第1章 高齢化の状況

(4)暮らし向きと社会経済的境遇

世帯の暮らし向きと社会参加の度合いには、一定程度の相関関係が見られ、暮らし向きが苦しい人については、会話が少ない、友人づきあいをしていない、頼れる人がいない者の比率が高い(図1−3−1〜3)。

また、高齢者の現時点の経済状態だけではなく、その経済状態に至るまでの社会経済的境遇も孤立状態を生む要因になっている可能性があり、安定した就労、居住や家庭生活を通じた人間関係が長期にわたって阻害された結果が、高齢期の社会的孤立と低い経済状態として表面化したケースもあるものと考えられる。


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