偉人伝

 沖縄の空手は明治を境にして、それ以前を「古伝空手」、それ以後を「近代空手」といいますが、「古伝空手」は一子相伝・門外不出を旨としていたためほとんど記録が残っていません。現在、記録として残っている空手の系譜図は明治以後に公にされたものです。

 ここでは、沖縄固有の武術である「手(ティー)」を基礎に、中国武術を取り入れながら近代の沖縄空手を作り上げ、現代の世界に広がる武術としての発展に尽力した方たちを、各流派の発祥や歴史、沖縄空手に関するエピソードなども交えつつ、ご紹介します。

佐久川寛賀

松村宗棍

松茂良興作

東恩納寛量