トピックス
高速道路での逆走対策について

目次]  [前へ]  [次へ

国土交通省では,重大事故に繋がる可能性の高い高速道路の逆走対策を推進している。

○ 高速道路での逆走は2日に1回以上の割合で発生。逆走は,死傷に至る割合が事故全体に比べ約5倍,死亡事故となる割合が約40倍。

【逆走発生件数の推移】。2018年(200件)は2016年(249件)に比べ約2割減少
【事故全体と逆走事故(高速道路)】。死傷の割合は、事故全体で10%、逆走事故で46%あり、5倍。うち死亡の割合は、事故全体で0.3%、逆走事故で13%あり、40倍。

○ 逆走事故削減のため,これまで高速道路会社とともにICやJCT部等でラバーポールや大型矢印路面標示の設置といった物理的・視覚的対策を実施。

【物理的・視覚的対策の例】。道路に大型矢印路面標示、ラバーポール、高輝度矢印板が設置されている

○ 対策のより一層の推進を図るため,高速道路会社が民間企業から公募・選定した新たな逆走対策技術について平成30年度より現地展開を開始。

【公募・選定した新技術のテーマ】。テーマ1(○道路側での逆走車両への注意喚起、○道路上の物理的・視覚的効果)、テーマ2(○道路側で逆走を発見し、その情報を収集する技術)、テーマ3(○車載機器による逆相車両への注意喚起、○自動車側で逆走を発見し、その情報を収集する技術)がある

○ 今後は,行き先を間違えた車に対する特別転回の制度等による安全・適切な誘導や,民間企業から公募・選定した新技術を積極的に展開。

特別転回を案内する看板、大型矢印路面標示、開口部ボラードが設置されている
レーダーによる逆走検知、電光表示による逆走警告、立体的に見える路面標示が設置されている
目次]  [前へ]  [次へ