第1章 高齢化の状況(第2節)

[目次]  [前へ]  [次へ]

第2節 高齢期の暮らしの動向

○年齢階級別の就業率の推移

  • 年齢階級別に就業率の推移を見てみると、60~64歳、65~69歳、70~74歳では、10年前の平成20(2008)年の就業率と比較して、平成30(2018)年の就業率はそれぞれ11.6ポイント、10.4ポイント、8.4ポイント伸びている。
図1-2-1 年齢階級別就業率の推移

○健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても延びが大きい

  • 日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、平成28(2016)年時点で男性が72.14年、女性が74.79年となっており、それぞれ平成22年(2010)年と比べて延びている(平成22年→平成28年:男性1.72年、女性1.17年)。さらに、同期間における健康寿命の延びは、平均寿命の延び(平成22年→平成28年:男性1.43年、女性0.84年)を上回っている。
図1-2-2 健康寿命と平均寿命の推移

○インターネットを活用する人が増加傾向

  • 過去1年間にインターネットを利用したことがあるかについて、利用者の年齢階級別に7年前と比較すると、60~69歳が9.5ポイント増と最も大きく、次いで70~79歳が7.5ポイント増となっており、インターネットを利用する60代、70代の者が増加傾向にある。
図1-2-3 利用者の年齢階級別インターネット利用率

○75歳以上の運転免許保有者10万人当たりの死亡事故件数は減少傾向

  • 75歳以上の運転免許保有者10万人当たりの死亡事故件数は減少傾向にあるが、平成30(2018)年における80歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は252件、運転免許保有者10万人当たりの死亡事故件数は11.1件と、前年をやや上回った。
図1-2-4 75歳以上の運転者による死亡事故件数及び75歳以上の運転免許保有者10万人当たりの死亡事故件数
[目次]  [前へ]  [次へ]