平成16年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況、平成17年度 交通安全施策に関する計画(概要)
I 現況の概要
第2編 海上交通
第1章 海難等の動向
I 現況の概要
第2編 海上交通
第1章 海難等の動向
1 平成16年中の海難等及び海難救助の状況
- 海難船舶数は2,883隻であった。うち979隻の自力入港を除く1,904隻中1,545隻を救助した。また、海難船舶乗船者1万3,973人のうち、8,438人の自力救助を除く5,535人中、5,361人を救助した。
- 海難による死亡・行方不明者数は174人、船舶からの海中転落による死亡・行方不明者数は143人であった。
2 平成16年中の海難等の特徴
- 近年のマリンレジャー活動の活発化に伴い、プレジャーボート※等の海難が増加しており、1,126隻と前年に比べ75隻増加し、海難船舶隻数全体の39%を占めている。
- 海難による死亡・行方不明者数、船舶からの海中転落による死亡・行方不明者数ともに漁船によるものが最も多く、それぞれ全体の44%、69%を占めている。
※プレジャーボート
モーターボート、ヨット、水上オートバイ等個人がレジャーに用いる小型船舶。スポーツ又はレクリエーションに用いられるヨット、モーターボート等の船舶の総称。