第1章 高齢化の状況(第2節1)
第2節 高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向
1 高齢者の家族と世帯がどのように変化してきたか
○高齢者のいる世帯は全体の4割、そのうち「単独」・「夫婦のみ」世帯が過半数
- 65歳以上の高齢者のいる世帯は増え続けており、平成20(2008)年現在、世帯数は1,978万世帯であり、全世帯(4,796万世帯)の41.2%を占める
- 三世代世帯は減少傾向である一方、単独世帯、夫婦のみの世帯、親と未婚の子のみの世帯は増加傾向
○一人暮らし高齢者は増加傾向にあるも一人で過ごすことには不安を感じている
- 一人暮らし高齢者の増加は男女ともに顕著。今後、特に男性の一人暮らし高齢者が増加。
- 一人暮らし高齢者は昭和55(1980)年には高齢者人口に占める割合は男性4.3%、女性11.2%であったが、平成17(2005)年には男性9.7%、女性19.0%
- 一人暮らし高齢者では他の世帯と比べ、健康や生活費などの経済的な心配など「心配ごとや悩みごとがある」人が多い