用語集(ら行)
ライフサイクル・コスト(LCC、Life Cycle Cost)
プロジェクトにおいて、計画から、施設の設計、建設、維持管理、運営、修繕、事業終了までの事業全体にわたり必要なコストのこと。
基礎編:
実務編:
リスク(Risk)
選定事業の実施に当たり、協定等の締結の時点ではその影響を正確には想定できない。このような不確実性のある事由によって、損失が発生する可能性をリスクという。
(参考:PFI事業におけるリスク分担等に関するガイドライン 2ページ)
実務編:
- Q1-4:PFI事業を実施することで、地方公共団体には、どのような業務が増えるのでしょうか。
- Q1-9:どのような事業分野がPFI事業に向いているのでしょうか。
- Q1-13:PFIを導入することでどのようなリスクが想定されますか。それらをどのように回避すればよいでしょうか。
- Q1-18:改修事業や、維持管理・運営のみの事業において、PFIを活用することはできますか。
- Q2-1:リスク分担を設定する際の考え方の目安はありますか。
- Q2-2:サービス購入型の事業において、需要の変動リスクは、地方公共団体が負担していますか。
- Q2-3:補助金変更リスクは、どちらが負担していますか。
- Q2-4:民間収益施設の経営リスクについて、どのような分離方策がありますか。
- Q3-2:リスク調整費はどのように算定するのですか。
- Q3-3:民間の資金調達コストについては、どのように設定していますか。
- Q4-5:債務負担行為はどのように設定していますか。
- Q4-11:物価変動リスクを地方公共団体が負担する場合、どのように支払に反映していますか。
- Q4-16:民間事業者に求める損害保険加入の範囲について、どのようにしていますか。
- Q5-10:金利の確定リスクとは何ですか。
リスク移転
PFIにおいて、公共と民間事業者との間でリスク分担を行うことで、一定のリスクを民間事業者側に負わせることが可能となる。これがリスクの移転であり、各々のリスクを最も適切にコントロールできるものがリスクを負担する、ということがPFIの基本的な考えである。
リスク調整費
PFI事業のLCCには、PFI事業で民間事業者が負担すると想定したリスクの対価が含まれているため、PSCの算定において、事業に関連するリスクのうち、PFIによる場合に公共部門から民間事業者に移転されるリスクを定量化し、現在価値に換算したものをいう。
リスク分担
事業において想定され得るリスクを、公共と民間事業者で分担すること。リスク分担については、実施方針等において、リスク分担表の形式で示されることが多い。リスク分担における原則は、「各々のリスクを最も適切にコントロールできるものがリスクを負担する」ということである。(「可能な限り多くのリスクを民間事業者側に負担させる。」ということではないということに注意すべきである)
実務編: