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駅ホームにおける安全対策について

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ホームドア整備の加速化について

ホームドアについては,「バリアフリー法に基づく基本方針における次期目標について(最終とりまとめ)」(令和2年11月)に基づき,きめ細やかな進捗をフォローするため,優先的な整備を引き続き推進することとしている10万人以上駅のみならず,10万人未満駅も含めた全体についても,番線単位の数値目標を設定し,ホームドア整備を引き続き推進。

数値目標は,利用者数のみならず,転落・接触事故の発生状況,駅やホームの構造・利用実態,駅周辺エリアの状況などを勘案し,優先度が高いホームでの整備を加速化することを目指し,令和7年度までに全体で3,000番線に整備。そのうち,1日当たり平均利用者が10万人以上の駅については,800番線に整備。

〈ホームドア等の整備状況〉
整備状況
鉄軌道駅全体 2,192番線
(全19,922番線中)
うち平均利用者数が
10万人以上/日の駅
334番線
(全851番線中)

※( )は令和2年度末時点の実績値
ホームドアの整備済駅数推移(国土交通省鉄道局資料より)

【ホームドア設置駅数の推移】。平成28年は686、29年は725、30年は783、令和元年は858、令和2年度末は943となっている

ホームドア整備によらない転落防止対策の検討について

転落事故を防ぐためにはホームドアの整備が有効だが,整備に多くの時間や費用を要することや,構造等の要因で整備が困難なホームもあることから,ホームドアによらない転落防止対策が喫緊の課題。

実際のホームや車両を用いた歩行訓練(令和3年3月 阪神電車梅田駅)。駅ホームで列車に乗ろうとしている白杖を持った人とそれを見守る人

ホームドアの設置を引き続き推進するとともに,ホームドアが整備されていない駅ホームにおいて,ITやセンシング技術等を活用し,駅係員のみならず鉄道利用者による協力も視野に入れて,視覚障害者の方々に駅ホームを安全に利用いただくための対策について,「新技術等を活用した駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」において検討。令和3年7月には中間報告を公表し,引き続き検討を進めている。

【検討会メンバー】

視覚障害者団体・支援団体,学識経験者,鉄道事業者,国土交通省,厚生労働省(オブザーバー)

(

※視覚障害者団体・支援団体
日本視覚障害者団体連合/東京都盲人福祉協会/日本弱視者ネットワーク/日本網膜色素変性症協会/日本歩行訓練士会/日本盲導犬協会

)
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