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General
E/ESCAP /APPDP/4/Rev.1
2003年1月24日

国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)
「アジア太平洋障害者の十年(1993-2002)」最終年ハイレベル政府間会合
2002年10月25-28日
滋賀県大津市

アジア太平洋障害者のための、インクルーシブで、バリアフリーな、かつ権利に基づく社会に向けた行動のための地域におけるフレームワークの検討

(暫定議題6)

アジア太平洋障害者のための、インクルーシブで、バリアフリーな、かつ権利に基づく社会に向けた行動のためのびわこミレニアム・フレームワーク

(注:「びわこ」は、本ミレ二アム・ワークが検討・採択された「アジア太平洋障害者の十年」最終年ハイレベル政府間会合が滋賀県大津市で開催されたことに因んでつけられた。)


要約

第58回ESCAP総会は、2002年5月22日付けで、「21世紀におけるアジア太平洋地域の障害者のためのインクルーシブで、バリアフリーな、かつ権利に基づく社会の促進に関する決議58/4を採択した。そして、第58回総会は、その決議を以って、「アジア太平洋障害者の十年(1993-2002)」を、更に10年(2003-2012)延長することを宣言した。

本文書は、新たな「十年(2003-2012)」において、障害者のためのインクルーシブでバリアフリーな、かつ権利に基づく社会を達成するために、地域内各国政府や関係者による行動のための地域的政策を提言する、地域行動計画の提供である。本地域行動計画は、新たな「十年(2003-2012)」における優先的行動のための7つの領域を特定している。それぞれの優先的領域は、重要課題、目標及び求められる行動を含んでいる。

本地域行動計画は、障害者問題の関心が、ミレニアム開発目標及び関連の目標を達成する努力と不可分となるよう、それらの目標を明確に盛り込んでいる。


目次

I. 序文

II. 「行動のためのびわこミレニアム・フレームワーク」の原則と政策方針

III. 行動のための優先的領域

IV. 優先的領域における目標と行動

  1. 障害者の自助団体および家族・親の団体
  2. 女性障害者
  3. 早期発見、早期介入と教育
  4. 自営を含む訓練と雇用
  5. 各種建築物・公共交通機関へのアクセス
  6. 情報通信および支援技術を含む情報通信へのアクセス
  7. 能力構築、社会保障と持続的生計プログラムによる貧困の緩和

V. 「行動のためのびわこミレニアム・フレームワーク」の目標達成のための戦略

  1. 障害に関する国の行動計画(5か年)
  2. 障害問題への権利に基づくアプローチの促進
  3. 計画のための障害統計と障害に関する共通の定義
  4. 障害の原因の予防、リハビリテーションおよび障害者のエンパワメント強化のための地域に依拠したアプローチ

VI. 「行動のためのびわこミレニアム・フレームワーク」の遂行における協力と支援

  1. 準地域間の協力と連携
  2. 地域協力
  3. 地域間協力

VII. モニタリングと評価

  1. 地域会合および準地域会合の開催
  2. 「行動のためのびわこミレニアム・フレームワーク」の調整とモニタリングのための地域作業部会
  3. 「行動のためのびわこミレニアム・フレームワーク」の中間評価

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