の割合が最も高い。

「同居している子どもの数」についてみると、各国とも「1人」の割合が最も高く、日本と韓国（日本46.0％、韓国40.6％）では特に高くなっている。

「別居している子どもの数」についてみると、日本、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの4か国では「2人」（26.3％～37.1％）の割合が最も高いのに対して、韓国では「5人以上」（25.6％）の割合が最も高い。

（表５）

(％)

		日本					アメリカ					韓国				ドイツ			スウェーデン
		第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第3回	第4回	第5回	第3回	第4回	第5回	第5回
同居している子ども	1　1人	-	-	-	-	46.0	-	-	-	-	11.5	-	-	-	40.6	-	-	11.9	2.7
	2　2人	-	-	-	-	7.6	-	-	-	-	2.5	-	-	-	6.9	-	-	2.1	0.7
	3　3人	-	-	-	-	0.3	-	-	-	-	0.7	-	-	-	1.6	-	-	0.6	0.1
	4　4人	-	-	-	-	0.5	-	-	-	-	0.2	-	-	-	0.5	-	-	0.1	0.0
	5　5人以上	-	-	-	-	0.1	-	-	-	-	0.2	-	-	-	0.3	-	-	0.6	0.0
	6　なし	-	-	-	-	41.8	-	-	-	-	83.1	-	-	-	50.1	-	-	84.8	94.7
別居している子ども	1　1人	-	-	-	-	31.2	-	-	-	-	15.6	-	-	-	11.7	-	-	27.2	16.5
	2　2人	-	-	-	-	32.6	-	-	-	-	26.3	-	-	-	15.5	-	-	27.8	37.1
	3　3人	-	-	-	-	13.0	-	-	-	-	20.7	-	-	-	19.9	-	-	16.0	20.0
	4　4人	-	-	-	-	3.1	-	-	-	-	10.8	-	-	-	21.1	-	-	6.0	7.9
	5　5人以上	-	-	-	-	1.8	-	-	-	-	12.8	-	-	-	25.6	-	-	3.6	4.8
	6　なし	-	-	-	-	17.8	-	-	-	-	13.9	-	-	-	6.2	-	-	19.3	13.8
現在の子ども	1　1人	12.0	12.3	11.3	14.5	15.0	20.6	16.0	14.5	13.2	13.1	5.3	4.9	5.0	4.7	24.6	23.4	25.6	16.6
	2　2人	19.9	26.5	34.5	36.7	45.0	26.8	26.9	25.2	25.5	26.8	8.7	7.4	10.5	13.3	32.9	36.0	29.5	37.3
	3　3人	25.2	23.2	28.6	25.0	22.9	18.8	19.0	16.9	20.2	20.2	14.0	12.4	14.2	19.6	15.9	16.0	17.9	20.6
	4　4人	17.7	17.8	11.0	10.4	7.6	8.6	11.3	13.2	11.9	13.0	19.1	17.5	19.4	25.0	6.5	7.2	6.4	7.8
	5　5人以上	20.1	13.8	10.3	7.5	3.3	8.5	10.3	16.3	16.2	14.9	51.9	55.7	48.2	35.3	3.5	3.9	5.4	5.2
	6　なし	3.9	6.1	4.0	5.7	6.2	16.6	16.3	13.8	12.5	12.1	1.1	2.0	2.7	2.1	15.4	12.5	15.2	12.6

カ　学校教育を受けた年数

「学校教育を全部で何年受けたか」についてみると、アメリカでは「12年」（29.5％）、ドイツでは「11年」（20.7％）、日本では「9年」（26.7％）、スウェーデンでは「7年」（28.7％）、韓国では「6年」（24.4％）の割合が最も高い。

（表６）

(％)

	日本					アメリカ					韓国				ドイツ			スウェーデン
	第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第2回	第3回	第4回	第5回	第1回	第3回	第4回	第5回	第3回	第4回	第5回	第5回
1　1年	-	0.1	0.4	0.7	0.2	-	0.1	0.0	0.0	0.3	-	0.6	2.1	1.7	0.1	0.0	0.1	0.0
2　2年	-	0.5	0.6	0.3	0.2	-	0.0	0.3	0.1	0.2	-	2.0	1.2	1.3	0.0	0.2	1.5	0.1
3　3年	-	1.1	0.8	0.9	0.4	-	0.2	0.8	0.6	0.9	-	2.6	2.9	4.3	0.0	0.8	7.9	0.2
4　4年	-	1.3	1.7	0.3	0.3	-	1.1	0.3	1.3	1.0	-	2.9	3.5	1.8	0.4	0.2	1.4	0.1
5　5年	-	1.9	1.2	0.7	0.3	-	1.2	1.2	0.9	1.0	-	0.4	0.9	1.4	0.3	1.3	1.3	0.6
6　6年	-	20.4	12.8	11.3	7.1	-	1.8	2.0	1.5	1.4	-	17.7	24.6	24.4	1.2	2.0	1.3	18.5
7　7年	-	1.9	2.2	1.6	1.2	-	2.4	2.8	2.8	1.4	-	0.6	0.7	0.4	9.2	3.7	2.4	28.7
8　8年	-	33.8	31.3	27.4	18.9	-	10.1	9.9	9.5	6.0	-	2.0	1.6	1.2	47.5	46.9	14.4	11.5
9　9年	-	5.9	8.7	14.9	26.7	-	3.9	5.1	4.0	2.8	-	2.8	4.3	8.4	11.0	6.5	3.4	11.6
10　10年	-	8.6	12.5	10.9	6.9	-	4.6	6.7	7.2	4.8	-	1.2	2.5	1.6	10.3	12.4	9.9	8.3
11　11年	-	10.4	10.2	8.4	5.7	-	4.9	7.6	10.6	9.1	-	1.0	1.4	0.4	4.8	5.2	20.7	3.0
12　12年	-	3.7	6.2	10.4	19.2	-	31.9	34.7	27.7	29.5	-	2.0	4.5	11.5	4.9	6.9	9.7	6.3
13　13年	-	2.2	3.3	3.2	3.2	-	7.3	6.1	8.2	6.8	-	0.0	0.4	0.4	3.3	1.9	5.5	1.8
14　14年	-	2.6	3.1	2.8	2.5	-	7.4	6.7	6.6	10.0	-	0.5	0.4	1.6	3.1	2.9	3.4	2.1
15　15年	-	0.9	1.0	1.6	1.3	-	3.7	2.9	2.2	3.1	-	0.4	0.4	0.7	0.9	1.8	3.8	2.4
16　16年	-	1.1	0.5	2.1	4.1	-	8.7	6.5	8.5	9.0	-	0.6	1.4	2.3	0.8	1.3	1.6	1.5
17　17年	-	0.9	1.4	1.0	1.4	-	10.1	5.1	7.7	12.1	-	0.2	0.9	1.3	1.9	5.1	5.6	3.3
18　学校教育は受けていない	1.0	1.2	1.5	1.0	0.3	0.0	0.3	0.3	0.4	0.6	61.5	62.3	46.4	35.4	0.1	0.1	5.7	0.1

注）	第１回は「あなたが最後に出た学校は、次のうちのどれですか。」という質問文で選択肢には、各国とも具体的な校名が記されていた。最後の選択肢は「学校へ行かなかった」である。

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