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第78回総合科学技術会議【平成20年12月8日】

第78回総合科学技術会議の様子
第78回総合科学技術会議の様子
山中教授によるプレゼンテーション
山中教授によるプレゼンテーション
山中教授によるプレゼンテーションを受けて
山中教授によるプレゼンテーションを受けて
山中教授との意見交換
山中教授との意見交換

平成20年12月8日、総理大臣官邸にて第78回総合科学技術会議を開催しました。

会議では、平成21年度の科学技術関係予算の編成に関し、優先度判定等の結果を的確に反映した予算措置や、革新的技術推進費、 大挑戦研究枠、健康研究分野の一体的推進、社会還元加速プロジェクトへの格段の予算措置、予算配分の不合理な重複や過度の集中の排除を徹底すること等をとりまとめた案を決定し、内閣総理大臣及び関係大臣に対して意見具申することとしました。また、平成21年度から実施予定の「気候変動問題対策二酸化炭素削減技術実証試験」の評価を原案どおり決定しました。

 会議の後半には、世界に先駆けてiPS細胞を作製された京都大学の山中伸弥教授にご出席いただき、研究内容やiPS研究が目指すものについてご説明いただいた後、今後、研究成果を実用化していく際の課題などについて意見交換を行いました。

 山中教授は、プレゼンテーションの中で、iPS細胞を利用することによって実現する可能性のある再生医療や治療薬の開発について説明され、今後のiPS研究成果の実用化促進の課題も併せて提起されました。これを受けて麻生総理大臣は、「ノーベル賞を受賞した研究も素晴らしいが、山中先生のiPS細胞研究はまた、研究の成果が難病の患者さんの命を救う可能性があるという点において日本にとって大事なもの。ぜひ今後も世界の先頭に立って研究を進めて行ってもらいたい。関係大臣においては、挙げられた課題を解決することを第一に、一丸となって、出来る限りの努力をしてほしい。」と述べられました。

議事要旨 第78回総合科学技術会議の議事要旨
配布資料   第78回総合科学技術会議の議事次第及び配付資料
     
(参考リンク)   官邸ホームページ「総理の動き」第78回総合科学技術会議
(参考リンク) 5分でわかる最新の科学技術「iPS細胞が作る新しい医学」
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