用語集(A~Z)
- BOO(Build Own Operate)
- BOT(Build Operate Transfer)
- BTO(Build Transfer Operate)
- DSCR(Debt Service Coverage Ratio)
- EIRR(Equity Internal Rate of Return)
- LCC(Life Cycle Cost)
- LIBOR(London Inter-Bank Offered Rate)
- LLCR(Loan Life Coverage Ratio)
- NPV(Net Present Value)
- PIRR(プロジェクトIRR(Project Internal Rate of Return))
- PSC(Public Sector Comparator)
- RO(Rehabilitate Operate)
- SPC(Special Purpose Company)
- TIBOR(Tokyo Inter- Bank Offered Rate)
- TSR (Tokyo Swap Reference Rate)
- VE(Value Engineering)
- VFM(Value For Money)
BOO(Build Own Operate)
民間事業者が施設等を建設し、維持・管理及び運営し、事業終了時点で民間事業者が施設を解体・撤去する等の事業方式。
基礎編:
BOT(Build Operate Transfer)
民間事業者が施設等を建設し、維持・管理及び運営し、事業終了後に公共施設等の管理者等に施設所有権を移転する事業方式。
基礎編:
実務編:
BTO(Build Transfer Operate)
民間事業者が施設等を建設し、施設完成直後に公共施設等の管理者等に所有権を移転し、民間事業者が維持・管理及び運営を行う事業方式。
基礎編:
実務編:
DSCR(Debt Service Coverage Ratio)
(デット・サービス・カバレッジ・レシオの項を参照)
EIRR(Equity Internal Rate of Return)
財務指標の一つで、自己資本に対する、事業期間を通じた最終的な収益率であり、事業者の出資金の現在価値と、配当の現在価値が等しくなる割引率に該当する。投資家にとっての採算性を計るための指標である。
LCC(Life Cycle Cost)
(ライフサイクルコストの項を参照)
基礎編:
実務編:
LIBOR(London Inter-Bank Offered Rate)
ロンドンのユーロドル市場における銀行間で取引される預金の基準金利。LIBOR は、銀行の数で16行の金利参照銀行が提示する金利について、高い金利の提示銀行4行と低い金利の提示銀行4行の計8行の提示金利を除いた残り8行の金利の平均によって求められる。資金調達コストの指標としてよく用いられる。
(関連:TIBOR)
LLCR(Loan Life Coverage Ratio)
借入期間にわたる元利金返済前キャッシュフローの現在価値が借入元本の何倍に相当するかを示すもの。
事業会社の返済能力を分析する指標として用いられ、当該指標が1.0を下回ると、元利金返済前のキャッシュフローだけでは借入元本の返済ができない状態を示すこととなる。
金融機関が融資をする際の判断指標となる。
LLCR=Σ(元利金返済前キャッシュフローの現在価値)/借入元本
NPV(Net Present Value)
投資金額の現在価値と回収の現在価値の差であり、将来のキャッシュフローを予測する指標として用いる。
(関連:現在価値)
PIRR(プロジェクトIRR(Project Internal Rate of Return))
事業期間中のキャッシュフロー総額の現在価値が投下資本額の現在価値と等しくなる割引率に該当する。純粋な事業の採算性を計るための指標である。
PSC(Public Sector Comparator)
(パブリック・セクター・コンパレーターの項を参照)
RO(Rehabilitate Operate)
施設を改修し、管理・運営する事業方式。所有権の移転はなく、地方公共団体が所有者となる方式。
基礎編:
SPC(Special Purpose Company)
(特別目的会社の項を参照)
基礎編:
実務編:
- Q1-13:PFIを導入することでどのようなリスクが想定されますか。それらをどのように回避すればよいでしょうか。
- Q1-15:PFIを導入するに当たり、最低限の規模はどの程度でしょうか。
- Q2-4:民間収益施設の経営リスクについて、どのような分離方策がありますか。
- Q2-5:SPCは必ず設置しなければならないのでしょうか。
- Q2-6:SPCとJV(共同企業体)は、どの点が異なるのでしょうか。
- Q2-10:民間事業者の決定からSPCの設立までの期間はどの程度でしょうか。
- Q3-5:SPCに課される税金には、何がありますか。
- Q4-14:将来、金融機関が破綻した場合、事業にどのような影響が及びますか。
- Q4-16:民間事業者に求める損害保険加入の範囲について、どのようにしていますか。
- Q4-25:事業収支計画を評価するに当たり、SPCの支出項目の内訳についてはどの程度まで提案を求めていますか。
- Q5-4:落札者グループと基本協定を締結する必要性はあるのでしょうか。
- Q5-7:選定されなかった応募グループの構成員が落札者グループの協力者になることは可能ですか。
- Q5-14:SPCが支払う不動産取得税や登録免許税などの公租公課相当分についても、消費税を支払わなければならないのでしょうか。
- Q5-15:長期契約を締結する不安があります。しっかりと監視し、指導するにはどのような点に気をつけたらよいでしょうか。
- Q5-17:事業契約の締結に当たっては、まずSPCと仮契約書を締結し、議会に付議し、議決を得られた後に本契約書の締結になります。仮契約と本契約を締結しますが、調印回数は1回でしょうか、2回でしょうか。
- Q6-3:財務やキャッシュフローのモニタリングは、どの程度の頻度で実施していますか。また、これらのモニタリングも外部委託していますか。
- Q6-4:建設期間中に、SPCが地方公共団体に提出する報告書はどのようなものがありますか。
- Q6-8:SPCの経営状況についてはどのようにして把握していますか。
- Q6-9:SPCが破綻した場合はどのように対応するのでしょうか。
- Q6-10:金融機関によるモニタリングとはどのようなものですか。
- Q7-2:事業期間終了後のSPCの解散時期については、どのようになっていますか。
TIBOR(Tokyo Inter- Bank Offered Rate)
ロンドン市場の銀行間で取引される基準金利であるLIBORに対し、東京市場における銀行間で取引される預金の基準金利のこと。LIBOR同様、資金の調達コストの指標としてよく用いられる。
(関連:LIBOR)
TSR (Tokyo Swap Reference Rate)
東京市場における金利スワップ取引の平均値。
PFI事業では、設計・建設の対価相当分を算定する際の基準金利として使用されることがある。
VE(Value Engineering)
(バリュー・エンジニアリングの項を参照)
VFM(Value For Money)
(バリュー・フォー・マネーの項を参照)
基礎編:
実務編:
- Q1-8:導入可能性調査を実施する前の段階で、庁内で簡易にVFMを確認する際に参考になるものはありますか。
- Q1-15:PFIを導入するに当たり、最低限の規模はどの程度でしょうか。
- Q1-18:改修事業や、維持管理・運営のみの事業において、PFIを活用することはできますか。
- Q2-17:民間事業者の提案によって、どの程度のVFMを期待することができるのでしょうか。
- Q2-21:VFMの検討はどのような手順で行っていますか。また、地方公共団体とコンサルタント等の役割分担はどうなっていますか。
- Q2-23:PFI事業においても、交付税措置がされるのでしょうか。
- Q3-1:割引率とは何ですか。
- Q3-2:リスク調整費はどのように算定するのですか。
- Q3-3:民間の資金調達コストについては、どのように設定していますか。
- Q3-4:PFIのLCCを算定する際に、民間事業者の採算についてはどのように見込んでいますか。
- Q3-6:VFMを検討する際に、外部委託するモニタリング費用はどの程度見込んでいますか。
- Q3-8:特定事業の選定時に、VFMはどのように公表していますか。
- Q5-8:通常の請負契約においては、工事費の10%程度の履行保証で契約保証金を免除していますが、維持管理、運営業務を契約に含むPFI事業ではどうでしょうか。