「世界青年の船」事業

 現在、国際社会において、グローバル化が急速に進展する中、あらゆる分野で国境を越えた協力・調整・交渉が不可欠となっており、国際社会のみならず、地域社会等においてもグローバル化対応を牽引・指導するリーダーが必要となっています。
 このため、「世界青年の船」事業は、多様なバックグラウンドを持つ青年が参加し、世界各地から集まった外国青年とのディスカッションや文化交流、有識者によるセミナーの受講や参加青年による自主活動の企画、参加青年主体のワークショップの開催等を通して、異文化対応力やコミュニケーション力を高め、リーダーシップやマネジメント力の向上を図るとともに、相互理解を深め、参加青年の国際的視野を広げ、国際協調の精神を育てることにより、国際化や多様化の進展する各分野でリーダーシップを発揮して社会貢献を行うことが出来る青年を育成することを目的としています。あわせて、国境を越えた強い人的ネットワークの構築を図ります。

令和6年度(2024年度)事業概要 ~ SWY 2025~

 令和6年度は、令和5年度に引き続き、船で国内航路を周り、約1ヶ月間の共同生活をしながら、ディスカッションや文化交流等、様々な活動を行います。

参加国、日程等の事業概要は以下のPDFをご確認ください。
【世界青年の船事業】事業概要説明資料(PDF形式:1,311KB)PDFを別ウィンドウで開きます

Recruitment of Discussion Facilitator for the Ship for World Youth Program 2025 (SWY 2025) Closed

令和5年度(2023年度)事業概要 ~ SWY 2024 ~

オンライン交流(令和5年11月4日、5日、11日、12日、25日、26日)

ディスカッションのひとこま


 オンライン交流は、外国参加青年が来日する前に日本参加青年と交流することで、相互理解や友好関係の構築及び来日後の交流をより円滑にすることを目的として開催されました。

 参加青年は、時差を考慮した2グループに分かれて、各グループ3日間のオンライン交流に参加しました。

 オンライン交流では、コース・ディスカッション、交流に向けた自主活動及び地域実践活動の準備等を行いました。

本体プログラム(令和6年1月24日~2月21日)

プログラム1

プログラム2


 令和6年1月24日に参加青年が東京に集合し、都内視察等の東京プログラムを行った後、1月29日に東京港を出港し、京都府、兵庫県、高知県で寄港地活動を行った後、東京港に帰港し、成果発表会や解散式などを行い、2月21日に解散しました。
 京都府、兵庫県の寄港地活動では、それぞれ3日間の地域訪問活動を行いました。地域訪問活動では、地域の魅力や日本の文化を体感するとともに、地元の青年との交流を図るべく、施設訪問等の各種活動を実施しました。
 高知県の寄港地活動では、8日間の地域実践活動を行いました。地域実践活動では、コースディスカッションテーマで分けられた10グループが、社会課題の解決に取り組む地域のNPOや地元企業等における体験・意見交換等を通じてテーマに係る理解を深めながら、課題解決について自分たちの考えを発表する活動を実施しました。

令和3年度(2021年度)事業概要 ~ SWY Online

オンライン交流(コースディスカッション、ワークショップ) 1/15、1/22、1/29、2/12

ディスカッションのひとこま

ワークショップ(コーラス)の様子


 参加青年は4日間のオンラインプログラムの中で、コ-ス・ディスカッション及びワークショップを通じた交流を行いました。コース・ディスカッションでは、世界共通課題であるSDGsをテーマに4つのコース(社会問題・ジェンダー平等問題・経済問題・環境問題)に分かれて、基調講演者による講義やファシリテーターの指導の下、英語によるディスカッションを行いました。また、ワークショップでは、各国の青年が主催者となって、それぞれの国の文化紹介やオンラインコーラスなど、フランクな交流を行いました。最終日には、プログラムの結果発表を行い、プログラムの振り返りや経験を共有しました。

SWY Online成果報告会

報告会1

報告会2


 事業報告会では、日本参加青年が主体となって企画・運営を行い、一般視聴者向けにコース・ディスカッションの成果や、オンライン事業を通じて得た学びなどを発表しました。独自企画として行った外国参加青年がゲスト参加するパネルディスカッションや視聴者参加型のディスカッションの疑似体験は、大変好評でした。

令和元年度(2019年度)事業の概要

陸上研修及び船上研修

陸上研修(コースディスカッション)

参加青年達の集合写真


 参加青年全員が、国別に分かれる参加国団、活動の基本的単位であるレター・グループ、各種委員会、テーマごとに分かれるコース・ディスカッションという場面による4種類のグループにそれぞれ所属し、陸上及び船上での研修を行いました。
 研修は、7つの世界共通の課題をテーマ(※)とするコース・ディスカッションを軸に、アドバイザーによる講義の形で、リーダーシップ、プロジェクト・マネジメントといった、7つのコースに共通して必要な知識の共有を図るとともに、参加青年が主催するPYセミナー等を開催するなど、多様な形式で行いました。
 また、参加国団単位で行うナショナル・プレゼンテーションや訪問国での様々な活動を通じて、それぞれの国や文化についての理解を深めました。

※ 令和元年度(2019年度)コース・ディスカッション・テーマ一覧
  • 文化遺産の保護
  • グローバル・シティズンシップ
  • 地球環境と気候変動
  • 多文化共生
  • 健康とウェルビーイング
  • 平和構築と国際協力
  • 平等な社会におけるテクノロジー

寄港地活動

 令和元年度(2019年度)はメキシコ合衆国で寄港地活動を行いました。

「世界青年の船」事業 帰国報告会

 令和元年度(2019年度)事業に参加した日本青年たちの企画・運営による、一般の方々への帰国報告会を2020年6月7日(日)にオンラインで実施しました。