第1章 高齢化の状況(第3節1)
第3節 高齢者の社会的孤立と地域社会 ~「孤立」から「つながり」、そして「支え合い」へ~
1 社会的孤立に陥りやすい高齢者の特徴
○調査結果からみた高齢者の家族や地域社会との交流の状況(図1-3-1~4)
- 60歳以上の者の実態を見ると、全体としては、「毎日会話がある者」、「困ったときに頼れる人がいる者」、「友人・近隣との付き合いがある者」がそれぞれ9割前後であり、総体的には家族や友人・近隣との交流が図られている。
- 一人暮らしや健康状態がよくない者、未婚や離別した者、暮らし向きの苦しい者は、日頃の会話が少なく、友人・近隣との付き合いが少なく、困ったときに頼れる人がいない者が多い。