大学改革
地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ
日本全体の研究力を向上させるためには、大学ファンドによる限られたトップレベルの研究大学への支援と同時に、地域の中核となる大学や特定分野に強みを持つ大学など、実力と意欲を持つ多様な大学の機能を強化していくことが重要です。
こうした背景の下、実力と意欲を持つ大学が、自身の強みや特色を最大限発揮し、成長の駆動力となってグローバル課題の解決や社会変革を牽引することを目指し、政府全体の支援策を「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ」としてとりまとめ、令和4年2月の総合科学技術・イノベーション会議にて決定しました。
その後、令和5年2月に本パッケージを改定し、地域中核・特色ある研究大学に求められる「機能」の観点から、目指す大学像に向けた大学自身の立ち位置を振り返る「羅針盤」の基本的な考え方を示すなど、質的・量的拡充を図りました。また、令和6年2月以降は、こうした内容を踏まえながら、さらに、新たな政府予算案の反映や対象事業の追加等、本パッケージの更新を実施しています。
- 地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ 概要(令和7年2月27日更新)(PDF形式:1163KB)
- 地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ(令和7年2月27日更新)(PDF形式:3844KB)
戦略的大学改革・イノベーション創出環境強化事業
大学に求められる「機能」を効果的に強化する取組を明らかにするとともに、政府による大学への支援策をより実効的なものにすることを目的に、総合振興パッケージにおける「羅針盤」の観点に基づき各大学の取組とその成果について定量的・定性的な調査分析を行うとともに、当該分析結果の検証を行う事業を実施します。
- 令和7年度事業(準備中)
地域中核大学イノベーション創出環境強化事業
地域の中核となる大学が、独自のミッション・ビジョンに基づく強みや特色を最大限発揮し、地域ニーズに即した社会貢献活動を推進するとともに、同活動を通じた地域行政や産業界からの投資を誘発します。本事業は、「地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージ」(PDF形式:4344KB)(令和4年2月1日 第58回総合科学技術・イノベーション会議決定)の一環として構想され、令和4年度に創設されました。本事業は総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の司令塔機能の強化に資する施策「研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)」(※)のシステム改革型として実施します。
※官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)は、研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)に名称変更しました。
本事業の新規採択は令和6年度をもって終了しました。
大学支援フォーラムPEAKS
産業界、⼤学等、政府関係者により構成されるフォーラムです。イノベーション創出につながる好事例の産学関係者での横展開、関係府省への規制緩和等の政策の提案、次世代の研究⼤学の経営層育成を目的に活動しています。
(*PEAKS:Leaders´ Forum on Promoting the Evolution of Academia for Knowledge Society)