第2章 障害のある人に対する理解を深めるための基盤づくり 第1節 1

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第1節 障害のある人に対する広報・啓発等の推進

障害者施策の円滑な推進を実効性あるものにしていくには、幅広い国民の理解を得ながら進めていくことが重要であり、障害者基本法(昭和45年法律第84号)及び障害者基本計画の掲げる共生社会の実現を目指すためには、行政、民間企業・団体、マスメディア等、多様な主体が連携して、幅広い広報・啓発活動を計画的かつ効果的に推進することが必要である。

平成30(2018)年3月に閣議決定された「障害者基本計画(第4次)」では、「Ⅱ 基本的な考え方」として「理解促進・広報啓発に係る取組等の推進」を掲げている。この中では、障害のある者と障害のない者が、お互いに、障害の有無にとらわれることなく、支え合いながら社会で共に暮らしていくことが日常となるように、国民の理解促進に努めること、また、本基本計画の実施を通じて実現を目指す「共生社会」の理念や、いわゆる「社会モデル」の考え方について、必要な広報啓発を推進することとされている。

我が国では、2020年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控えており、世界の注目が集まるこの大会の開催を通じて、障害者施策に対する国民意識の更なる醸成が図られるとともに、共生社会に対する理解促進とその実現の重要性について、多くの人々が共有することが期待されている。

1.障害者週間

障害者基本法(昭和45年法律第84号)第9条では、毎年12月3日から9日までの1週間を「障害者週間」と規定している。この障害者週間は、同法の基本原則である「すべての国民が、相互に人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」の理念の普及を図り、障害及び障害者に対する国民の関心と理解を一層深めること」を目的として、我が国全体で実施するものである。

また、「障害者基本計画(第4次)」では、障害者施策における「理解促進・広報啓発に係る取組等の推進」として、「障害者週間における各種行事を中心に、一般市民、ボランティア団体、障害者団体などの幅広い層の参加による啓発活動を推進する」としており、障害者週間の実施に当たっては、国及び地方公共団体が民間団体等と連携して、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加することを促進するため、毎年、全国各地で様々な障害者週間の趣旨にふさわしい障害者の自立及び社会参加等に関する多様な取組(https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/index-kk.html)が行われている。

障害者基本法
障害者週間の概要と取組
(1)障害者週間における具体的な取組の推進(内閣府における取組(https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/h29shukan/jyokyo.html))

内閣府では、障害者基本法の基本理念である、障害の有無にかかわらず、誰もが互いに人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」の実現を目指し、同法に規定される「障害者週間」の趣旨を踏まえ、同週間の取組の一環として、広く国民に対する障害及び障害者に対する理解促進のための各種広報啓発事業等を行っている。

平成29(2017)年度においては、主に次の取組を実施した。

○「障害者週間」関係表彰の実施

○「障害者週間」連続セミナーの実施

ア 「障害者週間」関係表彰の実施

内閣府では、平成29(2017)年12月5日(火)に「障害者週間」関係表彰式(以下「表彰式」という。)を実施した(各表彰に関する詳細は後述)。

本表彰式は、皇太子同妃両殿下の御臨席の下執り行われ、皇太子殿下よりおことばを賜るとともに、安倍内閣総理大臣から3つの表彰制度における受賞者に対して表彰状が授与された。

◇ 平成29年度「障害者週間」関係表彰式

○日程 平成29年12月5日(火)

○場所 東海大学校友会館(東京都千代田区)

○次第 ・主催者挨拶(安倍内閣総理大臣)

・皇太子殿下おことば

・内閣総理大臣表彰(安倍内閣総理大臣)

〈心の輪を広げる体験作文〉

最優秀賞受賞者3名 [小学生部門/中学生部門/高校生・一般部門]

〈障害者週間のポスター〉

最優秀賞受賞者2名 [小学生部門/中学生部門]

〈障害者関係功労者表彰〉

受賞者26名 [個人/団体]

・受賞作品(作文)朗読

  • 表彰式でおことばを述べられる皇太子殿下(写真:内閣府)

  • 表彰式で挨拶する安倍総理(写真:首相官邸ホームページ)

  • 表彰状を授与する安倍総理(写真:首相官邸ホームページ)

  • 「作文」最優秀賞受賞者(小学生部門)の朗読を聞く皇太子同妃両殿下及び安倍総理(写真:首相官邸ホームページ)

◇ 「障害者週間」関係表彰 各表彰制度の概要

Ⅰ 「心の輪を広げる体験作文」・「障害者週間のポスター」表彰

本表彰は、内閣府と各都道府県・指定都市との共催事業として(各都道府県・指定都市を窓口として)、全国から障害のある人とない人との心の触れ合いを綴った「作文」、及び障害者に対する国民の理解の促進等に資する「ポスター」を募集し、障害者週間の時期に合わせ入賞者に対する表彰を行うものである。

① 対象・表彰種別等

○「心の輪を広げる体験作文」表彰

arrow対象(3部門):[小学生部門/中学生部門/高校生・一般部門]

arrow表彰種別:最優秀賞(内閣総理大臣表彰)各部門1名

優秀賞(内閣府特命担当大臣表彰)各部門3名

佳作各部門5名

○「障害者週間のポスター」表彰

arrow対象(2部門):[小学生部門/中学生部門]

arrow表彰種別:最優秀賞(内閣総理大臣表彰)各部門1名

優秀賞(内閣府特命担当大臣表彰)各部門1名

佳作各部門5名

② 平成29年度の実施状況

○募集期間

平成29年7月3日(月)~9月下旬(※各都道府県・指定都市が定める日)

○応募・推薦状況

心の輪を広げる体験作文

部門 都道府県・指定都市
における応募総数
都道府県・指定都市
からの内閣府への推薦数
小学生 609 43
中学生 1,909 52
高校生・一般 681 47
合計 3,199 142

〈※内閣府へ推薦を行った都道府県・指定都市〉
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、沖縄県、札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市、静岡市、浜松市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、神戸市、岡山市、北九州市、福岡市、熊本市

障害者週間のポスター

部門 都道府県・指定都市
における応募総数
都道府県・指定都市
からの内閣府への推薦数
小学生 729 42
中学生 670 42
合計 1,399 84

〈※内閣府へ推薦を行った都道府県・指定都市〉
秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、仙台市、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市、静岡市、浜松市、名古屋市、京都市、堺市、神戸市、岡山市、北九州市、福岡市、熊本市

○受賞者/入賞作品(https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/nyushou/h29nyushou.html)

平成29年度 心の輪を広げる体験作文

最優秀賞(内閣総理大臣賞)
部門 県・市 氏名 作品名
小学生 千葉県 茅野  葵 わたしの弟
中学生 千葉県 髙橋  茜 会話の先にあるもの
高校・一般 岩手県 駒場 恒雄 人生を支えた出会い
優秀賞(内閣府特命担当大臣賞)
部門 県・市 氏名 作品名
小学生 福岡県 犬塚 優璃 見守られて
兵庫県 永井 月雫 白杖SOS
長崎県 土居 桜河 だいすきなおにいちゃん
中学生 横浜市 山本 彩佳 最高の仲間と共に
岐阜県 深澤 菜月 特別な一本
沖縄県 古謝 心悠 妹との6年間
高校・一般 静岡市 渡邉 千夏 私らしく学びたい、私らしく生きたい。
広島県 金谷 祥枝 米ちゃんの糖尿病
千葉県 小池 みさを クラス会はエールの交換
佳作
部門 県・市 氏名 作品名
小学生 高知県 福永 瑠海 車いす体験
新潟県 宮下 月希 私にくれた心の贈り物
鹿児島県 初田 心音 るいくんのひみつ
徳島県 畠山 暖生 ぼくが思うこと
山口県 秋山 佳穂 もう一つのバレーボールで知ったこと
中学生 宮城県 及川 華那 「聴く」ことの大切さ
茨城県 小松崎 陽晏子 心の瞳を感じて
熊本県 橋村 まこ 姉が教えてくれたこと
兵庫県 田﨑 千織 発達障害の弟
京都府 山本 修輔 ばあと僕の生活
高校・一般 堺市 蟹井 克男 俺たちの魂に障害はない
静岡県 長谷川 優子 福祉教育と街歩きツアー
茨城県 渡邊 智恵 誰もが暮らしやすい世の中へ
三重県 中森 里江 私の宝物
沖縄県 上地 正也 サッカーを通して成長できた僕

平成29年度 障害者週間のポスター

最優秀賞(内閣総理大臣賞)
部門 県・市 氏名 作品名
小学生 愛知県 太田 いつき もうどうけんってすごいな
中学生 千葉県 三浦 聖弥 みんなでおうえん、すてきなランナー
優秀賞(内閣府特命担当大臣賞)
部門 県・市 氏名 作品名
小学生 埼玉県 池上  映 不自由でも大丈夫
中学生 徳島県 中西 舞耶 なかよし
佳作
部門 県・市 氏名 作品名
小学生 群馬県 小菅 優芽 やさしさいっぱい お花いっぱい
長崎県 小松 祐三 だいじょうぶ
福岡県 岩﨑 奈那子 だれもが楽しくいられるように
沖縄県 和宇慶 妃華 走るのたのしいな
和歌山県 藤森 楓太 信頼
中学生 沖縄県 稲田 かずは 力を込めて
愛媛県 扇谷 萌香 空けておこう 車いす駐車場
岐阜県 近藤 薫 僕の個性
大阪府 上羽 彩愛 バスケットボールが好きな少年
長崎県 西田 遥香 だいすき

○受賞者/入賞作品に対する表彰等

arrow最優秀賞(内閣総理大臣賞)受賞者[作文:3名/ポスター:2名]に対し、平成29(2017)年12月5日(火)に開催した「障害者週間」関係表彰式で表彰状を授与 〈上記参照〉

arrow優秀賞(内閣府特命担当大臣賞)受賞者及び佳作入賞者に対しては、都道府県・指定都市経由で表彰状又は記念品を贈呈

「心の輪を広げる体験作文」及び「障害者週間のポスター」の最優秀賞受賞者と安倍内閣総理大臣(平成29年12月5日(火)表彰式/写真:内閣府)

○入賞作品の取扱い(入賞作品の広報活用)

内閣府では、「心の輪を広げる体験作文」及び「障害者週間のポスター」表彰事業における入賞作品を、「障害者週間」等における全国的な広報に活用することとしており、障害及び障害者に対する国民への理解促進につなげている。

arrow「作文」「ポスター」の全入賞作品は、「入賞作品集(https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/29sakuhinshu/index.html)」として冊子に収め、全国に配付

arrow「ポスター」最優秀賞受賞作品の中から1点を、「障害者週間」の広報用ポスターに採用し全国に配付するとともに、翌年度の「障害者白書」の表紙としても活用

  • 平成29年度のポスター最優秀賞受賞作品(「小学生部門」太田いつきさん)を採用した全国広報用のポスター(左)と入賞作品集(右)

  • 平成29年版「障害者白書」(平成28年度のポスター最優秀賞受賞作品を採用)

○「障害者週間のポスター」作品展の開催(都道府県・指定都市からの推薦作品の広報活用)

都道府県・指定都市から内閣府に推薦のあった「障害者週間のポスター」の全作品(入賞作品も含む)については、一般国民に対する障害及び障害者に対する理解促進の取組の一つとして、障害者週間の期間中、東京都内で「作品展」として展示・公開している。

(平成29年度の実施状況)

arrow日時:平成29年12月3日(日)~9日(土) 各日10:00~18:00

arrow場所:有楽町駅前地下広場(東京都千代田区)

平成29年度「障害者週間のポスター」作品展の様子(左右とも/写真:内閣府)


Ⅱ 障害者関係功労者表彰(内閣総理大臣表彰)

本表彰は、自立して社会活動に参加し、広く他に範を示している障害者又は障害者の福祉の向上に関し顕著な功績のあった個人若しくは団体に対し、各省庁の推薦に基づき、障害者週間の時期に合わせ受賞者に対する表彰(内閣総理大臣表彰)を行うものである。

①対象・表彰種別等

arrow対象(2部門):個人部門/団体部門

②平成29年度の実施状況

○受賞者

arrow個人部門:22名/団体部門:4団体

個人部門:22名(敬称略/五十音順)

関係省庁 氏名 性別 住所 功績概要
1 厚生労働省 有田 信二郎 山口県 特例子会社社長に就任後、様々な障害者の雇用の促進に尽力した。一般企業での障害者雇用推進にも注力し、市内から県内外へと講演啓発活動の幅を広げている。また、「地域で共に働き・暮らす」を目指し、地域の支援団体等の役職を担い、活動を続けている。
2 厚生労働省 伊藤 和男 千葉県 御自身が障害者。盲学校の教員として長く視覚障害者教育に携わり、視覚障害者の社会進出を促すことに尽力した。更に、千葉県視覚障害者福祉協会の役員(現会長)及び日本盲人会連合の役員(現副会長)として県内と国内の視覚障害者福祉の向上にも尽力した。
3 厚生労働省 伊藤 勇一 茨城県 全国身体障害者施設協議会顧問。同団体の要職を歴任した。障害者自立支援法施行時には、大幅な障害者施設・事業再編が行われる中、会長として施設の円滑な移行をサポートするとともに、利用者が安心できる環境を確保するための取り組みに尽力した。
4 文部科学省 射場 正男 千葉県 特別支援学校の教員・校長として特に病弱教育に尽力した。心身症及び精神疾患等「心のケア」の必要な児童生徒の受け入れの体制整備及びICT教育の導入に先導的に取り組んだ。また、「病気の子どもの支援冊子」を作成し広く普及させるなど、病弱教育に貢献した。
5 文部科学省 岩井 雄一 東京都 特別支援学級や学校において主に知的障害の児童生徒を対象とした教育に携わった。卒業後の生活を見据えながら、在学中に付けておく力について実践的な研究を行った。全国特別支援学校長会長として中心となって課題の改善に向けて尽力し多大な成果をあげた。
6 厚生労働省 大濵 眞 東京都 御自身が障害者。全国脊髄損傷者連合会代表理事。同団体の要職を歴任し、脊髄の再生医療の実現や脊髄損傷者のリハビリテーションの進化のために尽力した。社会保障審議会障害者部会の委員なども務め、長きにわたり障害者施策の推進に参与している。
7 厚生労働省 大本 正巳 広島県 特例子会社の役員として、個々の障害者の特性を活かして戦力とする経営を推進してきた。継続勤務ができるように家族、行政、支援機関と連携してチーム支援を実施した。行政・支援機関の委員、講演活動等を通じて障害者雇用の促進に向けた啓発に積極的に取り組んでいる。
8 厚生労働省 北住 映二 東京都 小児科医師。重度障害児者の呼吸障害、嚥下障害等に対しての治療法や対応法を研究し、方法や製品の開発と普及に尽力した。学校等での重度障害児者等への医療的ケアの実施体制の確立と前進に貢献するなど、障害児者の医療と教育、福祉の向上のために活動している。
9 文部科学省 澤田 晋 埼玉県 特別支援学校教員・教頭・校長・指導主事、大学教員、全国特別支援学校長会副会長、全国盲学校長会長等として特別支援教育振興に貢献した。特に全国盲学校長会長、盲学校長として国等の委員、関係団体の役員等を務めながら視覚障害教育の充実・発展に尽力した。
10 厚生労働省 芝田 徳造 京都府 長年大学教鞭を執る側ら障害者に体育指導を行い、京都障害者スポーツ振興会の設立に尽力した。全国車いす駅伝大会を開催し、今年で29回目を迎える。振興と強化の両面を支援し、長年にわたり日本身体障害者陸上競技連盟の会長を務め日本のメダル獲得に貢献した。
11 国土交通省 島 信一朗 北海道 御自身が障害者。地域社会のユニバーサルデザイン化を幅広く実践し、映画祭の継続開催をはじめとして、障害の有無を問わず、誰もが尊厳を持ち、尊重し合い、自分らしく生きるインクルージョン社会構築の取り組みを先導的に継続している。
12 厚生労働省 田澤 泰弘 東京都 社団法人日本義肢協会の理事長等の役職を歴任した。義肢装具業界全体の発展を主導し、我が国の障害者福祉の向上への功績のみならず、中国・韓国をはじめアジア地域の製作技術向上や義肢装具士育成に注力し、障害者福祉の国際交流の発展に貢献した。
13 厚生労働省 なかはら つよし 千葉県 日本知的障害者福祉協会会長。同団体の要職を歴任した。東日本大震災では、知的障害のある方々と福祉施設・事業所への救護と復旧を速やかに行うために協議会を発足し、関係団体が連携・協力して被災地の支援活動にあたるよう協会会長として尽力した。
14 文部科学省 西川 公司 神奈川県 養護学校教員、文部省教科調査官、特別支援学校長等それぞれの立場で重度・重複障害教育及び肢体不自由教育の改善・充実に尽力した。また、特別支援学校における自閉症児の教育課程研究にも先導的に取り組むなど、特別支援教育の充実に顕著な功績があった。
15 厚生労働省 西瀧 憲彦 大阪府 御自身が障害者。全日本ろうあ連盟理事として、障害者欠格条項撤廃運動や手話通訳者の養成・派遣事業の制度化、全国ろうあ者相談員の組織化に向けた活動等、ろう者の福祉向上に大きく貢献した。また、手話教育の必要性を提言、ろう教育の改善に尽力した。
16 警察庁 濱田 久仁彦 埼玉県 御自身が障害者。乳幼児期に下半身不随となったが、県警鑑識課で通算37年間、主に被疑者指掌紋の対照・登録業務にあたり、多くの事案解決等に貢献した。指掌紋業務のスペシャリストである「鑑定官」として、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。
17 文部科学省 林 茂和 茨城県 特別支援学校の教員、教頭・校長並びに区、都教育委員会の指導主事として特別支援教育全般にわたり課題解決に取り組んだ。また全国聾学校長会長として、自校での実践を踏まえながら、聾学校における新しい職業教育の在り方について全国に範を示した。
18 厚生労働省 廣瀨 肇 神奈川県 医学部教授、耳鼻咽喉科医師、音声言語学の専門家として、頭頚部癌の喉頭摘出者に対し食道発声等の代替音声獲得の技術的指導に長年尽力し、発声ボランティア団体、銀鈴会、日本喉摘者団体連合会、喉摘者団体アジア連盟の発声技法の指導と普及に貢献した。
19 厚生労働省 藤原 進一郎 大阪府 長きにわたり我が国の障害者スポーツの振興に尽力した。指導者の育成、学会の発足、競技規則の整備などその功績は多岐にわたる。またパラリンピックをはじめとする国際大会で監督等を多数務め、日本のメダル獲得に大きく貢献し、アジア地域の表彰を受けた。
20 厚生労働省 星野 泰啓 神奈川県 全国社会就労センター協議会顧問。同団体の要職を歴任した。施設入所している障害児の成人後の居場所づくりのため、授産施設の立ち上げに尽力した。現在は小田原市を中心に地域の障害者の支援を行うとともに、障害者の就労を支援する全国団体の事業推進に貢献している。
21 厚生労働省 丸物 正直 東京都 御自身が障害者。特例子会社の社長・顧問時代に厚生労働省の委託事業で精神障害者雇用のモデル事業を実施した。そのノウハウはホームページ等を通じて広く紹介されている。また、大学での講義や、日米カンファレンスへの参加を通じて知見と経験を国内外へ発信している。
22 厚生労働省 村山 勇治 埼玉県 全国手をつなぐ育成会連合会副会長。同団体の要職を歴任し、障害者福祉の向上に尽力した。総合施設長としての経験から現場にも精通しており、福祉施策情報の共有や障害者の社会参加推進に積極的に取り組み、転換期の障害者福祉の中でリーダーシップを発揮してきた。

団体部門:4団体(敬称略/五十音順)

関係省庁 団体名 所在地 功績概要
1 厚生労働省 一般社団法人
日本難病・疾病団体協議会
東京都 難病患者が抱える問題を紹介し、難病政策が患者の視点を取り入れた政策となるよう理解促進に尽力した。難病政策の改革や障害者施策の推進に向けて、難病患者・家族の様々な団体の意見を集約し、行政や国会への働きかけや調整を図るなど、積極的に貢献した。
2 国土交通省 香川県難聴児(者)親の会 香川県 聴覚に障害を持つ子供達によりよい教育環境と生活環境をもたらすため、バス事業者及び行政機関等と連携して四国で初めてとなる路線バスへの磁気ループを導入するなど、高齢者・障害者等が安心して移動出来るためのバリアフリー化に貢献した。
3 文部科学省 特定非営利活動法人
全国ことばを育む会
東京都 長年にわたり、言語障害児童生徒の指導のために教職員や保護者への指導書の発行や教育相談会、保護者研修会、療育キャンプ等を定期的に実施し成果をあげてきた。「通級による指導」を積極的に進め、教室の拡大や担当者の標準配置実現に寄与した。
4 厚生労働省 パナソニック株式会社 大阪府 厚生労働省令に基づく試験である「手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)」について平成3年より26年余りの永きにわたり、必要機材提供・技術員の派遣・施設提供などの支援・協力を行い、試験の適正な実施を通じて聴覚障害者福祉に大きく貢献している。

○受賞者に対する表彰等

arrow内閣総理大臣賞受賞者[個人:22名/団体:4団体]に対し、平成29(2017)年12月5日(火)に開催した「障害者週間」関係表彰式で表彰状を授与 〈上記参照〉

「障害者関係功労者表彰」の受賞者と安倍内閣総理大臣(平成29年12月5日(火)表彰式/写真:内閣府)

イ 「障害者週間」連続セミナーの実施

内閣府では、「障害者週間」の実施に合わせ、同週間の取組に賛同される障害者関係団体等の主催団体を募り、障害又は障害者をテーマとした(同週間の趣旨にふさわしい)一般国民を対象とするセミナーを開催し、障害及び障害者に対する理解促進を図っている。

◇ 平成29年度「障害者週間」連続セミナー(https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/h29shukan/seminar.html)

○日時 平成29年12月7日(木)・8日(金) 各日とも9:30~18:20

○場所 有楽町朝日スクエア(東京都千代田区)

○主催 障害者関係団体等(8団体)

平成29年12月7日(木)
主催団体 テーマ
実施概要
1 特定非営利活動法人
大活字文化普及協会
超高齢化・高度情報化社会における情報支援の必要性とは?
~高齢者・障害者等の読み書き困難を解消する行政施策について考える~
超高齢化・高度情報化社会において、高齢者・障害者が自立した豊かな生活を送るためには、読み書き(代読・代筆)支援の実施や大活字等での情報提供支援が必要である。読書・読み書き困難がある人の声を聞きながら、具体的な行政施策について考える。
2 特定非営利活動法人
全国言友会連絡協議会
新しい法律を活用した吃音支援~こどもから大人まで~
吃音は言葉がつまるという表面的な問題だけではなく、内面の人格形成にも大きく影響を及ぼす言語障害、発達障害の一つで、その支援には他の障害と共通する点も多くある。吃音外来での300名以上の診療実績から得た、障害者差別解消法、改正障害者雇用促進法、発達障害者支援法に基づく吃音支援の実際を解説する。
3 独立行政法人
高齢・障害・求職者雇用支援機構
精神障害者雇用は今!~事例から考える精神障害者の職場定着~
企業の雇用管理者から精神障害者の職場定着に向けた課題への対応(健康管理面、コミュニケーション面、職務遂行面等)の具体的事例や障害当事者の視点から働き続けるための工夫等について紹介するとともに、地域の支援機関や医療機関との連携等も紹介する。
4 公益財団法人
日本障害者リハビリテーション協会
SDGsと共生社会~発達障害(ディスレクシア等)への取組と課題~
SDGs(持続可能な開発目標)は日本を含む150を超える加盟国のもと、国連にて採択された。とり残されない人を作る共生社会について、障害者、特に発達障害(ディスレクシア等)に焦点を当て、現在の取組と今後の課題について意見交換を行う。
平成29年12月8日(金)
主催団体 テーマ
実施概要
5 特定非営利活動法人
カラーユニバーサルデザイン機構
色覚の多様性に対応した社会に向けて
一般的な色覚の人にとって、分かりやすいようにデザインされた制作物であっても、色弱者にとっては情報が伝わらない場合が多くある。色の見え方に違いを問わず、できるだけ多くの人に情報が正しく伝わるように、見分けやすい配色へ配慮を行うカラーユニバーサルデザインを進めていく。
6 全国手をつなぐ育成会連合会 糸賀一雄思想「この子らを世の光に」とともに共生社会の実現に向かう
平成28年7月26日に起きた神奈川県相模原市の障害者支援施設での事件を風化させることなく、福祉の理念を全ての国民に浸透させることが重要である。本セミナーでは、糸賀思想を探りながら共生社会の実現と共に命を大切にする社会のあり方について鼎談を行う。また、厚生労働省「我が事・丸ごと地域共生社会実現本部」の提唱する実践や行動障害の激しい方たちへの穏やかな日常を提供している実践について報告を行う。
7 特定非営利活動法人
フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
互いに知ることから始めたい~誰もが参加しやすい社会を目指して~
動画上映やワークショップを通して、視覚障害者・聴覚障害者・車いす利用者の生活について紹介し相互理解を深める。その上で、誰もが参加しやすい共生社会について、その実現のため今私たちに何ができるかを考える。
8 一般社団法人
日本発達障害ネットワーク
誰も知らなかった!発達障害者のトイレの困りごと
~JDDnet・東洋大学共同研究「発達障害者のトイレ利用に関するアンケート調査」結果報告~
今まで知られず、語られずに潜在化していた発達障害児者のトイレの困りごとについて、おそらく日本で初めて行われた調査研究で顕在化した結果を報告する。発達障害児者およびその家族にとってどのようなトイレが必要なのか、現状の課題と理想のトイレについて議論する場とする。
平成29年度「障害者週間」連続セミナーの様子(左右とも/写真:内閣府)

(2)障害者週間における具体的な取組の推進(国(各省庁等)・地方公共団体における取組)

内閣府では、「障害者週間」の全国的な展開を図るため、各省庁及び地方公共団体等と連携・協力を図り、全国各地における「障害者週間」の実施に合わせた取組を推進している。

全国で「障害者週間」に合わせて行われる行事や取組(https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/h29shukan/main.html)については、内閣府のホームページで公開しており、一般国民が多くの行事等に参加し、障害及び障害者に対する理解を深めることができるよう取り組んでいる。

○国主催行事:86件

○地方公共団体主催行事:808件

※上記件数は、平成29年12月時点で内閣府に登録のあったもの

◇ 平成29年度における国及び地方公共団体等による「障害者週間」関連行事

ア 国主催行事

平成29年度「障害者週間」における国(各省庁)の取組(連携・協力)事例

主催省庁 事業等の名称 開催概要 実施期間
法務省
(法務省人権擁護局、各法務局人権擁護部、各地方法務局人権擁護課)
第69回人権週間 「障害を理由とする偏見や差別をなくそう」等を強調事項として掲げ、法務局、地方法務局等の主催により、世界人権宣言の意義を訴えかけるとともに、人権尊重思想の普及高揚のための各種啓発活動を全国的に実施する。 12月4日~12月10日
文部科学省
(文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課障害者学習支援推進室)
平成29年度「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰 障害者の生涯を通じた多様な学習を支える活動を行う個人又は団体について、活動内容が他の模範と認められるものに対し、その功績をたたえ文部科学大臣表彰を行う。 12月7日
厚生労働省
(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室)
第67回障害者自立更生等厚生労働大臣表彰 自らの障害を克服し、自立更生して他の障害者の模範となる者等に対する厚生労働大臣表彰を実施する。 12月5日
身体障害者補助犬法普及啓発イベント 障害者週間の趣旨を踏まえ、身体障害者補助犬法の啓発イベントを実施する。 12月3日、12月9日
国土交通省
(国土交通省関東運輸局)
バリアフリーネットワーク会議 有識者、高齢者・障害者団体、施設設置管理者、地方自治体等の関係者が一堂に会し、バリアフリー法に基づく取組みの現状の把握、課題の抽出、対応方策の提案や意見交換等を行うことにより、互いの取組みに理解を深め、バリアフリーの現状や課題を共有する。 12月7日
国土交通省
(国土交通省関東運輸局神奈川運輸支局)
交通バリアフリー教室 横浜市瀬谷区の小学4~6年生を対象に、ノンステップバス・ワンステップバス・UDタクシーでの車いすによる乗車体験及び視覚障害者体験等を通じてこころのバリアフリーを広める 12月8日

イ 地方公共団体主催行事

平成29年度「障害者週間」における地方公共団体の取組(連携・協力)事例

主催地 事業等の名称 開催概要 実施期間
1.障害をテーマとした広報・啓発作品(作文・ポスター)の発表・表彰、展示、障害に関する功労者への表彰等の実施
島根県 松江市障がいのある人もない人も共に住みよいまちづくり条例に基づく市長表彰 市の制定した「障がい者差別解消条例」に基づき、「合理的配慮の積極的実施、普及に貢献した」「障がいのある人に対する理解を広げ、差別を解消するための市民の模範となる行為をした」もの(個人・団体)に対し、市長表彰を行う。併せて、週間中表彰者・表彰内容について市役所ロビーに展示し、市民の模範となるよう周知を行う。 12月3日~9日
徳島県 第36回障がい者の集い県民大会 障がい者福祉功労者等に対する表彰、「心の輪を広げる体験作文」優秀作品の朗読、障害者週間のポスター等の掲示、徳島県障がい者マイスター認定者に対する認定証の授与及び記念講演を実施する。 12月10日
川崎市 障害者週間記念の集い 障害のある人もない人も共に生きるノーマライゼーションの考え方に基づき、より豊かな社会の実現をめざして、第1部で各分野において功績のあった障害者や障害者福祉の功労者等に対する表彰、及び「心の輪を広げる体験作文」や「障害者週間のポスター」の応募作品の中から優秀作品の表彰や発表を行う。第2部では講演会等を開催し、ノーマライゼーションの理念の普及・啓発を図る。 12月9日
2.芸術・文化事業の実施(演奏会・音楽会等の鑑賞、作品の発表)
北海道 「障害者週間」東欧音楽家支援 国際親善交流特別演奏会(日本・ポーランド文化交流演奏会・東日本大震災支援コンサート) 毎年世界各国の著名な演奏家を日本に招聘し、国際親善交流を目指し、互いの文化の発展を目標に開催し、日頃、演奏会を楽しむ機会の少ない障がい者等がこの演奏会に招待され、世界の一流の音楽を鑑賞するもの 函館公演 9月1日
札幌公演 9月4日
旭川公演 9月5日
帯広公演 9月7日
東京都 Nerimaユニバーサルオーケストラコンサート 障害や国籍、年齢などを超えたさまざまな方で特別編成する100人規模のオーケストラによるコンサート。 12月17日
高知県 障がい者アート作品作り 障害者週間にあわせ、脳内出血後左半身麻痺とともに創作活動を心のリハビリとして行っている西山均さんを迎え、アート作品作りを実施。(対象者:障がい児・者) 12月3日
※作品は12月3日
~9日の間展示
3.障害者制作作品の展示と活動紹介の実施:児童・生徒、施設入所・通所者等)制作作品
(絵画、工作・工芸等)の展示と活動紹介(一般市民への理解促進)
岩手県 きらめく銀河アート展 市内デパートの借用スペースにおいて、市内の小中学校特別支援学級や養護学校に通学する生徒・児童や障害福祉サービス事業所に通所する障がい者が制作した作品の展示や、障害福祉サービス事業所の商品・活動を紹介するコーナーを設置し、市民の障がいへの理解を深めてもらうため開催。 12月8日
~12月10日
東京都 障害者福祉施設共同バザール・障害者作品展 障害のある方が製作した絵画・書・陶芸等の展示、ビーズ・七宝焼等のアクセサリーやパン・焼き菓子等手づくり品の販売、知的障害者疑似体験、音楽等のステージ 12月5日・6日
山口県 「障害者週間」作品展 障害のある人の絵画や工芸等の作品・障害者就労事業所等の製品・障害者関係団体等の活動パネル・障害者スポーツ紹介パネル等の展示、また、平成29年4月1日に制定した「障害のある人へのコミュニケーション支援条例」に関する取り組みやコミュニケーション手段等の事例を紹介し、障害のある人の社会参加の促進と市民の障害福祉への関心と理解を深める。(宇部市) 11月27日
~12月8日
4.障害者の就労支援(作品の販売等)の推進:自立に向けた就労訓練をする障害者への支援と理解促進
茨城県 障がい者就労支援事業所展示・物品販売会 障がい者就労支援事業所の作業及び製品の展示、「障がい者暮らしの相談」臨時窓口の開設、障がい者虐待防止及び障がい者差別解消に関する出張相談窓口の開設、各種制度の周知・啓発等を行うことで、障がい者(児)の福祉の向上と社会参加の促進、市民の障がい理解を深める。
○障がい者の製作した物品の販売・展示
○障がい者就労支援事業所の作業及び製品の展示
○「障がい者暮らしの相談」臨時相談窓口
○障がい者虐待防止・障がい者差別解消に関する出張相談窓口
○各種制度の周知・啓発 等
12月7日
東京都 第10回障害者就労支援・雇用促進フェア 障害者の地域移行と就労に向けた支援体制の充実が一層重要になっている。こうした状況を踏まえ、「障害者週間」(毎年12月3日から12月9日までの1週間)に合わせて、普及啓発のための講演会や就職面接会、福祉説明会・施設紹介相談コーナー・就労者パネル展を実施し、一人でも多くの障害者の一般就労及び福祉就労を実現していく。
○講演会:テーマ 「知っていてほしい障害年金のこと」
○福祉説明会:江戸川区の福祉政策について(手帳制度や福祉制度など)
○施設紹介・相談コーナー:(施設)江戸川区内関係施設、生活介護・就労B・就労移行・就労A・地活Ⅰ~Ⅲ型・就労支援センター等
○就労者パネル展:働く障害者の様子
○障害者就職面接会
12月4日
静岡県 障害者週間啓発事業
○長泉町役場庁舎内で長泉身障福祉会提供の啓発品(絵手紙作品等)の展示、啓発映像の放映
○就労移行支援及び就労継続B型支援事業所の啓発品(焼き菓子等)を役場福祉保険課・町内の障がい者団体・相談支援事業所・就労支援事業所が商業施設や街頭で配布
○就労移行支援及び就労継続B型支援事業所による啓発品の展示・販売
12月4日~8日
熊本市 就労フェア2017 “この街で はたらく”をテーマに、障がい者就労に携わる企業、支援事業所及び当事者が集まり、セミナー、グループワーク、障がい者施設商品展示会等を行なう。 12月8日
5.災害と被災障害者に対する理解促進
宮城県 障害者震災記憶風化防止展 障害者が震災で直面した困難や、生活の再建過程等を記録化してまとめたパネルや、障害者による手作りグッズ等を展示。 12月4日~1月12日
愛知県 チャレンジドフェスタ 「障害者が避難所に来たら」というテーマのワークショップの実施。 12月10日
和歌山県 障害者避難訓練 日高町保健福祉総合センターを福祉避難所とし、近くの福祉事業所等の障害者及び地域住民の避難訓練を実施。訓練内容は、福祉避難スペース及び一般避難所の開設、避難所運営本部の設置運営、被災者の管理、情報の整理・発信、食料物資の調達・管理・配給、避難所の施設管理、要援護者の支援等を行う。 平成29年11月3日
6.障害をテーマにした講演会・シンポジウム、体験講座等の実施
宮城県 障害理解促進事業 講演会 障害者差別解消法の概要等について、地域の事業所や一般の方々を対象に講演会を開催。(テーマ:みんなで学ぼう「障害者差別解消法」/講師:東北福祉大学教授 阿部 一彦 氏) 12月5日
東京都 第13回共生のための文京地域支援フォーラム 障害者への理解を深め、共生社会の実現を図るため、地域住民への働きかけを強化することを目的として、「第13回共生のための文京地域支援フォーラム」を開催。光が遮断された空間で視覚障害者のアテンドスタッフによる案内を受けて、様々なことを体験するプログラム「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を実施する。 11月17日、
11月18日
長野県 手話落語講演会 上方手話落語会代表 デフー福師匠 による、手話落語講演会を開催。
○演目:芝浜、犬の目、創作落語等
12月9日
大阪府 障害者理解促進 出前講座 教育機関、企業、団体等からの依頼に基づき、障害当事者(視覚、聴覚、肢体など)の体験談や、点字体験、手話体験、車イス体験、アイマスク体験、専門職の講演などを実施し、地域で暮らす障害者の理解につなげる。 通年(50回程度)
大阪府 守口市精神障害者理解促進講座「知ってみよう、聞いてみよう、精神障害!」 精神障害者による落語、マジック(オープニング)、体験談。精神障害に関するミニ講座。精神障害当事者を交えてのグループワーク。 11月24日
香川県 発達障害者地域支援に関する一般公開講座 医師・教員・相談員・就労などの支援等がパネリストを務め、『フツーにやれるように苦手なトコロを援助する』と考えられがちな発達障害者の“支援”を、『一緒にやってみたらこんな凄い人だった!』の視点で捉えなおすことをテーマに一般の方への普及・啓発を図る。 1月14日
7.障害者支援施設・福祉施設等職員(関係者・支援者含む)への研修会・セミナー等の実施
秋田県 美郷町障がい者自立支援セミナー 障害福祉サービス事業所職員、民生児童委員等の支援者を対象として、障害者の地域生活を支援するためのセミナーを開催 12月8日
茨城県 障害者権利擁護・虐待防止研修会の実施 障害者支援に従事する事業者等の管理者やサービス管理責任者を対象に、権利擁護に関する意識啓発や虐待防止に関する理解、未然防止、早期発見、迅速な対応を行うために必要な人材の育成や資質の向上を図ることを目的とした研修会を実施。 12月5日
徳島県 ペアレント・メンター養成研修基礎講座 公開講座 ペアレント・メンター養成研修受講者の他、支援者や発達障がい者に関心のある方を対象に講座を実施し、発達障がいについての理解促進を図る。 12月9日
8.障害当事者参加型の一般交流イベントの実施(総合的フェスティバルの実施、ダンス、楽器演奏、コンサート等)
茨城県 Koga障がい者フォーラム2017・第4回古河市社会福祉大会 市民が障害に関しての理解を深めるとともに、障がいのある方があらゆる分野で、積極的に参加する意欲を高め、“障がいのある方が心豊かに安心して暮らせるまち”を目指すことを目的として、表彰・記念講演(松野明美氏)・障害福祉サービス事業所による模擬店、自主製品販売、ステージ発表・車イス、手話、点字体験等を実施。 11月3日
千葉県 障害者週間記念事業 障害者週間(12月3日~9日)を記念し、広く市民に障害者福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会参加する意欲を高めるために啓発事業を実施。
・障害のある方が創作した絵画等の展示。
・障害者就労施設等で作られた菓子・野菜・小物等の販売
・障害者の就労を応援するイベント
・スヌーズレン体験
・障害者スポーツ・レクリエーション体験
・障害当事者による合唱・ダンス等の発表会
・補助犬によるデモンストレーション
・映画上映(聲の形)
12月5~7日(作品展)
12月9・10日
(記念事業)
東京都 第37回区民ふれあいフェスタ
(障害者週間記念作品展、障害者雇用促進フォーラム2017を同時開催)
区民の障害者への理解と関心を深めるとともに、障害者の自立と社会参加の促進を図るため、『障害者週間』(12月3日~12月9日)の記念事業として実施。
○区長表彰式(個人・団体)、障害者雇用促進企業への感謝状贈呈式(企業)
○一社Get in touchメンバー(代表 東ちづる氏、ほか)による『誰も排除しない「まぜこぜの社会」をめざして』のステージ
○障害者団体・施設によるPR
○障害者週間記念作品展
○障害者雇用促進フォーラム2017(企業の発表、行政情報コーナー等)
○模擬店・バザー
○福祉施設の自主生産品販売
○ボッチャ体験
○手話・点字・音訳教室、電動車椅子の試乗、補助犬ふれあいコーナー 等
12月3日(作品展は11月28日~12月3日)
滋賀県 はつらつのつどい 障がいを個性として捉え、障がい児・者や高齢者など地域に住む全ての市民が互いの人権を認め合い、共に生き、共に支え合う市民社会に向けて、障害者週間にちなみ「はつらつのつどい」を開催。
○障がい者団体によるダンス・歌の発表
○手話サークルによる手話歌・クイズ
○盲導犬ユーザーの話&盲導犬の歩行実演
○文化サークル作品展示
○福祉団体による模擬店 等
12月3日
鳥取県 中部あいサポートフェスタ2017 障がいについての理解啓発を目的に開催。
○障がいのある人、支援団体等によるステージパフォーマンス(ダンス、歌、演奏)
○障がい福祉サービス事業所出店販売
○健康チェックコーナー
○盲導犬とのふれあいコーナー
○UDタクシー展示 等
12月10日
高知県 第12回香南ふれあい祭り・香南市人権フェスティバル 第12回香南ふれあい祭り・香南市人権フェスティバルにおいて、障害福祉サービスや災害時避難行動要支援者に関する展示・啓発ブースを設けるとともに、手話コーナー及び聴覚障害者向けの情報機器展示コーナーを設置する。 11月23日
鹿児島県 あったか交流フェスタ2017 障害者の自立と積極的な社会参加の促進及び障害や障害者に対する理解と認識を深めることを目的として、障害者と健常者が一緒に楽しめる「あったか交流フェスタ」を開催する。(内容:ふれあいステージ、展示即売会、体験教室、文化作品展 等) 12月3日
9.障害者又は障害のある家族を持つ当事者・関係者への相談会・講演会・交流会
福島県 障がい者啓発事業 発達障がいのある子どもに対し、日頃どんなことで困っているのか、体験を通して理解するプログラムと特性や対応のコツについてミニ講義を開催。 12月2日
埼玉県 障害者相談会 身体障害者の方、知的障害者の方またはそのご家族を対象に、心配事などの相談に相談員が対応する。市内4地域で開催。(加須市) 12月1日、12月5日、12月16日、12月18日
東京都 障害者相談事業 都内在住の障害のある方からの相談に、弁護士等が電話・FAX・メールにて無料で応じる。 12月3日~8日
(12月4日を除く)
京都府 聞こえの教室 聞こえに不自由を感じている方とその家族、聴覚障害者福祉に関心のある方を対象の事業。京都市聴覚言語障害センターから言語聴覚士を招いて、「補聴器の上手な選び方」について講演会を開催。 12月7日
10.スポーツ体験・交流イベントの実施
東京都 小金井市障害者週間行事 リオデジャネイロパラリンピック出場選手による、「パラリンピック選手との卓球体験、特別講演会」など体験型のイベントを行うことにより、障がいのある人もない人も互いに尊重し、支え合う共生社会の実現を推進する。 12月9日
京都府 第9回京丹後市車いす駅伝実行委員会 車いす駅伝競技を通して、障害の有無を超えた市民のふれあいの場にするとともに、車いすを体験することにより、福祉のまちづくりを考えていただく機会となるよう開催。
京丹後市内外の障害者団体や福祉法人・近隣の学校・警察署・保健所・市内事業所・山陰海岸ジオパーク関係市町などから30チーム以上の参加。事前に各チームが予測ゴールタイムを申請し、市役所周辺約1.3km(5区間)を5人の走者で中継して、申告タイムと実際にかかったタイムの差を競うレース。
11月12日
福岡県 人権週間・障害者週間啓発イベント ゴールボール女子日本代表であり、2012年のパラリンピック金メダリストでもある安達阿記子選手を迎え、講演会とゴールボール体験会を行います。 12月2日
北九州市 第14回北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会 日本、カナダ、オランダ、韓国の4ヶ国の代表選手が対戦。あわせて小学生車椅子バスケットボール大会・全日本ブロック選抜車椅子バスケットボール選手権大会を行う。また、バリアフリースポーツを体験・プレーできる体験ひろばも開催。 11月10日~12日
11.特別支援学校・学級の児童・生徒を中心とした作品の発表や表彰等の交流会の実施
広島県 あいサポートフォーラム東広島
○障害のある子どももない子どもも一緒に踊るダンスチーム「パピコ」によるダンス、歌、ショートコント
○知的障害と自閉症をもった妹を1年にわたり撮りつづけたドキュメンタリー映画「ちづる」の上映及び監督の講演等
12月16日
徳島県 特別支援学校You Me(ゆめ)チャレンジフェスティバル2017 特別支援学校高等部の生徒が、様々な形での働きたい想いの表現や事業所との懇談等をとおして、個々の就労意欲向上を図るとともに、事業所における障がい理解や障がい者雇用の推進を図る。 2月19日
熊本市 平成29年度熊本市小中学校特別支援学級児童生徒作品展(ハッピースマイル・アートギャラリー) 市内小中学校の特別支援学級に在籍している児童生徒の作品展示等の学習成果の発表を通して、参加者相互の交流を深めるとともに、市民への特別支援教育の理解を広く図る。 12月1日~4日
12.メディア・インターネット等を活用した広報・意識啓発の実施
東京都 障害者週間特集番組の提供 障害者週間に合わせ、都市型CATVにおいて障害者に関するテーマ番組を作成し放映する。また、同番組をインターネット動画共有サービスを活用して放映することにより一層の周知を図る。 12月11日
福井県 「こころのバリアフリー」スポット広告放送 障害者週間に合わせて、障害者や高齢者を含むすべての人が、お互いを思いやる「こころのバリアフリー」を醸成するCMを作成し、放送する。 12月3日~12月9日
京都府 障害者差別解消法周知CMの放送 障害者週間に合わせ、町のケーブルテレビを活用し、差別解消法周知CMを制作。CM放送期間中は、番組の冒頭にCMを流し、法の周知を行う。 11月上旬~12月9日
北九州市 障害者差別解消法啓発動画放映 障害者差別解消法を市民に広く知ってもらうため、屋外大型ビジョンにて15秒の啓発動画を放映する。 12月(1ヶ月間)
13.障害者への減免措置、施設無料開放等の実施
新潟県 障害者週間記念事業 市の体育施設や温泉施設、文化施設などを、市内の障害のある方等(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方及びその介助者1名)に無料開放する。 11月4日、11月5日
島根県 障害者週間中の県立施設等の無料開放または入場料の減免 障害者週間中に、県立施設等を無料開放または入場料の減免を行う。 12月3日~9日
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