第3章 日々の暮らしの基盤づくり
第1節 生活安定のための施策
○ 障害福祉サービスの計画的な基盤整備
精神障害者の地域生活を支える包括的な支援体制の構築、障害児支援の提供体制整備や発達障害者支援の一層の充実
○ 2018年度障害福祉サービス等報酬改定
障害者の重度化・高齢化への対応、一人暮らしを支援する「自立生活援助」の創設、医療的ケア児への支援の充実、長期入院精神障害者の地域生活移行促進、一般就労への定着の支援
○ 障害者虐待防止対策の推進
未然防止、迅速対応のための地域における関係機関の協力体制の整備、虐待防止や権利擁護等の指導的な役割を担う者の養成
○ 地域における発達障害者支援体制の整備
当事者同士のピアサポート、ペアレントプログラム・ペアレントメンターによる家族支援、発達障害者支援センターを中心とした相談・就業支援など地域の支援体制・対応力の強化
○ スポーツの振興
- スポーツを通じた共生社会実現に向けた取組
「パラリンピック教育普及啓発事業」として、パラリンピック競技の指導方法を学ぶ「教員向けパラリンピック教育研修会」や「市民向けパラリンピック競技体験型イベント」を開催
市民向けパラリンピック競技体験型イベントにおけるゴールボールと車いすポートボールの様子
○ 文化芸術活動の振興
- 障害者による文化芸術活動の推進に関する法律及び基本的な計画
障害者による文化芸術活動の幅広い促進、芸術作品等の創造への支援強化や、障害者による文化芸術活動に係る地域での作品等の発表等を促進
○ 福祉用具の研究開発・普及促進と利用支援
- 障害者自立支援機器等の開発促進
企業等への開発助成や、支援機器に対する開発側のシーズと障害のある人のニーズとのマッチングの支援
開発中の筋電義手のモデル
(写真手前の手)
(写真手前の手)
様々な形状に対しても指関節が適切に曲がり、自然な見た目で持つことが可能
第2節 保健・医療施策
○ 保健・医療の向上に資する研究開発等の推進
発達障害や精神障害の診断支援技術の研究開発
注視点検出による発達障害診断システム(2019年度治験開始予定)