SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)シンポジウム2014日本初の科学技術イノベーションが未来を拓く

「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)とは、 総合科学技術・イノベーション会議が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じ、科学技術イノベーションを実現するための国家プロジェクトです。国民にとって真に重要な課題の解決を図るとともに、日本の経済・産業力にとって重要な10の課題を強力にリードする10人のプログラムディレクターを中心に、基礎研究から実用化・事業化、まさに出口までを見据え一気通貫で研究開発を推進することを通じて科学技術イノベーションの実現を目指します。
本シンポジウムでは、SIPの10課題を担当するプログラムディレクターによるプレゼンテーションやパネルディスカッションを開催。国の重要な課題の解決を通して、日本経済再生に寄与する10のプロジェクトの全容がいま明らかになります。

本シンポジウムは終了いたしました。

「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム」)シンポジウム2014」を開催

2014年12月4日、シンポジウム「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)シンポジウム2014~日本発の科学技術イノベーションが未来を拓く~」が、東京・渋谷区のEVENT SPACE EBiS 303 イベントホールで開催され、対象10課題の全容が紹介された。各課題のプログラムディレクター(PD)、サブプログラムディレクター(サブPD)が一堂に会したこのイベントには600名を超える参加者があり、SIPへの関心と期待の高さが伺える盛況ぶりだった。

山口俊一科学技術政策担当大臣からの開会挨拶(ビデオ挨拶)に引き続き、山岸秀之内閣府大臣官房審議官からSIPの概要説明が行われた。その後、各課題のPD、サブPDから、各課題の概要、取り組み状況や出口戦略についてのプレゼンテーションが行われた。午前の最後のパートとしてPD、サブPD、総合科学技術・イノベーション会議議員によるフォトセッションが実施された。 午後はPD、サブPDがパネリストとなる二部構成のパネルディスカッションが実施された。

熱気に満ちたシンポジウムの最後は、久間和生総合科学技術・イノベーション会議常勤議員による挨拶で締めくくられた。

登壇した各課題のプログラムディレクター(PD)、サブプログラムディレクター(サブPD)の写真と会場の模様。上段は左から大森PD、秋鹿サブPD、浦辺PD、渡邉PD。中段は会場の写真。スクリーンに写ったシンポジウムのタイトル、SIPのロゴ。下段は左から古野サブPD、岸PD、藤野PD、中島PD。

600名を超える参加者で、会場は熱気にあふれた
各課題の概要、目的、取り組み状況について、PDおよびサブPDによるプレゼンテーション

「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム」)シンポジウム2014」パネルを前に、登壇者17名の記念写真。

各課題のPD、サブPDと総合科学技術・イノベーション会議議員によるフォトセッション

課題のパネルが並んでいる様子

会場には10課題それぞれの概要を記したパネルが展示された

SIPシンポジウム2014 パネルディスカッション開催概要

パネルディスカッション
第一部(12月4日 13:00~14:10) 第二部(12月4日 14:20~15:30)
テーマ SIPによって実現されるイノベーションで会社はどう変わるのか SIPでの産学官連携や成果を生み出す仕組みの特徴は何か
パネリスト 次世代パワーエレクトロニクス 大森達夫PD 革新的燃焼技術 古野志健男サブPD
エネルギーキャリア 秋鹿研一サブPD インフラ維持管理・更新・マネジメント技術 藤野陽三PD
次世代海洋資源調査技術 浦辺徹郎PD レジリエントな防災・減災機能の強化 中島正愛PD
自動走行システム 渡邉浩之PD 革新的設計生産技術 佐々木直哉PD
次世代農林水産業創造技術 阿部啓子サブPD    
コメンテーター 久間和生
内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 常勤議員
原山優子
内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 常勤議員
小谷元子氏
東北大学原子分子材料科学高等研究機構長 兼
大学院理学研究科数学専攻教授
内閣府 総合科学技術・イノベーション会議議員
内山田竹志氏
トヨタ自動車株式会社 取締役会長、
一般社団法人 日本経済団体連合会 副会長、
内閣府 総合科学技術・イノベーション会議議員
ファシリテーター 横山広美氏
東京大学大学院 理学系研究科・理学部、
現代科学論・科学コミュニケーション分野 准教授 / 広報室副室長