I 現況の概要
第2編 海上交通
第1章 海難等の動向
1 平成25年中の海難等及び海難救助の状況
- <1> 海難船舶数は2,285隻であった。うち725隻の自力入港を除く1,560隻中,1,352隻が救助された。また,海難船舶乗船者10,072人のうち,5,948人の自力救助を除く4,114人中,4,038人が救助された。
- <2> 海難による死者・行方不明者数は98人,船舶からの海中転落による死者・行方不明者数は112人であった。
- <3> 海難による死者・行方不明者数,船舶からの海中転落による死者・行方不明者数ともに漁船によるものが最も多く,それぞれ全体の52%,57%を占めている。
- <4> 平成26年1月,広島県大竹市阿多田島沖で,海上自衛隊輸送艦「おおすみ」と小型船「とびうお」の衝突事故が発生し,「とびうお」の乗組員4名が海に投げ出されたため,「おおすみ」及び海上保安庁等が救助活動を実施した。
当該事故の原因について,運輸安全委員会による調査及び海上保安庁による捜査を進めている。
2 平成25年中のプレジャーボート等の海難等及び海難救助の状況
- <1> プレジャーボート※等の海難船舶隻数は1,088隻であった。うち200隻の自力入港を除く888隻中800隻が救助された。
- <2> プレジャーボート等の海難船舶隻数は前年より46隻増加し,海難船舶隻数全体の48%を占めている。