特集
踏切道における交通安全対策の今後の方向-第9次交通安全基本計画より-
<1> 基本的考え方
踏切事故は、長期的には減少傾向にあるものの、鉄道運転事故の約4割を占め、また、改良をすべき踏切道がなお残されている現状である。こうした現状を踏まえ、引き続き、踏切事故防止対策を総合的かつ積極的に推進することにより踏切事故のない社会を目指す。
<2> 目標
- 平成27年までに踏切事故件数を平成22年と比較して約1割削減することを目指す。
<3> 対策
(1)視点
踏切事故は、一たび発生すると多数の死傷者を生ずるなど重大な結果をもたらすものであること、立体交差化、構造の改良等の対策を実施すべき踏切道がなお残されている現状にあること等を考慮し、開かずの踏切への対策等、それぞれの踏切の状況等を勘案しつつ、より効果的な対策を総合的かつ積極的に推進する。
(2)講じようとする施策
- <1>
- 踏切道の立体交差化、構造の改良及び歩行者等立体横断施設の整備の促進
- <2>
- 踏切保安設備の整備及び交通規制の実施
- <3>
- 踏切道の統廃合の促進
- <4>
- その他踏切道の交通の安全と円滑化を図るための措置