5.前回調査との比較
(1)調査の仕様の比較
(2)調査の結果の比較
今回調査の設問のうち、前回調査で類似した内容を尋ねている項目について、それぞれの調査結果を掲載する。設問文については、各回のそれぞれ異なる箇所に下線を引いている。選択肢項目については、同一・類似の項目は双方を同一行に並べて配置し、片方のみの項目は異なる行に配置した。
なお、前回調査は調査員による面接聴取法で実施しており、今回調査とは調査手法が異なるため、単純比較はできないことに留意が必要である。また、前回調査は60歳以上を対象に行ったが、比較に当たって今回調査と年齢を揃えるため、65歳以上に絞った結果を掲載している。
1.調査対象者の基本属性
◆ 性別(F1)
◆ 年齢(F2)
◆ 現在の結婚の状況(事実婚含む)(F3)
◆ 子供の有無(同居・別居別)(F4)
※前回調査の「いる(同居している)」の選択肢を、今回調査では「子供あり(同居のみ)」、「子供あり(同居・別居ともに)」の2つに分けている。
◆ 同居者(F5)(複数回答)
◆ 収入のある仕事の有無(F7)
※有職(計)は「自営業者・個人事業主・フリーランス(家族従業者を含む。)」「正規の社員・職員」「パート・アルバイト」「会社または団体の役員」「家庭内の賃仕事(家庭内職)」「その他」の合計
2.基本的な生活の状況
◆ 現在の健康状態(問1)
◆ 生きがいを感じるか(問3)
◆ 現在の地域に暮らし始めてから何年になるか(問4)
◆ 近所の人とはどんな付き合いをしているか(問5)(複数回答)
※今回調査では「付き合い方」について、複数回答で尋ねているが、前回調査では「付き合いの程度」を単数回答で尋ねており、比較はできない。
◆ 現在の地域に住み続ける予定の有無(問6)
◆ 現在の地域に安心して住み続けるために必要なこと(問7)(複数回答)
◆ 親しくしている友人・仲間がどの程度いるか(問8)
◆ ふだん、人(同居家族含む)と話をする程度(問9)
◆ 日常生活の作業で同居家族以外に頼れる人(問10)(複数回答)
※今回調査では「日常生活の作業が一人ではできなくなったときに、同居家族以外に頼れる人」を尋ねているが、前回調査では「病気のときや、一人ではできない家の周りの仕事の手伝いなどについて頼れる人」を尋ねており、比較はできない。
◆ 日常生活で家族・知人から頼られる内容(問11)(複数回答)
※今回調査では全員に尋ねているが、前回調査では『日常生活の中で誰かから頼られることが「ある」と回答した方』に限定して尋ねており、比較はできない。
◆ 最期はどこで迎えたいか(問12)
※今回調査の選択肢「今は別居している子や親族などの家」は、前回調査では「子の家」、「その他の親族の家」の2つに分かれている。
◆ 孤立死について身近に感じる度合(問13)
◆ この1年間に参加した活動(問14)(複数回答)
※今回調査では「自主的に行っている活動」全般について尋ねているが、前回調査では「社会的な活動」に限定して尋ねており、比較はできない。
◆ 活動に参加したいと思わない理由(問15)(複数回答)
※今回調査では「自主的に行っている活動がない」理由を尋ねているが、前回調査では「社会的な活動をしていない」理由を尋ねており、比較はできない。
3.住宅の状況
◆ 現在の住居形態(問16)
※今回調査の選択肢では「高齢者向け住宅」を新設している。
※前回調査の「賃貸住宅(アパート、マンション、公営・公団等の集合住宅)」の選択肢を、今回調査では「賃貸住宅(民営のアパート、マンション)」、「賃貸住宅(公営・公社・UR等の集合住宅)」の2つに分けている。
◆ 65歳以降に入居を断られた経験の有無(問17)
※今回調査では全員に対し、「65歳以降に入居を断られた経験」を尋ねているが、前回調査では『賃貸住宅にお住まいの方』に限定して、「今までに入居を断られた経験」を尋ねており、比較はできない。
◆ 現在の住居の問題点(問19)(複数回答)
※今回調査では「どのような問題点を感じているか」を尋ねているが、前回調査では「困っていることがあるか」を尋ねており、比較はできない。
◆ 地震などの災害に備えてとっている対策(問20)(複数回答)
※今回調査の選択肢では「避難する際に家族・親族以外で支援してもらう人を決めている」、「地震火災を防ぐための感震ブレーカーがついている」を新設している。
◆ 身体が虚弱化してきたら住宅の改修をどうするか(問21)(複数回答)
※今回調査の選択肢では「虚弱化する前に住宅を改修済みなのでそのまま住み続けたい」、「現在の住居に子や親族などに移り住んでもらって世話をしてもらう」を新設している。
◆ 身体機能が低下しても住み続ける場合の改修(問22)(複数回答)
※今回調査では『回収済み・または改修の意向のある方』に限定して、「既に改修済みの内容」も含めて尋ねているが、前回調査では全員に「今後必要だと思う改修」を尋ねており、比較はできない。
◆ 住まいや地域の環境について重視すること(問23)(複数回答)
※今回調査では「住まいや地域の環境について重視すること」を全て選ぶ形式で尋ねているが、前回調査では「新しい住宅に住み替えをする際に重視すること」を3つまで選ぶ形式で尋ねており、比較はできない。
◆ 子と同居や近居の意向(問24)
◆ 同居・近居する場合のメリット(問25)(複数回答)
◆ 血縁関係のない人が住む住居をどう思うか(問26)
※今回調査では特に例示を掲載せず、対象者に選択してもらったため、「血縁関係のない複数の人々」について、配偶者を含めて回答している可能性があるが、前回調査では、「シェアハウス」「コレクティブハウス」「グループリビング」の具体例を掲載して尋ねているため、比較はできない。
◆ 自分が亡くなった後、住まいをどうするか(問27)
※今回調査の選択肢では「特に見込んでいることはない」を新設している。
4.生活環境に関する事項
◆ 外出する主な目的(問28)(複数回答)
◆ ふだんの外出頻度(問29)
※今回調査では「外出の頻度(回数)」を尋ねているが、前回調査では「何かの用で出かける日数」を尋ねており、比較はできない。
◆ 外出の際に利用する交通手段(問30)(複数回答)
※前回調査の「自転車」の選択肢を、今回調査では「自転車(電動アシストのものを除く)」、「電動アシスト自転車」の2つに分けている。
※前回調査の「車いす」の選択肢を、今回調査では「自分で操作する車いす」、「介助者が必要な車いす」の2つに分けている。
◆ 自分で運転する頻度(問31)
※今回調査では「自動車・バイク等」の運転について尋ねているが、前回調査では「自動車」の運転のみを尋ねている。
◆ 今後、自動車・バイクの運転をどうするのか(問32)
※今回調査では「自動車・バイク等」の運転について尋ねているが、前回調査では「自動車」の運転のみを尋ねている。
◆ 現在の地域で、不便や気になること(問33)(複数回答)
※今回調査の選択肢では「防災対策や防犯対策に不安がある」、「子供の遊び場や子育て支援サービスが不足」を新設している。