IV.障害者を捉える設問に関する調査 IV-4-1 (9)<1>
4.調査の結果
1)インターネット調査
(9)3つの設問により「障害のある者」として捕捉された者の特徴<1>
以下では、本調査研究で尋ねている、「日常生活の状況」や「仕事の状況」について、本調査研究で捕捉された「障害のある者」が「障害のない者」と比較して、どのような状況であるのかを分析した。
ただし、WHODAS2.0は「障害のある者」の定義がないため、ここでは、「障害のある者」の定義があるワシントングループの設問と欧州統計局の設問を中心に分析を行っている。
分析の視点としては、2つの設問(ワシントングループと欧州統計局)で捕捉された「障害のある者」について、以下の2つの視点を中心に分析を行った。
<視点1>
障害のある者」と「障害のない者」で日常生活の状況や仕事の状況に差異があるか
→新たな設問・定義で「障害のある者」を捕捉することで、意味のある違いを捉えることができるか、また、「障害のある者」の方が支援を求めていたり、社会経済的に不利な立場にあることがわかるか。
<視点2>
特に、「障害のある者」でかつ公的障害者制度を利用していない(できていない)者について、支援を求めていたり、社会経済的に不利な立場にあることがわかるか。
<本節の構成>
なお、調査結果について、特にワシントングループの設問で「障害のある者」と「障害のない者」、欧州統計局の設問で「障害のある者」と「障害のない者」、公的障害者制度の利用者と公的障害者制度の非利用者をわかりやすく比較するため、項目の最後に、整理表をつけている。整理表については、「全数」と「60歳未満」の2つの図表に分けている。
したがって、本節は、各項目ごとに原則として4ページの構成となっている(一部、追加的な分析が含まれる場合は、以下の限りではない)。
1ページ目 | 2ページ目 | 3ページ目 | 4ページ目 |
---|---|---|---|
ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」 | 欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」 | 【全数】 ワシントングループの設問・欧州統計局の設問・公的障害者制度の利用有無による比較表 | 【60歳未満】 ワシントングループの設問・欧州統計局の設問・公的障害者制度の利用有無による比較表 |
<1>日常生活の状況における特徴・相互比較
ア)日常生活の手助け・見守りの必要性
ここでは「障害のある者/ない者」で手助け・見守りの必要性が異なるかを分析した。
(ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「日常生活における手助けや見守りの必要性」に関しては、「必要としている」者の割合は「障害のある者」の方が相対的に多い。
- ワシントングループの設問における「障害のある者」は16.0%が必要としており、「障害のない者」は1.7%が必要としている。
●ただし、「障害のある者」でも、84.0%は日常生活の手助け・見守りを必要としていない。
●ワシントングループの設問では「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「日常生活における手助けや見守りを必要としている」者が5.0%存在していることが捕捉された。
図表 60 ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」の日常生活における手助け・見守りの必要性
(上段:実数、下段:割合)
Q11 | |||||
---|---|---|---|---|---|
日常生活における手助けや見守りの必要性について、 お答えください。 |
|||||
1.必要としている | 2.必要としていない | 合計 | |||
合計 | 773 | 22,437 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 428 | 2,255 | 2,683 | |
WG障害のない者 | 345 | 20,182 | 20,527 | ||
合計 | 3.3% | 96.7% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 16.0% | 84.0% | 100.0% | |
WG障害のない者 | 1.7% | 98.3% | 100.0% |
Q11 | |||||
---|---|---|---|---|---|
日常生活における手助けや見守りの必要性について、 お答えください。 |
|||||
1.必要としている | 2.必要としていない | 合計 | |||
合計 | 773 | 22,437 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 325 | 316 | 641 |
公的障害者制度利用なし | 103 | 1,939 | 2,042 | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 214 | 960 | 1,174 | |
公的障害者制度利用なし | 131 | 19,222 | 19,353 | ||
合計 | 3.3% | 96.7% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 50.7% | 49.3% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 5.0% | 95.0% | 100.0% | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 18.2% | 81.8% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 0.7% | 99.3% | 100.0% |
(欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「日常生活における手助けや見守りの必要性」に関しては、「必要としている」者の割合は「障害のある者」の方が相対的に多い。
- 欧州統計局の設問における「障害のある者」は15.4%必要としており、「障害のない者」は0.8%が必要としている。
●ただし、「障害のある者」でも、84.6%は日常生活の手助け・見守りを必要としていない。
●欧州統計局の設問では「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「日常生活における手助けや見守りを必要としている」者が5.0%存在していることがわかった。
図表 61 欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」の日常生活における手助け・見守りの必要性
(上段:実数、下段:割合)
Q11 | |||||
---|---|---|---|---|---|
日常生活における手助けや見守りの必要性について、 お答えください。 |
|||||
1.必要としている | 2.必要としていない | 合計 | |||
合計 | 773 | 22,437 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 618 | 3,390 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 155 | 19,047 | 19,202 | ||
合計 | 3.3% | 96.7% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 15.4% | 84.6% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 0.8% | 99.2% | 100.0% |
Q11 | |||||
---|---|---|---|---|---|
日常生活における手助けや見守りの必要性について、 お答えください。 |
|||||
1.必要としている | 2.必要としていない | 合計 | |||
合計 | 773 | 22,437 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 478 | 718 | 1,196 |
公的障害者制度利用なし | 140 | 2,672 | 2,812 | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 61 | 558 | 619 | |
公的障害者制度利用なし | 94 | 18,489 | 18,583 | ||
合計 | 3.3% | 96.7% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 40.0% | 60.0% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 5.0% | 95.0% | 100.0% | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 9.9% | 90.1% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 0.5% | 99.5% | 100.0% |
【全数まとめ】
●「日常生活における手助けや見守りの必要性」に関しては、「必要としている」者の割合は「公的障害者制度利用あり」が相対的に多い。属性により、傾向に大きな差が見られるわけではない。
- ワシントングループの設問で「障害のある者」は16.0%、欧州統計局の設問で「障害のある者」は15.4%に対し、「公的障害者制度利用あり」は29.7%となった。
Q11 | ||||
---|---|---|---|---|
日常生活における手助けや見守りの必要性について、お答えください。 | ||||
1.必要としている | 2.必要としていない | 合計 | ||
合計 | 773 | 22,437 | 23,210 | |
実数 | WG障害のある者 | 428 | 2,255 | 2,683 |
WG障害のない者 | 345 | 20,182 | 20,527 | |
ES障害のある者 | 618 | 3,390 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 155 | 19,047 | 19,202 | |
公的障害者制度利用あり | 539 | 1,276 | 1,815 | |
公的障害者制度利用なし | 234 | 21,161 | 21,395 | |
合計 | 3.3% | 96.7% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 16.0% | 84.0% | 100.0% |
WG障害のない者 | 1.7% | 98.3% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 15.4% | 84.6% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 0.8% | 99.2% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 29.7% | 70.3% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 1.1% | 98.9% | 100.0% |
【60歳未満】
●「日常生活における手助けや見守りの必要性」に関しては、「必要としている」者の割合は「公的障害者制度利用あり」が相対的に多い。属性により、傾向に大きな差が見られるわけではない。
- 60歳未満のワシントングループの設問で「障害のある者」は16.4%、欧州統計局の設問で「障害のある者」は18.3%に対し、「公的障害者制度利用あり」は32.7%となった。
Q11 | ||||
---|---|---|---|---|
日常生活における手助けや見守りの必要性について、お答えください。 | ||||
1.必要としている | 2.必要としていない | 合計 | ||
合計 | 533 | 13,092 | 13,625 | |
実数 | WG障害のある者 | 282 | 1,438 | 1,720 |
WG障害のない者 | 251 | 11,654 | 11,905 | |
ES障害のある者 | 412 | 1,842 | 2,254 | |
ES障害のない者 | 121 | 11,250 | 11,371 | |
公的障害者制度利用あり | 389 | 800 | 1,189 | |
公的障害者制度利用なし | 144 | 12,292 | 12,436 | |
合計 | 3.9% | 96.1% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 16.4% | 83.6% | 100.0% |
WG障害のない者 | 2.1% | 97.9% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 18.3% | 81.7% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 1.1% | 98.9% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 32.7% | 67.3% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 1.2% | 98.8% | 100.0% |
イ)健康上の問題の日常生活への影響
ここでは「障害のある者/ない者」で健康問題の日常生活への影響が異なるかを分析した。
(ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「健康上の問題による日常生活への影響」に関しては、「影響がある」者の割合は「障害のある者」の方が相対的に多い。
- ワシントングループの設問における「障害のある者」は35.0%が「影響がある」としており、「障害のない者」は11.0%が「影響がある」としている。
●ただし、「障害のある者」でも、65.0%は健康上の問題による日常生活への影響がない。
●ワシントングループの設問で「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「健康上の問題による日常生活への影響がある」者が22.9%存在していることがわかった。
図表 64 ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」の健康上の問題による日常生活への影響
(上段:実数、下段:割合)
Q12 | |||||
---|---|---|---|---|---|
現在、健康上の問題で日常生活に 何か影響がありますか。 |
|||||
1.ある | 2.ない | 合計 | |||
合計 | 3,190 | 20,020 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 939 | 1,744 | 2,683 | |
WG障害のない者 | 2,251 | 18,276 | 20,527 | ||
合計 | 13.7% | 86.3% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 35.0% | 65.0% | 100.0% | |
WG障害のない者 | 11.0% | 89.0% | 100.0% |
Q12 | |||||
---|---|---|---|---|---|
現在、健康上の問題で日常生活に 何か影響がありますか。 |
|||||
1.ある | 2.ない | 合計 | |||
合計 | 3,190 | 20,020 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 471 | 170 | 641 |
公的障害者制度利用なし | 468 | 1,574 | 2,042 | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 565 | 609 | 1,174 | |
公的障害者制度利用なし | 1,686 | 17,667 | 19,353 | ||
合計 | 13.7% | 86.3% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 73.5% | 26.5% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 22.9% | 77.1% | 100.0% | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 48.1% | 51.9% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 8.7% | 91.3% | 100.0% |
(欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「健康上の問題による日常生活への影響」に関しては、「影響がある」者の割合は「障害のある者」の方が相対的に多い。
- 欧州統計局の設問における「障害のある者」は63.2%が「影響がある」としており、「障害のない者」は3.4%が「影響がある」としている。
●「障害のある者」で健康上の問題による日常生活への影響がない者は36.8%にとどまる。
●欧州統計局の設問で「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「健康上の問題による日常生活への影響がある」者が56.7%存在していることがわかった。
図表 65 欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」の健康上の問題による日常生活への影響
(上段:実数、下段:割合)
Q12 | |||||
---|---|---|---|---|---|
現在、健康上の問題で日常生活に 何か影響がありますか。 |
|||||
1.ある | 2.ない | 合計 | |||
合計 | 3,190 | 20,020 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 2,535 | 1,473 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 655 | 18,547 | 19,202 | ||
合計 | 13.7% | 86.3% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 63.2% | 36.8% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 3.4% | 96.6% | 100.0% |
Q12 | |||||
---|---|---|---|---|---|
現在、健康上の問題で日常生活に 何か影響がありますか。 |
|||||
1.ある | 2.ない | 合計 | |||
合計 | 3,190 | 20,020 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 940 | 256 | 1,196 |
公的障害者制度利用なし | 1,595 | 1,217 | 2,812 | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 96 | 523 | 619 | |
公的障害者制度利用なし | 559 | 18,024 | 18,583 | ||
合計 | 13.7% | 86.3% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 78.6% | 21.4% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 56.7% | 43.3% | 100.0% | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 15.5% | 84.5% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 3.0% | 97.0% | 100.0% |
なお、参考的に、欧州統計局の設問で「障害のある者」として捕捉される要件の1つである、「健康問題による日常の一般的な活動における支障」の有無・程度と、「健康上の問題による日常生活への影響」のクロス集計・分析を実施した。
その集計結果によると、「健康上の問題による日常生活への影響」はあるものの、「全く支障がない」と回答している者が13.8%(439名)存在し、影響は感じるものの具体的な支障までは感じていない者も割合は多くはないが存在することが確認できた。
多くの者(以下では12.6%+73.6%=86.2%)にとっては、「影響がある」ことと「支障がある」ことはほぼ同義と捉えて回答されていると考えられるが、一部の者(13.8%の者)にとっては、同じ健康問題を理由・背景としていても、「影響がある」ということと、「支障がある」ということは別のこと(「影響がある」場合でも「支障」までは認識されていないケースがある)として認識・回答されていることがわかる。
Q7.健康問題による日常の 一般的な活動における支障 |
1.非常に 支障がある |
2.ある程度 支障がある |
3.全く 支障がない |
合計 | |
---|---|---|---|---|---|
Q.12(実数) 健康上の問題による 日常生活への影響 |
合計 | 477 | 4,195 | 18,538 | 23,210 |
1.ある | 402 | 2,349 | 439 | 3,190 | |
2.ない | 75 | 1,846 | 18,099 | 20,020 | |
Q.12(実数) 健康上の問題による 日常生活への影響 |
合計 | 2.1% | 18.1% | 79.9% | 100.0% |
1.ある | 12.6% | 73.6% | 13.8% | 100.0% | |
2.ない | 0.4% | 9.2% | 90.4% | 100.0% |
【全数まとめ】
●「健康上の問題の日常生活への影響」に関しては、「影響がある」とする者の割合は「公的障害者制度利用あり」及び「欧州統計局の設問」で多い。属性により、傾向に大きな差が見られるわけではない。
- 欧州統計局の設問で「障害のある者」は63.2%、「公的障害者制度利用あり」は57.1%となった。
- 半面、ワシントングループの設問で「障害のある者」は35.0%と他の2つと比較するとかなり低い。
Q12 | ||||
---|---|---|---|---|
現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか。 | ||||
1.ある | 2.ない | 合計 | ||
合計 | 3,190 | 20,020 | 23,210 | |
実数 | WG障害のある者 | 939 | 1,744 | 2,683 |
WG障害のない者 | 2,251 | 18,276 | 20,527 | |
ES障害のある者 | 2,535 | 1,473 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 655 | 18,547 | 19,202 | |
公的障害者制度利用あり | 1,036 | 779 | 1,815 | |
公的障害者制度利用なし | 2,154 | 19,241 | 21,395 | |
合計 | 13.7% | 86.3% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 35.0% | 65.0% | 100.0% |
WG障害のない者 | 11.0% | 89.0% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 63.2% | 36.8% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 3.4% | 96.6% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 57.1% | 42.9% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 10.1% | 89.9% | 100.0% |
【60歳未満】
●「健康上の問題の日常生活への影響」に関しては、「影響がある」とする者の割合は「公的障害者制度利用あり」及び「欧州統計局の設問」で多い。属性により、傾向に大きな差が見られるわけではない。
- 60歳未満の欧州統計局の設問で「障害のある者」は65.6%、「公的障害者制度利用あり」は59.1%となった。
- 半面、ワシントングループの設問で「障害のある者」は31.3%と他の2つと比較するとかなり低い。
Q12 | ||||
---|---|---|---|---|
現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか。 | ||||
1.ある | 2.ない | 合計 | ||
合計 | 1,838 | 11,787 | 13,625 | |
実数 | WG障害のある者 | 539 | 1,181 | 1,720 |
WG障害のない者 | 1,299 | 10,606 | 11,905 | |
ES障害のある者 | 1,479 | 775 | 2,254 | |
ES障害のない者 | 359 | 11,012 | 11,371 | |
公的障害者制度利用あり | 703 | 486 | 1,189 | |
公的障害者制度利用なし | 1,135 | 11,301 | 12,436 | |
合計 | 13.5% | 86.5% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 31.3% | 68.7% | 100.0% |
WG障害のない者 | 10.9% | 89.1% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 65.6% | 34.4% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 3.2% | 96.8% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 59.1% | 40.9% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 9.1% | 90.9% | 100.0% |
ウ)健康上の問題の発生時期
ここでは「障害のある者/ない者」で健康問題の発生時期が異なるのかを分析した。
(ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「健康上の問題による日常生活への影響」に関しては、「影響がある」者のうち、健康上の問題が発生してからの期間を把握すると、「10年以上」の者の割合がやや多い。
- ワシントングループの設問における「障害のある者」は37.2%が「10年以上」としており、「障害のない者」は35.4%が「10年以上」としている。
●ワシントングループの設問では「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず「健康上の問題による日常生活への影響がある」者の特徴は、「10年以上」と「1年以上5年未満」が多く、「生まれつき発生」が少ないことである。
- 特に、「1年以上5年未満」は約29.3%と、「障害のある者」で公的障害者制度の利用者の割合(16.1%)と比較すると相対的に多く、「生まれつき発生」は3.2%となっており、「障害のある者」で公的障害者制度の利用者の割合(14.2%)と比較すると相対的に少ない。
図表 69 ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」の健康上の問題による日常生活への影響の発生からの経過時間
(上段:実数、下段:割合)
Q12S2 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日常生活への影響の要因となった健康上の問題が発生してからどれくらい経過しましたか。 | ||||||||||
1.生まれつき発生している | 2.10年以上 | 3.5年以上10年未満 | 4.1年以上5年未満 | 5.6ヶ月以上1年未満 | 6.1ヶ月以上6ヶ月未満 | 7.1ヶ月未満 | 合計 | |||
合計 | 162 | 1,145 | 632 | 766 | 196 | 167 | 122 | 3,190 | ||
実数 | WG障害のある者 | 82 | 349 | 193 | 213 | 39 | 35 | 28 | 939 | |
WG障害のない者 | 80 | 796 | 439 | 553 | 157 | 132 | 94 | 2,251 | ||
合計 | 5.1% | 35.9% | 19.8% | 24.0% | 6.1% | 5.2% | 3.8% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 8.7% | 37.2% | 20.6% | 22.7% | 4.2% | 3.7% | 3.0% | 100.0% | |
WG障害のない者 | 3.6% | 35.4% | 19.5% | 24.6% | 7.0% | 5.9% | 4.2% | 100.0% |
Q12S2 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日常生活への影響の要因となった健康上の問題が発生してからどれくらい経過しましたか。 | ||||||||||
1.生まれつき発生している | 2.10年以上 | 3.5年以上10年未満 | 4.1年以上5年未満 | 5.6ヶ月以上1年未満 | 6.1ヶ月以上6ヶ月未満 | 7.1ヶ月未満 | 合計 | |||
合計 | 162 | 1,145 | 632 | 766 | 196 | 167 | 122 | 3,190 | ||
実数 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 67 | 202 | 102 | 76 | 11 | 4 | 9 | 471 |
公的障害者制度利用なし | 15 | 147 | 91 | 137 | 28 | 31 | 19 | 468 | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 43 | 277 | 104 | 100 | 28 | 8 | 5 | 565 | |
公的障害者制度利用なし | 37 | 519 | 335 | 453 | 129 | 124 | 89 | 1,686 | ||
合計 | 5.1% | 35.9% | 19.8% | 24.0% | 6.1% | 5.2% | 3.8% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 14.2% | 42.9% | 21.7% | 16.1% | 2.3% | 0.8% | 1.9% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 3.2% | 31.4% | 19.4% | 29.3% | 6.0% | 6.6% | 4.1% | 100.0% | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 7.6% | 49.0% | 18.4% | 17.7% | 5.0% | 1.4% | 0.9% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 2.2% | 30.8% | 19.9% | 26.9% | 7.7% | 7.4% | 5.3% | 100.0% |
(欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「健康上の問題による日常生活への影響」に関しては、「影響がある」者のうち、健康上の問題が発生してからの期間を把握すると、「10年以上」とする者の割合がやや多い。
- 欧州統計局の設問における「障害のある者」は38.8%が「10年以上」としており、「障害のない者」は24.7%が「10年以上」としている。
●欧州統計局の設問では「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「健康上の問題による日常生活への影響がある」者の特徴は、「1年以上5年未満が多い」こと、「生まれつき発生」が少ないことである。
- 「1年以上5年未満」は30.6%と、「障害のある者」で公的障害者制度の利用者の割合(16.8%)と比較すると相対的に多く、「生まれつき発生」は2.3%となっており、「障害のある者」で公的障害者制度の利用者の割合(10.3%)と比較すると相対的に少ない。
図表 70 欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」の健康上の問題による日常生活への影響の発生からの経過時間
(上段:実数、下段:割合)
Q12S2 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日常生活への影響の要因となった健康上の問題が発生してからどれくらい経過しましたか。 | ||||||||||
1.生まれつき発生している | 2.10年以上 | 3.5年以上10年未満 | 4.1年以上5年未満 | 5.6ヶ月以上1年未満 | 6.1ヶ月以上6ヶ月未満 | 7.1ヶ月未満 | 合計 | |||
合計 | 162 | 1,145 | 632 | 766 | 196 | 167 | 122 | 3,190 | ||
実数 | ES障害のある者 | 134 | 983 | 537 | 646 | 156 | 54 | 25 | 2,535 | |
ES障害のない者 | 28 | 162 | 95 | 120 | 40 | 113 | 97 | 655 | ||
合計 | 5.1% | 35.9% | 19.8% | 24.0% | 6.1% | 5.2% | 3.8% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 5.3% | 38.8% | 21.2% | 25.5% | 6.2% | 2.1% | 1.0% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 4.3% | 24.7% | 14.5% | 18.3% | 6.1% | 17.3% | 14.8% | 100.0% |
Q12S2 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日常生活への影響の要因となった健康上の問題が発生してからどれくらい経過しましたか。 | ||||||||||
1.生まれつき発生している | 2.10年以上 | 3.5年以上10年未満 | 4.1年以上5年未満 | 5.6ヶ月以上1年未満 | 6.1ヶ月以上6ヶ月未満 | 7.1ヶ月未満 | 合計 | |||
合計 | 162 | 1,145 | 632 | 766 | 196 | 167 | 122 | 3,190 | ||
実数 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 97 | 442 | 190 | 158 | 33 | 12 | 8 | 940 |
公的障害者制度利用なし | 37 | 541 | 347 | 488 | 123 | 42 | 17 | 1,595 | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 13 | 37 | 16 | 18 | 6 | 0 | 6 | 96 | |
公的障害者制度利用なし | 15 | 125 | 79 | 102 | 34 | 113 | 91 | 559 | ||
合計 | 5.1% | 35.9% | 19.8% | 24.0% | 6.1% | 5.2% | 3.8% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 10.3% | 47.0% | 20.2% | 16.8% | 3.5% | 1.3% | 0.9% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 2.3% | 33.9% | 21.8% | 30.6% | 7.7% | 2.6% | 1.1% | 100.0% | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 13.5% | 38.5% | 16.7% | 18.8% | 6.3% | 0.0% | 6.3% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 2.7% | 22.4% | 14.1% | 18.2% | 6.1% | 20.2% | 16.3% | 100.0% |
【全数まとめ】
●「健康上の問題の発生時期」に関しては、いずれの属性も「10年以上」が最も多くなっている。ワシントングループの設問、欧州統計局の設問、公的障害者制度の利用者で大きな傾向の差は見られない。属性により、傾向に大きな差が見られるわけではない。
- ワシントングループの設問で「障害のある者」は37.2%、欧州統計局の設問で「障害のある者」は38.8%、「公的障害者制度利用あり」は46.2%となった。
- 強いて挙げると、「公的障害者制度利用あり」は「生まれつき発生している」とする者が10.6%であり、ワシントングループの設問や欧州統計局の設問より相対的に多い。
Q12S2 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日常生活への影響の要因となった健康上の問題が発生してからどれくらい経過しましたか。 | |||||||||
1.生まれつき発生している | 2.10年以上 | 3.5年以上10年未満 | 4.1年以上5年未満 | 5.6ヶ月以上1年未満 | 6.1ヶ月以上6ヶ月未満 | 7.1ヶ月未満 | 合計 | ||
合計 | 162 | 1,145 | 632 | 766 | 196 | 167 | 122 | 3,190 | |
実数 | WG障害のある者 | 82 | 349 | 193 | 213 | 39 | 35 | 28 | 939 |
WG障害のない者 | 80 | 796 | 439 | 553 | 157 | 132 | 94 | 2,251 | |
ES障害のある者 | 134 | 983 | 537 | 646 | 156 | 54 | 25 | 2,535 | |
ES障害のない者 | 28 | 162 | 95 | 120 | 40 | 113 | 97 | 655 | |
公的障害者制度利用あり | 110 | 479 | 206 | 176 | 39 | 12 | 14 | 1,036 | |
公的障害者制度利用なし | 52 | 666 | 426 | 590 | 157 | 155 | 108 | 2,154 | |
合計 | 5.1% | 35.9% | 19.8% | 24.0% | 6.1% | 5.2% | 3.8% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 8.7% | 37.2% | 20.6% | 22.7% | 4.2% | 3.7% | 3.0% | 100.0% |
WG障害のない者 | 3.6% | 35.4% | 19.5% | 24.6% | 7.0% | 5.9% | 4.2% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 5.3% | 38.8% | 21.2% | 25.5% | 6.2% | 2.1% | 1.0% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 4.3% | 24.7% | 14.5% | 18.3% | 6.1% | 17.3% | 14.8% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 10.6% | 46.2% | 19.9% | 17.0% | 3.8% | 1.2% | 1.4% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 2.4% | 30.9% | 19.8% | 27.4% | 7.3% | 7.2% | 5.0% | 100.0% |
【60歳未満】
●「健康上の問題の発生時期」に関しては、いずれの属性も「10年以上」が最も多くなっている。ワシントングループの設問、欧州統計局の設問、公的障害者制度の利用者で大きな傾向の差は見られない。
- 「10年以上」に該当する60歳未満のワシントングループの設問で「障害のある者」は35.3%、欧州統計局の設問で「障害のある者」は39.5%、「公的障害者制度利用あり」は44.5%となった。
- 強いて差異を挙げると、「公的障害者制度利用あり」とワシントングループの設問で「障害のある者」は「生まれつき発生している」とする者がそれぞれ13.8%、13.4%存在しており、欧州統計局の設問で「障害のある者」より相対的に多い。
Q12S2 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日常生活への影響の要因となった健康上の問題が発生してからどれくらい経過しましたか。 | |||||||||
1.生まれつき発生している | 2.10年以上 | 3.5年以上10年未満 | 4.1年以上5年未満 | 5.6ヶ月以上1年未満 | 6.1ヶ月以上6ヶ月未満 | 7.1ヶ月未満 | 合計 | ||
合計 | 139 | 678 | 360 | 389 | 114 | 84 | 74 | 1,838 | |
実数 | WG障害のある者 | 72 | 190 | 114 | 106 | 22 | 16 | 19 | 539 |
WG障害のない者 | 67 | 488 | 246 | 283 | 92 | 68 | 55 | 1,299 | |
ES障害のある者 | 111 | 584 | 312 | 340 | 91 | 25 | 16 | 1,479 | |
ES障害のない者 | 28 | 94 | 48 | 49 | 23 | 59 | 58 | 359 | |
公的障害者制度利用あり | 97 | 313 | 143 | 105 | 28 | 6 | 11 | 703 | |
公的障害者制度利用なし | 42 | 365 | 217 | 284 | 86 | 78 | 63 | 1,135 | |
合計 | 7.6% | 36.9% | 19.6% | 21.2% | 6.2% | 4.6% | 4.0% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 13.4% | 35.3% | 21.2% | 19.7% | 4.1% | 3.0% | 3.5% | 100.0% |
WG障害のない者 | 5.2% | 37.6% | 18.9% | 21.8% | 7.1% | 5.2% | 4.2% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 7.5% | 39.5% | 21.1% | 23.0% | 6.2% | 1.7% | 1.1% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 7.8% | 26.2% | 13.4% | 13.6% | 6.4% | 16.4% | 16.2% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 13.8% | 44.5% | 20.3% | 14.9% | 4.0% | 0.9% | 1.6% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 3.7% | 32.2% | 19.1% | 25.0% | 7.6% | 6.9% | 5.6% | 100.0% |
エ)心の状況(気分障害)との関係(1:心配・不安等を感じる頻度)
ここでは「障害のない者」でも気分障害(心配・不安等)を感じるのか、どの程度かを分析した。(※本ページの図表は比較しやすさ、見やすさのために再掲している。)
(ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることの頻度」に関して、「毎日」もしくは「週に1回程度」と回答する、相対的に頻度が高い者についてみると、ワシントングループの設問では「障害なし」と捕捉された者であっても、「毎日」が7.6%であり、「週に1回程度」が12.8%、あわせて約20.4%である。気分障害についてはそもそもワシントングループの設問では尋ねていないため、気分障害の者であっても、一定数が「障害のある者」とみなされなくなっている可能性がある。
●ワシントングループの設問では「心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることの頻度」に関して、「障害のある者」で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「毎日」とする者が15.3%存在している。
●また、「障害のない者」でかつ公的障害者制度の非利用者でも、「毎日」が6.5%、「週に1回程度」が12.2%と合計18.7%程度が気分障害の可能性がある。
図表 73 ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」の気分障害有無(心配・不安等を感じる頻度)
(上段:実数、下段:割合)※本表については再掲である。
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,078 | 3,105 | 2,897 | 5,010 | 10,120 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 514 | 477 | 344 | 449 | 899 | 2,683 | |
WG障害のない者 | 1,564 | 2,628 | 2,553 | 4,561 | 9,221 | 20,527 | ||
合計 | 9.0% | 13.4% | 12.5% | 21.6% | 43.6% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 19.2% | 17.8% | 12.8% | 16.7% | 33.5% | 100.0% | |
WG障害のない者 | 7.6% | 12.8% | 12.4% | 22.2% | 44.9% | 100.0% |
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,078 | 3,105 | 2,897 | 5,010 | 10,120 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 201 | 147 | 101 | 86 | 106 | 641 |
公的障害者制度利用なし | 313 | 330 | 243 | 363 | 793 | 2,042 | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 298 | 267 | 166 | 179 | 264 | 1,174 | |
公的障害者制度利用なし | 1,266 | 2,361 | 2,387 | 4,382 | 8,957 | 19,353 | ||
合計 | 9.0% | 13.4% | 12.5% | 21.6% | 43.6% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 31.4% | 22.9% | 15.8% | 13.4% | 16.5% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 15.3% | 16.2% | 11.9% | 17.8% | 38.8% | 100.0% | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 25.4% | 22.7% | 14.1% | 15.2% | 22.5% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 6.5% | 12.2% | 12.3% | 22.6% | 46.3% | 100.0% |
(欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることの頻度」に関して、「毎日」もしくは「週に1回程度」と回答する、相対的に頻度が高い者についてみると、欧州統計局の設問では「障害なし」と捕捉された者であっても、「毎日」が5.5%であり、「週に1回程度」が11.2%、あわせて約16.7%である。気分障害については欧州統計局の設問では明確には尋ねていないため、気分障害の者であっても、一定数が「障害のある者」とみなされなくなっている可能性がある。
●欧州統計局の設問では「心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることの頻度」に関して、「障害のある者」で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「毎日」とする者が21.5%存在している。
●また、「障害のない者」でかつ公的障害者制度の非利用者でも、「毎日」が5.2%、「週に1回程度」が11.0%と合計16.2%程度が気分障害の可能性がある。
図表 74 欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」の気分障害有無(心配・不安等を感じる頻度)
(上段:実数、下段:割合)
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,078 | 3,105 | 2,897 | 5,010 | 10,120 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 1,023 | 959 | 616 | 710 | 700 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 1,055 | 2,146 | 2,281 | 4,300 | 9,420 | 19,202 | ||
合計 | 9.0% | 13.4% | 12.5% | 21.6% | 43.6% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 25.5% | 23.9% | 15.4% | 17.7% | 17.5% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 5.5% | 11.2% | 11.9% | 22.4% | 49.1% | 100.0% |
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,078 | 3,105 | 2,897 | 5,010 | 10,120 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 418 | 304 | 168 | 147 | 159 | 1,196 |
公的障害者制度利用なし | 605 | 655 | 448 | 563 | 541 | 2,812 | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 81 | 110 | 99 | 118 | 211 | 619 | |
公的障害者制度利用なし | 974 | 2,036 | 2,182 | 4,182 | 9,209 | 18,583 | ||
合計 | 9.0% | 13.4% | 12.5% | 21.6% | 43.6% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 34.9% | 25.4% | 14.0% | 12.3% | 13.3% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 21.5% | 23.3% | 15.9% | 20.0% | 19.2% | 100.0% | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 13.1% | 17.8% | 16.0% | 19.1% | 34.1% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 5.2% | 11.0% | 11.7% | 22.5% | 49.6% | 100.0% |
【全数まとめ】
●欧州統計局の設問、公的障害者制度の利用者は「毎日」と回答する者の割合が最も多い。
- 「毎日」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が19.2%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が25.5%、公的障害者制度の利用者で27.5%である。
●また、ワシントングループの設問は「全くない」とする者が他の2つと比較して相対的に多い。
- 「全くない」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が33.5%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が17.5%、「公的障害者制度利用あり」で20.4%である。
Q13 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1.心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | |||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | ||
合計 | 2,078 | 3,105 | 2,897 | 5,010 | 10,120 | 23,210 | |
実数 | WG障害のある者 | 514 | 477 | 344 | 449 | 899 | 2,683 |
WG障害のない者 | 1,564 | 2,628 | 2,553 | 4,561 | 9,221 | 20,527 | |
ES障害のある者 | 1,023 | 959 | 616 | 710 | 700 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 1,055 | 2,146 | 2,281 | 4,300 | 9,420 | 19,202 | |
公的障害者制度利用あり | 499 | 414 | 267 | 265 | 370 | 1,815 | |
公的障害者制度利用なし | 1,579 | 2,691 | 2,630 | 4,745 | 9,750 | 21,395 | |
合計 | 9.0% | 13.4% | 12.5% | 21.6% | 43.6% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 19.2% | 17.8% | 12.8% | 16.7% | 33.5% | 100.0% |
WG障害のない者 | 7.6% | 12.8% | 12.4% | 22.2% | 44.9% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 25.5% | 23.9% | 15.4% | 17.7% | 17.5% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 5.5% | 11.2% | 11.9% | 22.4% | 49.1% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 27.5% | 22.8% | 14.7% | 14.6% | 20.4% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 7.4% | 12.6% | 12.3% | 22.2% | 45.6% | 100.0% |
【60歳未満】
●欧州統計局の設問、公的障害者制度の利用者は「毎日」と回答する者の割合が最も多い。
- 60歳未満で「毎日」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が22.7%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が33.9%、公的障害者制度の利用者で34.7%である。
●また、ワシントングループの設問は「全くない」とする者が他の2つと比較して相対的に多い。
- 「全くない」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が33.2%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が11.5%、「公的障害者制度利用あり」で14.0%である。
Q13 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1.心配や落ち着かない気持ちや不安を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | |||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | ||
合計 | 1,593 | 2,231 | 1,746 | 2,419 | 5,636 | 13,625 | |
実数 | WG障害のある者 | 391 | 332 | 209 | 217 | 571 | 1,720 |
WG障害のない者 | 1,202 | 1,899 | 1,537 | 2,202 | 5,065 | 11,905 | |
ES障害のある者 | 764 | 640 | 311 | 279 | 260 | 2,254 | |
ES障害のない者 | 829 | 1,591 | 1,435 | 2,140 | 5,376 | 11,371 | |
公的障害者制度利用あり | 412 | 303 | 181 | 126 | 167 | 1,189 | |
公的障害者制度利用なし | 1,181 | 1,928 | 1,565 | 2,293 | 5,469 | 12,436 | |
合計 | 11.7% | 16.4% | 12.8% | 17.8% | 41.4% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 22.7% | 19.3% | 12.2% | 12.6% | 33.2% | 100.0% |
WG障害のない者 | 10.1% | 16.0% | 12.9% | 18.5% | 42.5% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 33.9% | 28.4% | 13.8% | 12.4% | 11.5% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 7.3% | 14.0% | 12.6% | 18.8% | 47.3% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 34.7% | 25.5% | 15.2% | 10.6% | 14.0% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 9.5% | 15.5% | 12.6% | 18.4% | 44.0% | 100.0% |
オ)心の状況(気分障害)との関係(2:憂鬱を感じる頻度)
ここでは「障害のない者」でも気分障害(憂鬱)を感じるのか、どの程度かを分析した。(※本ページの図表は比較しやすさ、見やすさのために再掲している。)
(ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「憂鬱を感じることの頻度」に関して、「毎日」もしくは「週に1回程度」と回答する、相対的に頻度が高い者をみると、ワシントングループの設問では「障害なし」と捕捉された者であっても、「毎日」が7.5%であり、「週に1回程度」が12.5%、あわせて約20.0%である。気分障害については設問では明確には尋ねていないため、気分障害の者であっても、一定数が「障害のある者」とみなされなくなっている可能性がある。
●ワシントングループの設問では「憂鬱と感じることの頻度」に関して、「障害のある者」で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「毎日」とする者が15.3%存在していることが捕捉された。
●また、「障害のない者」でかつ公的障害者制度の非利用者でも、「毎日」が6.5 %、「週に1回程度」が12.0%と合計18.5%程度が気分障害の可能性がある。
図表 77 ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」の気分障害有無(憂鬱を感じる頻度)
(上段:実数、下段:割合)※本表については再掲である。
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2.憂鬱を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,036 | 3,022 | 2,869 | 4,723 | 10,560 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 495 | 448 | 378 | 418 | 944 | 2,683 | |
WG障害のない者 | 1,541 | 2,574 | 2,491 | 4,305 | 9,616 | 20,527 | ||
合計 | 8.8% | 13.0% | 12.4% | 20.3% | 45.5% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 18.4% | 16.7% | 14.1% | 15.6% | 35.2% | 100.0% | |
WG障害のない者 | 7.5% | 12.5% | 12.1% | 21.0% | 46.8% | 100.0% |
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2.憂鬱を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,036 | 3,022 | 2,869 | 4,723 | 10,560 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 183 | 154 | 107 | 83 | 114 | 641 |
公的障害者制度利用なし | 312 | 294 | 271 | 335 | 830 | 2,042 | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 290 | 260 | 163 | 189 | 272 | 1,174 | |
公的障害者制度利用なし | 1,251 | 2,314 | 2,328 | 4,116 | 9,344 | 19,353 | ||
合計 | 8.8% | 13.0% | 12.4% | 20.3% | 45.5% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 28.5% | 24.0% | 16.7% | 12.9% | 17.8% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 15.3% | 14.4% | 13.3% | 16.4% | 40.6% | 100.0% | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 24.7% | 22.1% | 13.9% | 16.1% | 23.2% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 6.5% | 12.0% | 12.0% | 21.3% | 48.3% | 100.0% |
(欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「憂鬱を感じることの頻度」に関して、「毎日」もしくは「週に1回程度」と回答する、相対的に頻度が高い者についてみると、欧州統計局の設問では「障害なし」と捕捉された者であっても、「毎日」が5.5%であり、「週に1回程度」が10.8%、あわせて約16.3%である。気分障害についてはそもそも欧州統計局の設問では尋ねていないため、気分障害の者であっても、一定数が「障害のある者」とみなされなくなっている可能性がある。
●欧州統計局の設問では「憂鬱と感じることの頻度」に関して、「障害のある者」では、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「毎日」とする者が20.7%存在していることが捕捉された。
●また、「障害のない者」でかつ公的障害者制度の非利用者でも、「毎日」が5.3%、「週に1回程度」が10.5%と合計15.8%程度が気分障害の可能性がある。
図表 78 欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」の気分障害有無(憂鬱を感じる頻度)
(上段:実数、下段:割合)
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2.憂鬱を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,036 | 3,022 | 2,869 | 4,723 | 10,560 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 984 | 957 | 594 | 693 | 780 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 1,052 | 2,065 | 2,275 | 4,030 | 9,780 | 19,202 | ||
合計 | 8.8% | 13.0% | 12.4% | 20.3% | 45.5% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 24.6% | 23.9% | 14.8% | 17.3% | 19.5% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 5.5% | 10.8% | 11.8% | 21.0% | 50.9% | 100.0% |
Q13 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2.憂鬱を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | ||||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | |||
合計 | 2,036 | 3,022 | 2,869 | 4,723 | 10,560 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 402 | 306 | 170 | 153 | 165 | 1,196 |
公的障害者制度利用なし | 582 | 651 | 424 | 540 | 615 | 2,812 | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 71 | 108 | 100 | 119 | 221 | 619 | |
公的障害者制度利用なし | 981 | 1,957 | 2,175 | 3,911 | 9,559 | 18,583 | ||
合計 | 8.8% | 13.0% | 12.4% | 20.3% | 45.5% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 33.6% | 25.6% | 14.2% | 12.8% | 13.8% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 20.7% | 23.2% | 15.1% | 19.2% | 21.9% | 100.0% | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 11.5% | 17.4% | 16.2% | 19.2% | 35.7% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 5.3% | 10.5% | 11.7% | 21.0% | 51.4% | 100.0% |
【全数まとめ】
●欧州統計局の設問で「障害のある者」、公的障害者制度の利用者は「毎日」と回答する者の割合が最も多い。
- 「毎日」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が18.4%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が24.6%、「公的障害者制度利用あり」で26.1%である。
●また、ワシトングループの設問は「全くない」とする者が他の2つと比較して相対的に多い。
- 「全くない」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が35.2%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が19.5%、「公的障害者制度利用あり」で21.3%である。
Q13 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
2.憂鬱を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | |||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | ||
合計 | 2,036 | 3,022 | 2,869 | 4,723 | 10,560 | 23,210 | |
実数 | WG障害のある者 | 495 | 448 | 378 | 418 | 944 | 2,683 |
WG障害のない者 | 1,541 | 2,574 | 2,491 | 4,305 | 9,616 | 20,527 | |
ES障害のある者 | 984 | 957 | 594 | 693 | 780 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 1,052 | 2,065 | 2,275 | 4,030 | 9,780 | 19,202 | |
公的障害者制度利用あり | 473 | 414 | 270 | 272 | 386 | 1,815 | |
公的障害者制度利用なし | 1,563 | 2,608 | 2,599 | 4,451 | 10,174 | 21,395 | |
合計 | 8.8% | 13.0% | 12.4% | 20.3% | 45.5% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 18.4% | 16.7% | 14.1% | 15.6% | 35.2% | 100.0% |
WG障害のない者 | 7.5% | 12.5% | 12.1% | 21.0% | 46.8% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 24.6% | 23.9% | 14.8% | 17.3% | 19.5% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 5.5% | 10.8% | 11.8% | 21.0% | 50.9% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 26.1% | 22.8% | 14.9% | 15.0% | 21.3% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 7.3% | 12.2% | 12.1% | 20.8% | 47.6% | 100.0% |
【60歳未満】
●欧州統計局の設問で「障害のある者」、公的障害者制度の利用者は「毎日」と回答する者の割合が最も多い。
- 60歳未満で「毎日」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が22.2%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が33.3%、「公的障害者制度利用あり」で32.8%である。
●また、ワシントングループの設問で「障害のある者」は「全くない」とする者が他の2つと比較して相対的に多い。
- 「全くない」と回答する者の割合は、ワシントングループの設問で「障害のある者」が34.0%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が11.8%、「公的障害者制度利用あり」で14.0%である。
Q13 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
2.憂鬱を感じることはどのくらい頻繁にありますか。 | |||||||
1.毎日 | 2.週に1回程度 | 3.月に1回程度 | 4.年に2、3回程度 | 5.全くない | 合計 | ||
合計 | 1,602 | 2,241 | 1,837 | 2,356 | 5,589 | 13,625 | |
実数 | WG障害のある者 | 381 | 309 | 241 | 205 | 584 | 1,720 |
WG障害のない者 | 1,221 | 1,932 | 1,596 | 2,151 | 5,005 | 11,905 | |
ES障害のある者 | 750 | 654 | 309 | 274 | 267 | 2,254 | |
ES障害のない者 | 852 | 1,587 | 1,528 | 2,082 | 5,322 | 11,371 | |
公的障害者制度利用あり | 390 | 308 | 184 | 140 | 167 | 1,189 | |
公的障害者制度利用なし | 1,212 | 1,933 | 1,653 | 2,216 | 5,422 | 12,436 | |
合計 | 11.8% | 16.4% | 13.5% | 17.3% | 41.0% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 22.2% | 18.0% | 14.0% | 11.9% | 34.0% | 100.0% |
WG障害のない者 | 10.3% | 16.2% | 13.4% | 18.1% | 42.0% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 33.3% | 29.0% | 13.7% | 12.2% | 11.8% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 7.5% | 14.0% | 13.4% | 18.3% | 46.8% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 32.8% | 25.9% | 15.5% | 11.8% | 14.0% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 9.7% | 15.5% | 13.3% | 17.8% | 43.6% | 100.0% |
カ)通院・買い物の困難性
ここでは「障害のある者/ない者」で通院・買い物の困難性が異なるのかを分析した。
(ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「通院・買い物の困難性」に関しては、「困難なことがある」者の割合は「障害のある者」の方が相対的に多い。
- ワシントングループの設問における「障害のある者」は23.7%が「困難なことがある」としており、「障害のない者」は4.8%しか「困難なことがある」としていない。
●ワシントングループの設問では「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「通院・買い物が困難なことがある」とする者が12.3%存在している。
図表 81 ワシントングループの設問における「障害のある者」と「障害のない者」の通院・買い物の困難性
(上段:実数、下段:割合)
Q14 | |||||
---|---|---|---|---|---|
あなたは、肉体的、精神的、情緒的な問題から、一人で病院に 行ったり買い物に行ったりすることが困難なことがありますか。 |
|||||
1.困難なことがある | 2.困難なことはない | 合計 | |||
合計 | 1,625 | 21,585 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 637 | 2,046 | 2,683 | |
WG障害のない者 | 988 | 19,539 | 20,527 | ||
合計 | 7.0% | 93.0% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 23.7% | 76.3% | 100.0% | |
WG障害のない者 | 4.8% | 95.2% | 100.0% |
Q14 | |||||
---|---|---|---|---|---|
あなたは、肉体的、精神的、情緒的な問題から、一人で病院に 行ったり買い物に行ったりすることが困難なことがありますか。 |
|||||
1.困難なことがある | 2.困難なことはない | 合計 | |||
合計 | 1,625 | 21,585 | 23,210 | ||
実数 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 385 | 256 | 641 |
公的障害者制度利用なし | 252 | 1,790 | 2,042 | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 351 | 823 | 1,174 | |
公的障害者制度利用なし | 637 | 18,716 | 19,353 | ||
合計 | 7.0% | 93.0% | 100.0% | ||
割合 | WG障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 60.1% | 39.9% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 12.3% | 87.7% | 100.0% | ||
WG障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 29.9% | 70.1% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 3.3% | 96.7% | 100.0% |
(欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」)
●「通院・買い物の困難性」に関しては、「困難なことがある」者の割合は「障害のある者」の方が相対的に多い。
- 欧州統計局の設問における「障害のある者」は29.7%が困難としており、「障害のない者」は2.3%しか困難としていない。
●欧州統計局の設問では「障害のある者」として捕捉された者の中で、公的障害者制度を利用していないにもかかわらず、「通院・買い物が困難なことがある」とする者が19.6%存在している。
図表 82 欧州統計局の設問における「障害のある者」と「障害のない者」の通院・買い物の困難性
(上段:実数、下段:割合)
Q14 | |||||
---|---|---|---|---|---|
あなたは、肉体的、精神的、情緒的な問題から、一人で病院に 行ったり買い物に行ったりすることが困難なことがありますか。 |
|||||
1.困難なことがある | 2.困難なことはない | 合計 | |||
合計 | 1,625 | 21,585 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 1,189 | 2,819 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 436 | 18,766 | 19,202 | ||
合計 | 7.0% | 93.0% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 29.7% | 70.3% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 2.3% | 97.7% | 100.0% |
Q14 | |||||
---|---|---|---|---|---|
あなたは、肉体的、精神的、情緒的な問題から、一人で病院に 行ったり買い物に行ったりすることが困難なことがありますか。 |
|||||
1.困難なことがある | 2.困難なことはない | 合計 | |||
合計 | 1,625 | 21,585 | 23,210 | ||
実数 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 637 | 559 | 1,196 |
公的障害者制度利用なし | 552 | 2,260 | 2,812 | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 99 | 520 | 619 | |
公的障害者制度利用なし | 337 | 18,246 | 18,583 | ||
合計 | 7.0% | 93.0% | 100.0% | ||
割合 | ES障害のある者 | 公的障害者制度利用あり | 53.3% | 46.7% | 100.0% |
公的障害者制度利用なし | 19.6% | 80.4% | 100.0% | ||
ES障害のない者 | 公的障害者制度利用あり | 16.0% | 84.0% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 1.8% | 98.2% | 100.0% |
【全数まとめ】
●「通院・買い物の困難性」に関しては、公的障害者制度の利用者が他の2つと比較しても「困難なことがある」とする者の割合が最も多い。属性により、傾向に大きな差が見られるわけではない。
- 「困難なことがある」とする割合は、「公的障害者制度利用あり」で40.6%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が29.7%、ワシントングループの設問で「障害のある者」が23.7%である。
Q14 | ||||
---|---|---|---|---|
あなたは、肉体的、精神的、情緒的な問題から、一人で病院に行ったり買い物に行ったりすることが困難なことがありますか。 | ||||
1.困難なことがある | 2.困難なことはない | 合計 | ||
合計 | 1,625 | 21,585 | 23,210 | |
実数 | WG障害のある者 | 637 | 2,046 | 2,683 |
WG障害のない者 | 988 | 19,539 | 20,527 | |
ES障害のある者 | 1,189 | 2,819 | 4,008 | |
ES障害のない者 | 436 | 18,766 | 19,202 | |
公的障害者制度利用あり | 736 | 1,079 | 1,815 | |
公的障害者制度利用なし | 889 | 20,506 | 21,395 | |
合計 | 7.0% | 93.0% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 23.7% | 76.3% | 100.0% |
WG障害のない者 | 4.8% | 95.2% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 29.7% | 70.3% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 2.3% | 97.7% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 40.6% | 59.4% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 4.2% | 95.8% | 100.0% |
【60歳未満】
●「通院・買い物の困難性」に関しては、公的障害者制度の利用者、欧州統計局の設問で「障害のある者」、ワシントングループの設問で「障害のある者」の順で「困難なことがある」とする者の割合が多くなっている。属性により、傾向に大きな差が見られるわけではない。
- 60歳未満で「困難なことがある」とする割合は、「公的障害者制度利用あり」で47.4%、欧州統計局の設問で「障害のある者」が37.9%、ワシントングループの設問で「障害のある者」が24.9%である。
Q14 | ||||
---|---|---|---|---|
あなたは、肉体的、精神的、情緒的な問題から、一人で病院に行ったり買い物に行ったりすることが困難なことがありますか。 | ||||
1.困難なことがある | 2.困難なことはない | 合計 | ||
合計 | 1,214 | 12,411 | 13,625 | |
実数 | WG障害のある者 | 428 | 1,292 | 1,720 |
WG障害のない者 | 786 | 11,119 | 11,905 | |
ES障害のある者 | 855 | 1,399 | 2,254 | |
ES障害のない者 | 359 | 11,012 | 11,371 | |
公的障害者制度利用あり | 564 | 625 | 1,189 | |
公的障害者制度利用なし | 650 | 11,786 | 12,436 | |
合計 | 8.9% | 91.1% | 100.0% | |
割合 | WG障害のある者 | 24.9% | 75.1% | 100.0% |
WG障害のない者 | 6.6% | 93.4% | 100.0% | |
ES障害のある者 | 37.9% | 62.1% | 100.0% | |
ES障害のない者 | 3.2% | 96.8% | 100.0% | |
公的障害者制度利用あり | 47.4% | 52.6% | 100.0% | |
公的障害者制度利用なし | 5.2% | 94.8% | 100.0% |