「障害のある当事者からのメッセージ」の意見募集結果

2.視覚障害

事項 人数(人) 割合
205 100.0%
(1)障害の内容について
 1) 共通事項
 1 障害の種類も程度も様々であり、一律ではない。 189 92.2%
 2 障害が重度でも生き甲斐や役割を持つことでいきいき生活できる。 184 89.8%
 3 障害は誰にでも起こり得る身近なもの。 180 87.8%
 4 目が悪くなれば眼鏡をかけるように、不自由さを補う道具や援助があればできることは多い。 178 86.8%
 5 障害があっても普通の生活をしたいと願っている。 176 85.9%
 6 外見で分かるものだけが障害ではなく、外見では分からないために理解されずに苦しんでいる障害もある。 173 84.4%
 7 障害があるために特別な目で見られたり、同情されたり、軽蔑されたりすることは耐え難い。 155 75.6%
 8 障害は本人や家族の責任で生じるものではない。 146 71.2%
 9 障害があることは、「不幸」ではなく「不自由」なだけ。 137 66.8%
 10 普通の人と同じようにできないのは、努力が不足しているからではない。 135 65.9%
 11 「みんな一緒に」「できないことや苦手を克服」といった社会の当たり前の価値観に苦しんでいる人もいる。 110 53.7%
 12 「障害がある人」とは「特別な支援が必要な人」である。 85 41.5%
 2) 障害別事項
 1 視覚障害者が点字を使えるとは限らない。 178 86.8%
 2 エレベーターに音声案内が無ければ、止まった時に何階なのか分からない。 177 86.3%
 3 視覚障害には、全くもしくはほとんど見えない「全盲」と見えづらい「弱視があり、「弱視」の見えづらさも多様である。 175 85.4%
 4 トイレが男性用か女性用か分からない。 170 82.9%
 5 視覚障害は情報障害であり、「見えないからできない」ことより「見えないために教えてもらえないのでできない」ことが多い。 164 80.0%
 6 自分がどこにいるか、側に誰がいるのか説明がないと分からない。 141 68.8%
 7 人の視線や表情が理解できず、コミュニケーションに苦労する。 137 66.8%
 8 駅のホームなどではいつも転落の危険を感じている。 135 65.9%
 9 弱視者には階段の縁等が分かりにくく、危険を感じる。 116 56.6%
(2)必要な配慮について
 1) 共通事項
 1 「障害があるからできない」と決めつけずに、できることを一緒に考えて。 179 87.3%
 2 思いこみや押し付けの援助ではなく、援助が必要かどうかを尋ねてから必要な援助をして。 179 87.3%
 3 障害だけを見るのではなく、一人の人間として全体像を見て。 176 85.9%
 4 本人や家族の努力だけでは解決できないことが多くある。 171 83.4%
 5 特別扱いではなく普通の人としてさりげなく接して。 170 82.9%
 6 福祉の制度や施設の中だけに障害者を囲い込まないで。 169 82.4%
 7 障害者にもいろいろなことに挑戦できる機会を多く設けて。 163 79.5%
 8 障害があっても働きたいと願っているので、働くための支援や働く場を確保して。 162 79.0%
 9 障害者のためのサービスをもっと利用しやすくして。 161 78.5%
 10 障害者に関わる専門家は必要な知識をしっかりと身につけて。 158 77.1%
 11 何かができないことを可哀想と思う風潮を改めて。 155 75.6%
 12 自分の周りにいる障害者のイメージで障害者一般を考えないで。 153 74.6%
 13 「障害があるのに頑張っている」と変に美化しないで。 150 73.2%
 14 介助者がいても、介助者ではなく本人に話しかけて。 148 72.2%
 15 ことさらに障害に関する言葉や事実を避けて話したり、遠まわしに言われることは、心の負担となる。 136 66.3%
 16 イベント等で障害に対する配慮がされている場合は、事前に十分周知して。 136 66.3%
 17 相互理解のために自然に交流できる場を設けて。 134 65.4%
 18 交通機関の障害者割引を利用する際に、嫌な顔をしないで。 127 62.0%
 19 自分の障害のことを端的に説明するのは難しいので、障害の内容よりもどのような支援が必要かを聞いて。 120 58.5%
 20 子ども扱いしたり友達言葉で話しかけないで。 118 57.6%
 21 障害を無くしたり軽くすれば、問題が無くなると考えないで。 112 54.6%
 22 障害について理解するため、車いすやアイマスクなどで障害を疑似体験してみて。 104 50.7%
 23 「障害」というイメージが悪い言葉を他の適切な言葉に変えて。 35 17.1%
 2) 障害別事項
 1 視覚障害者もパソコンやインターネットを使っているので、音声読み上げソフトで対応できるように配慮して。 189 92.2%
 2 タッチパネル式の機械だとうまく操作できない。 185 90.2%
 3 点字ブロック上に自転車を駐輪するなど歩行を妨げることをしないで。 185 90.2%
 4 視覚障害者に話しかけるときは、声だけでは相手が思い出せないこともあるので、最初に名前を伝えて。 182 88.8%
 5 場所を示すときは、右・左・前・後ろといった方向や距離、角度など具体的に説明して。 180 87.8%
 6 視覚障害者をガイドするときは、肩か肘を軽くつかませて。腕や肩を押したり、白杖を触ることはしないで。 179 87.3%
 7 抽象的な指示語(これ、それ、あれ等)は理解できないので、具体的に言って。 178 86.8%
 8 視覚障害者もテレビから情報を得ているので、副音声化など必要な配慮をして。 176 85.9%
 9 ホームページの画像にはテキストの説明を付けて。 176 85.9%
 10 点字だけでなく音声でも案内をして。 173 84.4%
 11 町で困っている感じの視覚障害者を見かけたら、まず「何かお手伝いしましょうか」と声を掛けて。 171 83.4%
 12 商品の取扱説明書には、スピーチオで読み取れるSPコードを付けたり、スクリーンリーダーで読めるようにして。 168 82.0%
 13 文書を読むことや字を書くことができないので、代読や代筆に協力して。 159 77.6%
 14 紙幣が判別しづらいため、支払いに時間がかかる。 134 65.4%
 15 点字ブロックの色を周辺の床色とはっきり区別できる色にしてほしい。 115 56.1%
 16 視覚障害者が利用しやすいよう、一般の公共トイレ内の設備の配置や仕様はなるべく共通にして。 105 51.2%
 17 歩行時の障害物(歩道の自転車、路上駐車の乗用車・トラックのサイドミラー、標識、看板等)により、日常的に怪我が絶えない。 104 50.7%
 18 手に触れられるものは、触れさせながら説明して。 103 50.2%

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