野田内閣で、科学技術政策、宇宙開発、国家戦略、経済財政政策を担当することとなりました古川元久です。
私は日本の再生に向けて、科学技術イノベーションが果たす役割に大きな期待を寄せています。 かつて日本は敗戦の焼野原から科学技術イノベーションの力で、世界が驚く奇跡の成長を成し遂げました。戦後、日本に立ち上がった新しいベンチャーは、大胆な発想により新しい技術を次々と生み出し、社会に変革をもたらしました。既存の考え方、進め方にとらわれない発想により、暮らしや産業に大きな変化をもたらし、新しいマーケットを生みました。これこそが日本のイノベーションの原点です。
今回の大震災や原発事故により未曽有の被害を受けてもなお、内外の多くの人が日本の復興再生を強く信じて疑わないのは、日本がこれまでも数々な困難な問題に直面する度に、それらを解決する斬新な技術の開発や革新的な取組により、課題を克服し、先進的な経済・社会を作り上げてきた、その奇跡の復活の歴史を知っているからではないでしょうか。 野田政権は科学技術イノベーションを新成長戦略の主力エンジンとして明確に位置づけております。 新成長戦略においては、グリーンイノベーション、ライフイノベーションの推進を新しい成長を実現するための二大基軸として打ち出しており、さらに、科学技術とイノベーションを一体としてまとめるための、新しい科学技術イノベーション政策の司令塔を設ける準備もまさに大詰めを迎えています。 研究者、大学、企業、行政のすべての関係者が問題意識を共有し、密接に連携し、イノベーションを生み出しやすい環境を築くことが重要です。 私はこの「イノベーション」をキーワードとして、産学官の力をあわせ、「世界に誇る日本」の再生、世界との競争に勝ち抜く「強靭な日本」を作り上げるべく、全力を尽くしてまいります。