第2章 第3節 2 (4)高齢者医療制度の改革
第3節 分野別の施策の実施の状況
2 健康・介護・医療等分野に係る基本的施策
(4)高齢者医療制度の改革
ア 高齢者医療制度について
平成24年8月に成立した社会保障制度改革推進法において、「今後の高齢者医療制度については、状況等を踏まえ、必要に応じて、社会保障制度改革国民会議において検討し、結論を得ること。」とされたことを受け、高齢者医療制度を含めた医療保険制度全体の在り方について、社会保障制度改革国民会議等で議論を行った。
イ 地域における包括的かつ持続的な在宅医療・介護の提供
国民が、可能な限り住み慣れた地域で療養することができるよう、地域包括ケアシステムの実現を目指し、医療・介護が連携して必要な支援を提供する必要がある。平成23年度から取り組んできた、在宅医療を提供する機関等を拠点として介護との連携を進める在宅医療連携拠点事業について、実施箇所数を拡充(平成23年度10カ所→平成24年度105カ所)して取り組むとともに、多職種協働による在宅チーム医療を担う人材育成のための研修を実施した。また、平成25年度からの医療計画に新たに在宅医療に関する医療連携体制や達成すべき目標を位置づけることとし、都道府県に対して「在宅医療の体制構築に係る指針」を提示した。さらに平成24年度診療報酬・介護報酬の同時改定において、在宅医療・介護を重点的に評価した。