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第2章 調査結果の概要 -4

4.生活環境に関する事項

(1)外出する主な目的(問28)(複数回答)

問28 主に出かけるのはどんな時ですか。次の中からあてはまるものを全てお答えください。(〇はいくつでも)

主に出かけるのはどんな時かをみると、全体で「近所のスーパーや商店での買い物」(80.4%)が最も高い。次いで、「通院」(69.9%)、「銀行や役所など」(50.9%)、「散歩」(43.4%)、「趣味・余暇・社会活動」(34.3%)が続く。

図表2-4-1-1 外出する主な目的(問28)(複数回答)(CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-1-1 外出する主な目的(問28)(複数回答)の図

性別でみると、女性は「銀行や役所など」が56.4%と、男性(44.9%)より高い。

性・年齢でみると、男女ともに75~79歳で「散歩」(男性51.5%、女性49.3%)が高く、80~84歳では「通院」(男性76.0%、女性78.5%)が高く、85歳以上では「高齢者施設などへの通所(自らが介護あるいは医療的処置を受けるために、デイサービスなどを利用する場合)」(男性15.0%、女性21.0%)が高い。男性の65~69歳は「趣味・余暇・社会活動」(42.6%)が高い。女性の65~79歳では「近所のスーパーや商店での買い物」「銀行や役所など」がいずれも高い。

現在の結婚状況でみると、配偶者あるいはパートナーとは離婚している者は「銀行や役所など」(63.9%)が高い。

家庭の1か月の平均収入額でみると、家庭の1か月の平均収入額が25万円以上はいずれも「趣味・余暇・社会活動」が高く、4割を超えている。

都市規模でみると、町村は「通院」(75.5%)が高い。

図表2-4-1-2 外出する主な目的(問28)(複数回答)(CSV形式:6KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-1-2 外出する主な目的(問28)(複数回答)の図

(2)ふだんの外出頻度(問29)

問29 ふだん、(散歩なども含め)どのくらいの頻度で外出しますか。次の中から1つだけ選んでお答えください。(○は1つ)

ふだん、(散歩なども含め)どれくらいの頻度で外出するかをみると、全体で「ほとんど毎日」(55.4%)が最も高い。次いで、「2~3日に1回」(25.4%)、「週に1回」(6.5%)、「ほとんど外出をしない」(3.4%)、「月に1~2回」(2.6%)が続く。

図表2-4-2-1 ふだんの外出頻度(問29)(択一回答)(CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-4-2-1 ふだんの外出頻度(問29)(択一回答)の図

性別でみると、男性は「ほとんど毎日」が60.4%と、女性(50.9%)より高い。

性・年齢でみると、男女ともに年代が高いほど「ほとんど毎日」が低くなっている。

現在の結婚状況でみると、配偶者あるいはパートナーとは死別している者は「ほとんど毎日」(43.2%)が低い。

同居者でみると、親と同居している者は「ほとんど毎日」(66.7%)が高い。

収入がある仕事の有無でみると、仕事をしている者は「ほとんど毎日」(74.2%)が高い。

家庭の1か月の平均収入額でみると、家庭の1か月の平均収入額が30万円以上はいずれも「ほとんど毎日」が高く、6割中盤となっている。

図表2-4-2-2 ふだんの外出頻度(問29)(択一回答)(CSV形式:5KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-4-2-2 ふだんの外出頻度(問29)(択一回答)の図

(3)外出の際に利用する交通手段(問30)(複数回答)

問30 ふだん外出する時に何を利用しますか。次の中からあてはまるものを全てお答えください。(〇はいくつでも)

ふだん外出する時に何を利用するかをみると、全体で「徒歩」(50.1%)が最も高い。次いで、「自分で運転する自動車」(46.6%)、「家族などの運転する自動車」(27.1%)、「電車・地下鉄」(21.0%)、「バス・路面電車」(20.5%)、が続く。

図表2-4-3-1 外出の際に利用する交通手段(問30)(複数回答)(CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-3-1 外出の際に利用する交通手段(問30)(複数回答)の図

性別でみると、男性は、「自分で運転する自動車」が59.4%と、女性(34.9%)より高い。女性は「家族などの運転する自動車」が36.5%と男性(16.8%)より高い。

性・年齢でみると、男女ともに年代が高いほど「自分で運転する自動車」が低くなる。男性では年代が高いほど「徒歩」が低くなる。女性では年代が高いほど「家族などの運転する自動車」が高くなる傾向にある。

現在の結婚状況でみると、結婚したことがない者は「電車・地下鉄」(31.9%)が高い。現在、配偶者あるいはパートナーがいる者は「自分で運転する自動車」(54.6%)が高い。

子供の有無(同居、別居別)でみると、子供はいない者は「電車・地下鉄」(29.2%)が高い。子供あり(同居・別居ともに)は「家族などの運転する自動車」(33.9%)が高い。

同居者でみると、同居者はいない者は「バス・路面電車」(30.2%)が高い。親と同居している者は、「自分で運転する自動車」(74.7%)が7割を超えている。

都市規模でみると、大都市は「徒歩」(57.3%)、「電車・地下鉄」(39.8%)、「バス・路面電車」(39.8%)が高い。

地域(6区分)でみると関東は「徒歩」(57.1%)、「電車・地下鉄」(36.7%)、「バス・路面電車」(32.5%)が高い。中部は「自分で運転する自動車」(62.7%)が高い。近畿は「徒歩」(61.8%)、「電車・地下鉄」(34.4%)が高い。

図表2-4-3-2 外出の際に利用する交通手段(問30)(複数回答)(CSV形式:7KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-3-2 外出の際に利用する交通手段(問30)(複数回答)の図

(4)自分で運転する頻度(問31)

【問30で「5 バイク・スクーター」及び「6 自分で運転する自動車」と回答した方にお伺いします。】
問31 どのくらいの頻度で自動車・バイク等を運転しますか。次の中から1つだけ選んでお答えください。(〇は1つ)

どれくらいの頻度で自動車・バイク等を運転するかをみると、全体で「ほとんど毎日運転する」(62.1%)が最も高い。次いで、「週2,3回は運転する」(25.9%)、「週に1回くらいは運転する」(7.7%)、「月に数回しか運転しない」(3.5%)、「年に数回しか運転しない」(0.2%)が続く。

図表2-4-4-1 自分で運転する頻度(問31)(択一回答)(CSV形式:1KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-4-4-1 自分で運転する頻度(問31)(択一回答)の図

性・年齢でみると、男女ともに65~69歳は「ほとんど毎日運転する」(それぞれ男性67.4%、女性69.4%)が高い。

現在の結婚状況でみると、配偶者あるいはパートナーとは離婚している者は「ほとんど毎日運転する」(67.6%)が高い。

子供の有無(同居、別居別)でみると、子供あり(同居・別居ともに)の者は「ほとんど毎日運転する」(67.8%)が高い。

同居者でみると、親と同居している者は「ほとんど毎日運転する」(72.0%)が高い。

収入がある仕事の有無でみると、仕事をしている者は「ほとんど毎日運転する」(76.6%)が高い。

家庭の1か月の平均収入額でみると、家庭の1か月の平均収入額が80万円以上は「ほとんど毎日運転する」(71.7%)が高い。

地域(6区分)でみると、九州は「ほとんど毎日運転する」(73.6%)が高い。

図表2-4-4-2 自分で運転する頻度(問31)(択一回答)(CSV形式:4KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-4-4-2 自分で運転する頻度(問31)(択一回答)の図

(5)今後、自動車・バイクの運転をどうするのか(問32)

【問30で「5 バイク・スクーター」及び「6 自分で運転する自動車」と回答した方にお伺いします。】
問32 今後、自動車・バイク等を運転することについて、どのようにお考えですか。あなたのお考えに最も近いものを1つお答えください。(〇は1つ)

今後、自動車・バイクの運転をどうするのかをみると、全体で「視力の低下などにより運転の支障を感じたら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(41.6%)が最も高い。次いで、「一定の年齢になったら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(38.5%)、「特に考えていない」(7.1%)、「年齢や身体的な支障の有無にかかわらず、自動車・バイク等の運転を続けようと思っている」(5.1%)、「公共交通機関のサービスレベルが上がれば、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(5.0%)が続く。

図表2-4-5-1 今後、自動車・バイクの運転をどうするのか(問32)(択一回答)(CSV形式:7KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-4-5-1 今後、自動車・バイクの運転をどうするのか(問32)(択一回答)の図

性別でみると、女性は「一定の年齢になったら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」が48.6%と、男性(31.9%)より高い。男性は「視力の低下などにより運転の支障を感じたら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」が45.5%と、女性(35.7%)より高い。

性・年齢でみると、男性の70~74歳は「視力の低下などにより運転の支障を感じたら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(52.3%)が高く、5割を超えている。

現在の結婚状況でみると、配偶者あるいはパートナーとは死別している者は「一定の年齢になったら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(45.9%)が高い。

子供の有無(同居、別居別)でみると、子供はいない者は「視力の低下などにより運転の支障を感じたら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(46.4%)が高い。

家庭の1か月の平均収入額でみると、家庭の1か月の平均収入額が40万円~60万円未満は「視力の低下などにより運転の支障を感じたら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(50.0%)が高く、5割程度となっている。

都市規模でみると、大都市は「一定の年齢になったら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(45.7%)が高い。

地域(6区分)でみると、中国・四国は「一定の年齢になったら、自動車・バイク等の運転をやめようと思っている」(46.2%)が高い。

図表2-4-5-2 今後、自動車・バイクの運転をどうするのか(問32)(択一回答)(CSV形式:11KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

図表2-4-5-2 今後、自動車・バイクの運転をどうするのか(問32)(択一回答)の図

(6)現在の地域で、不便や気になること(問33)(複数回答)

問33 あなたがお住まいの地域で、不便に思ったり、気になったりすることはありますか。次の中からあてはまるものを全てお答えください。(〇はいくつでも)

現在の地域で、不便や気になることはあるかをみると、全体で「日常の買い物に不便」(23.9%)が最も高い。次いで、「医院や病院への通院に不便」(23.8%)、「交通機関が高齢者には使いにくい、または整備されていない」(21.5%)、「散歩に適した公園や道路がない」(12.8%)が続く。「特にない」は39.3%。

図表2-4-6-1 現在の地域で、不便や気になること(問33)(複数回答)(CSV形式:7KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「特にない」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-6-1 現在の地域で、不便や気になること(問33)(複数回答)の図

性・年齢でみると、男女とも年代が高いほど「医院や病院への通院に不便」が高くなる傾向にある。女性は年代が高いほど「日常の買い物に不便」が高くなる。

現在の結婚状況でみると、配偶者あるいはパートナーとは離婚している者は「特にない」(45.0%)が高い。

同居者でみると、親と同居している者はいずれの項目も高く、特に、「交通機関が高齢者には使いにくい、または整備されていない」(35.4%)が高くなっている。

家庭の1か月の平均収入額でみると、家庭の1か月の平均収入額が5万円未満は「散歩に適した公園や道路がない」(18.5%)が高い。80万円以上は「特にない」(52.1%)が高い。

都市規模でみると、小都市はいずれの項目も高い。

地域(6区分)でみると、北海道・東北は「日常の買い物に不便」(30.4%)、「医院や病院への通院に不便」(33.1%)が高い。中部は「交通機関が高齢者には使いにくい、または整備されていない」(28.1%)が高い。

図表2-4-6-2 現在の地域で、不便や気になること(問33)(複数回答)(CSV形式:12KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「特にない」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-6-2 現在の地域で、不便や気になること(問33)(複数回答)の図

(7)政策や支援で、特に力を入れて欲しいこと(問34)(複数回答)

問34 次のうち、今後特に力を入れてほしい政策や支援、地域で取り組んでほしいことなどはありますか。次の中からあてはまるものを全てお答えください。(〇はいくつでも)

政策や支援で、特に力を入れて欲しいことをみると、全体で「介護や福祉サービス」(55.3%)が最も高い。次いで、「医療サービス」(47.8%)、「公的な年金制度」(43.6%)、「地域全体の防災対策、防犯対策」(30.5%)、「多世代が暮らしやすいまちづくり」(30.3%)が続く。「特にない」は9.2%。

図表2-4-7-1 政策や支援で、特に力を入れて欲しいこと(問34)(複数回答)(CSV形式:7KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「特にない」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-7-1 政策や支援で、特に力を入れて欲しいこと(問34)(複数回答)の図

性・年齢でみると、男女ともに65~69歳は「公的な年金制度」(男性52.3%、女性51.6%)、「高齢者の働く場の確保」(男性22.1%、女性24.7%)が高く、85歳以上は「介護や福祉サービス」(男性64.0%、女性61.8%)が高い。女性の65~69歳では他に、「地域全体の防災対策、防犯対策」(39.4%)、「多世代が暮らしやすいまちづくり」(38.5%)が高い。

現在の結婚状況でみると、結婚したことがない者と配偶者あるいはパートナーとは離婚している者は「高齢者向けの住宅の整備」(それぞれ24.6%、26.2%)が高い。配偶者あるいはパートナーとは離婚している者は他に「高齢者の働く場の確保」(25.1%)が高い。

子供の有無(同居、別居別)でみると、子供あり(同居・別居ともに)の者は「多世代が暮らしやすいまちづくり」(39.3%)が高い。子供はいない者は「高齢者向けの住宅の整備」(25.3%)が高い。

収入がある仕事の有無でみると、仕事をしている者は「高齢者の働く場の確保」(26.0%)が高い。

家庭の1か月の平均収入額でみると、家庭の1か月の平均収入額が5万円未満は「公的な年金制度」(48.1%)以外の項目がいずれも低くなっている。30万円~40万円未満は「多世代が暮らしやすいまちづくり」(38.5%)が高い。40万円~60万円未満は「医療サービス」(57.3%)が高い。80万円以上は「公的な年金制度」(28.7%)が低く、「子育て支援などの少子化対策」(21.3%)、「生涯学習のための場の確保」(18.1%)が高い。

図表2-4-7-2 政策や支援で、特に力を入れて欲しいこと(問34)(複数回答)(CSV形式:10KB)ファイルを別ウィンドウで開きます

※「その他」「特にない」「不明・無回答」以外の選択肢(%)の高い順に並べ替え。

図表2-4-7-2 政策や支援で、特に力を入れて欲しいこと(問34)(複数回答)の図