Q7 PFIを進めるスケジュール
PFIはどのように進めていくのですか?
PFIはどのような手順で実施されますか?
PFI事業は、1.PFI事業として実施する可能性がある事業の発案、2.PFI導入可能性調査の実施、3.PFI事業を実施する事業者の選定、4.PFI事業の実施、の手順で実施されます。
PFI事業として実施するきっかけはどのようなものでしょうか?
1.首長や幹部の判断で発案されるケース、2.あらかじめ地方公共団体が作成したPFI導入に関する指針(ガイドライン)に従ってPFI導入可能性調査の対象となるケース、3.事業担当課が事業化に関する検討を行う過程において、担当者や財政当局が発案するケース、4.民間事業者から発案されて対象となるケース、が考えられます。
発案された段階で準備することはありますか?
PFI事業として実施する事業が発案されると、その事業をPFI事業として導入する可能性を調査・検討することとなります。まずは、庁内で調査・検討を進める体制を整えることから始めます。続いて、対象となる事業でPFI手法により実施された先行事例に関する情報を収集することが考えられます。インターネットによっても有効な情報を入手することが可能ですし、PFIに関連する書籍は多数発刊されています。(Q9参照)
PFI導入可能性調査実施の経緯(先行事例調査による例)
PFI導入可能性調査実施の経緯(先行事例調査による例)
- ■とがやま温泉施設整備事業
- 町長から従来の公共事業の再検討の指示
→内閣府のPFIパンフレットを入手
→PFIを検討
- ■(仮称)大分市鶴崎総合市民行政センター整備事業
- 庁内で民活講演会を開催し、幅広くPFIを検討
→施設の整備が強く望まれる施設を選定
- ■横浜市下水道局改良土プラント増設・運営事業
- 下水道局長からの発案
→同局の事業のうち、PFIを導入可能な事業の抽出・選定
- ■鯖江駅周辺駐車場整備事業
- 市長の発意
→PFIを導入可能な事業の抽出・選定
- ■(仮称)松森工場関連市民利用施設整備事業
- 既に施設整備の計画が進行
→財政課からPFIに関する検討が提起される
- ■PFIによる県営住宅鈴川団地整備移転建替等事業
- 住宅団地建て替えの計画が進行
→事業担当課がPFIを発案、他手法も含めて検討
実施方針~契約締結の期間(先行事例調査による例)
※PFI事業実施の流れは「実務編」参照
鯖江駅周辺駐車場整備事業 | 5ヶ月 |
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とがやま温泉施設整備事業 | 6ヶ月 |
八雲村学校給食センター施設整備事業 | 7ヶ月 |
横浜市下水道局改良土プラント増設・運営事業 | 10ヶ月 |
指宿地域交流施設整備等事業 | 10ヶ月 |
多摩地域ユース・プラザ(仮称)整備等事業 | 11ヶ月 |
PFIによる県営住宅鈴川団地整備移転建替等事業 | 12ヶ月 |
桑名市図書館等複合公共施設特定事業 | 12ヶ月 |
「豊川宝飯衛生組合斎場会館(仮称)」整備運営事業 | 12ヶ月 |
(仮称)大分市鶴崎総合市民行政センター整備事業 | 13ヶ月 |
(仮称)松森工場関連市民利用施設整備事業 | 16ヶ月 |
寒川浄水場排水処理施設更新等事業 | 17ヶ月 |
キーワード: 地方公共団体が作成したPFI導入に関する指針 / 導入可能性調査