第2章 高齢社会対策の実施の状況(第3節5(2))

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第3節 分野別の施策の実施の状況

5 調査研究等の推進

(2)調査研究等の基盤の整備

ア 研究推進体制等の整備

国立長寿医療センターにおいて、認知症や骨粗しょう症等の高齢者に特有な疾病に対する先駆的医療の実施及び研究に取り組み、長寿医療に関する研究を推進した。また、先端医療開発特区(スーパー特区)の指定を受け、高齢者のQOL向上に重要な歯科疾患の再生医療の研究を開始した。
独立行政法人製品評価技術基盤機構において、高齢者の使いやすい製品の普及、製品・消費者の価値観の多様化等に対応した市場形成の観点から、関係機関と連携を図り、福祉分野におけるJIS等の国家標準に関わる基盤整備を図った。

イ 人材の養成等

近年の研究開発は、高度化・複雑化し、境界領域、複合領域も拡大しており、人材の育成、確保、活躍の促進に努めていかなければならない。
このため、科学技術活動の基盤となる人材の育成、確保、活躍の促進により、研究活動を活性化させるため、若手・女性研究者など多様な人材が能力を最大限発揮できる環境を整備する。
また、医療機関・教育機関等の臨床研究を支える基盤の整備について、人材育成等を行った。

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