第1章 第3節 1 (2)貯蓄の目的は病気や介護への備えに変化
第3節 団塊の世代の意識
1 団塊の世代の経済状況
(2)貯蓄の目的は病気や介護への備えに変化
世帯の貯蓄額をみると、「1,000万円~2,000万円」が最も多く15.0%であり、次いで「100万円未満」9.8%「2,000万円~3,000万円」9.7%、「700万円~1,000万円」9.5%となっている。2,000万円以上の貯蓄を有する世帯が22.7%ある一方で、貯蓄額100万円未満(貯蓄はないを含む)が19.6%となっている(図1-3-1-4)。
貯蓄の目的についてみると、今までの目的は「普段の生活を維持するため」が最も多く42.3%であり、次いで「病気や介護が必要になったときなど、万が一の場合に備えるため」17.5%、「子どものため(教育費や結婚資金、住宅資金など)」12.8%であったが、今後の目的は「病気や介護が必要になったときなど、万が一の場合に備えるため」が最も多く53.9%となっており、次いで「普段の生活を維持するため」15.6%、「より豊かな生活や趣味にあった暮らしを送るため」7.6%となっている(図1-3-1-5)。