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高速道路における最高速度規制・見直しについて
平成25年12月に交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会において取りまとめられた「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する提言」を受け,高規格の高速道路における交通事故の分析,国民の意識調査,諸外国の事例調査等を行い,28年3月に高規格の高速道路における速度規制の見直しに関する調査研究委員会において「高規格の高速道路における速度規制の見直しに関する提言」が取りまとめられた。
同提言では,構造適合速度が120キロメートル毎時の高規格の高速道路で,交通事故の発生状況や実勢速度等に関する一定の条件を満たす区間については,100キロメートル毎時を超える速度への規制速度の引上げは可能であるとされた。
これを踏まえ,平成29年11月1日に新東名高速道路の新静岡インターチェンジから森掛川インターチェンジまでの区間及び同年12月1日に東北自動車道の花巻南インターチェンジから盛岡南インターチェンジまでの区間において,規制速度を110キロメートル毎時へ引き上げる試行を開始した。
本試行結果を検討の上,他の路線・区間における規制速度の引上げや本試行区間における規制速度120キロメートル毎時の導入の可否について検討する予定である。