第1章 高齢化の状況(第3節 4)

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第3節 〈特集〉国際比較調査に見る日本の高齢者の生活と意識の特徴(4)

4 社会活動や社会との関わりについて

(1) ボランティア等の社会活動について

福祉や環境を改善することなどを目的としたボランティア活動その他の社会活動を行っているかを聞いたところ、「社会活動に参加している」と回答した割合は、日本40.9%、アメリカ43.5%、ドイツ27.7%、スウェーデン52.7%となっている。

活動別に見ると、日本とスウェーデンは「地域行事、まちづくり、自治会などの活動」、アメリカとドイツは「宗教・政治活動」と回答した割合がそれぞれ最も高い。

前回調査と比較すると、「社会活動に参加している」と回答した割合は、スウェーデンは増加、日本とドイツは横ばい、アメリカは減少している(図1-3-8)。

図1-3-8 ボランティア等の社会活動を行っているか

(2) 社会活動に参加していない理由

社会活動に現在参加していない人に対し、その理由を聞いたところ、日本は「健康上の理由、体力に自信がない」、アメリカ、ドイツは「関心がない」、スウェーデンは「他にやりたいことがある」と回答した割合がそれぞれ最も高かった。

前回調査と比較すると、日本は「関心がない」と回答した割合が上昇している(図1-3-9)。

図1-3-9 社会活動に参加していない理由

(3) 利用している情報通信機器

情報収集や情報伝達のために、普段利用している情報通信機器を聞いたところ、日本とドイツは「テレビ」、アメリカとスウェーデンは「スマートフォン」と回答した割合が最も高い。一方、「スマートフォン」、「タブレット」及び「パソコン」の中では、いずれの国においてもスマートフォンの利用割合が最も高く、日本65.0%、アメリカ86.0%、ドイツ71.3%、スウェーデン86.2%となっている。

前回調査と比較すると、いずれの国も、「スマートフォン」と回答した割合が上昇しており、「固定電話」と回答した割合が減少している(図1-3-10)。

図1-3-10 利用している情報通信機器

(4) 情報通信機器を使って、どのようなことをするか

情報通信機器を使って、どのようなことをするか聞いたところ、各国の65歳以上の8割から9割が「携帯電話・スマートフォンで家族・友人などと連絡をとる(携帯電話のメールを含む。)」と回答しており、最も高い割合となっている。また、スウェーデンを除く国では、「インターネットで情報を集めたり、ショッピングをする」が次いで高くなっている。

「ネットバンキングや金融取引(証券・保険取引など)をする」と回答した割合については、高い順に、スウェーデン94.2%、アメリカ73.9%、ドイツ31.7%、日本10.0%、「行政の手続きをインターネットで行う(電子政府・電子自治体)」と回答した割合については、高い順に、スウェーデン71.4%、アメリカ33.7%、ドイツ26.1%、日本9.2%となっており、いずれも日本が他国と比べて割合が低くなっている。

前回調査と比較すると、いずれの国においても、「SNS(Facebook、X(旧Twitter)、LINE、Instagramなど)を利用する」と回答した割合は上昇している(図1-3-11)。

図1-3-11 情報通信機器の利用状況

(5) 新しく得たいと思う知識やスキル

新しく得たいと思う知識やスキルについて聞いたところ、「特になし」を除き、日本とアメリカは「趣味・教養に関する知識・スキル」、ドイツは「健康・福祉・介護に関する知識・スキル」、スウェーデンは「デジタルスキル(パソコン、スマートフォン、SNSの使い方など)に関する知識・スキル」と回答した割合がそれぞれ最も高くなっている。

「デジタルスキル(パソコン、スマートフォン、SNSの使い方など)に関する知識・スキル」については、全ての国において約3割の回答となった(図1-3-12)。

図1-3-12 新しく得たいと思う知識やスキル
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