重要インフラ等におけるサイバーセキュリティの確保
世界で最も安心・安全な社会基盤の確立を目指して
近年、サイバーセキュリティ攻撃の脅威はますます深刻化しており、その矛先も通信・放送、エネルギー、交通といった社会 を支える重要インフラに向けられ始めている。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を迎える我が国においても、重要インフラにおけるサイバーセキュリティの確保は緊急の課題であり、その技術開発と制度の設計、そして人材育成に大きな期待が寄せられている。重要インフラ等におけるサイバーセキュリティの確保では、オールジャパン体制で迅速かつ大胆に推進する。
研究開発テーマ
- コア技術の開発: 制御・通信機器と制御ネットワークのセキュリティ対策技術の開発
- 制御・通信機器の真贋判定技術(機器やソフトウェアの真正性・完全性を確認する技術)を開発する。
- 制御・通信機器および制御ネットワークの動作監視・解析技術を開発する。
- 制御・通信機器およびシステムの防御技術を開発する。
- IoTのセキュリティを支える暗号実装技術を開発する。
- 社会実装技術の開発: 社会実装向け共通プラットフォームの実現と、セキュリティ人材の育成
- 開発されたセキュリティ機能が正しく実装されていることを確認するための適合性確認のあり方と仕組みを検討する。
- インフラ事業者間をまたがる情報共有プラットフォーム技術を開発する。
- 重要インフラにセキュリティ技術を適用するうえでの評価検証プラットフォーム技術を開発する。
- セキュリティ技術の開発に加え、重要インフラシステムに導入するセキュリティ技術の評価と運用が可能な人材を育成する。
SIPとは
対象課題
- 革新的燃焼技術
- 次世代パワーエレクトロニクス
- 革新的構造材料
- エネルギーキャリア
- 次世代海洋資源調査技術
- 自動走行システム
- インフラ維持管理・更新・マネジメント技術
- レジリエントな防災・減災機能の強化
- 重要インフラ等におけるサイバーセキュリティの確保
- 次世代農林水産業創造技術
- 革新的設計生産技術