トピックス
交通ボランティア活動の取組について
広島県福山市「駅家学区交通安全自治会」の活動
駅家学区交通安全自治会は,昭和40年の設立以来,地元警察や関係機関・団体と連携しながら,交通事故防止と交通安全意識の高揚を目的とした活動を積極的に推進している。
同自治会の活動は,中学校やスーパーなどにおいて自転車利用者に交通事故防止を呼びかける自転車街頭指導,夜間帰宅途中の車両の運転者に速度抑制を呼びかけるスピードダウン作戦活動,入学して間もない小学1年生と保護者を対象とした交通安全教室,幹線道路を通行する車両の運転者に交通安全を呼びかける広報啓発活動など多岐に渡っており,地域一体となった献身的な活動により交通事故防止を図っている。
沖縄県「読谷村交通安全母の会」の活動
読谷村交通安全母の会は,平成元年の結成以来,関係機関・団体と連携しながら,交通安全活動を展開しているほか,独自に交通安全行事を企画・実施している。
同会は,「交通安全は家庭から」をモットーに,関係団体と連携して村内の各家庭を訪問し,反射材の配布や飲酒運転根絶の呼びかけを行うとともに,家庭内での話合い等を通じた交通安全意識の高揚を図っている。
また,独自に交通安全反射材ファッションショーを開催し,反射材の効果的な活用方法等を紹介するなど,高齢者の交通事故防止に取り組んでいるほか,村内の主要交差点において,同会作成の横断幕を掲げ,車両の運転者に飲酒運転根絶を呼びかけるアイキャッチ作戦を展開するなど,同会が主体となって地域の交通安全活動を推進している。
神奈川県相模原市「南区学生自転車会議」の活動
南区学生自転車会議は,相模原市南区内の大学・高校に在学する学生の有志で構成されており,平成24年の発足以来,学生の目線で自転車の交通事故防止や運転マナーの向上を図ることを目的に,啓発グッズの作成,交通安全イベントにおける自転車マナークイズの実施などのほか,学校周辺の危険箇所について,歩行者・自転車・車の3つの視点から考察するレポートの作成に取り組んでいる。
「相模原市安全に安心して自転車を利用しようよ条例」(平成29年12月施行)の周知と自転車の交通安全を目的に実施された「地域みんなの交通安全教室in相模原」(平成30年11月開催)では、実行委員会の一員として,主催の内閣府や相模原市とともに主導的な役割を担った。
徳島県における「高齢者自転車安全運転競技大会」
徳島県においては,高齢化に伴う高齢者の交通事故防止を目的として,老人クラブ連合会,交通安全協会,警察と連携し,高齢者を対象とした自転車安全運転競技大会を毎年実施しており,高齢者の自転車の運転技能及び交通マナーの向上,交通安全意識の高揚を図り,高齢者の交通事故防止に努めている。
平成30年度は,11チーム84名が参加し,本競技のほか,内閣府との共催によるスケアード・ストレイトや自転車シミュレーターなどの体験・実践型の交通安全教育プログラムを取り入れた。参加者は,これらの体験を通じ、自転車運転時に起こしやすい交通事故の態様とその危険性を知るとともに、自転車の通行ルールを遵守することの重要性を再認識するに至り,より効果的な大会となった。