特集 「道路交通の安全確保に向けた新たな挑戦」―第12次交通安全基本計画の策定―
第2章 近年の道路交通事故の状況
第2節 高齢者の交通事故の傾向
特集 「道路交通の安全確保に向けた新たな挑戦」―第12次交通安全基本計画の策定―
第2章 近年の道路交通事故の状況
第2節 高齢者の交通事故の傾向
65歳以上の人口10万人当たりの交通事故死者数は、年々減少傾向であったが、近年は横ばいで推移している。令和7年は、65歳未満の人口10万人当たりの交通事故死者数の約3倍であり、また、全交通事故死者数に占める65歳以上の割合が55.9%を占めるなど、いずれも引き続き高い水準となっている(特集-第4図、第10図)。

令和7年の状態別・年齢層別交通事故死者数をみると、歩行中及び自転車乗用中のいずれも、65歳以上が6割以上、75歳以上が5割以上を占めるなど、顕著な値を示している(特集-第11図)。

状態別・年齢層別交通事故重傷者数をみても、歩行中については、65歳以上が5割以上を占めており、顕著な値を示している(特集-第12図)。

また、令和7年の交通死亡事故件数に占める65歳以上の運転者の割合及び交通重傷事故件数に占める65歳以上の運転者の割合をみると、いずれも約3割を占めている(特集-第13図)。

※第1当事者
最初に交通事故に関与した事故当事者のうち、最も過失の重い者をいう。
さらに、令和7年の年齢層別交通死亡事故の人的要因をみると、65歳未満の運転者による交通死亡事故と比較して、65歳以上の運転者による交通死亡事故は、ハンドル操作不適やブレーキとアクセルの踏み違い等の操作不適が占める割合が高く、75歳以上の運転者では更に高い割合を占めている。また、交通重傷事故の人的要因をみても、同様の傾向が認められる(特集-第14図)。
