利尻 りしり 礼文 れぶん エリア    北海道

稚内市からそれぞれ、西方約52km・60kmの日本海に浮かぶ利尻島と礼文島。 どちらも、2024年に指定50周年を迎えた「利尻礼文サロベツ国立公園」のエリア内にある自然豊かな島です。 利尻島中央にそびえる利尻山登山や、礼文島の固有種・レブンアツモリソウと出合えるトレッキングなどで、北辺の島の大自然を堪能できます。 エゾバフンウニやホッケなど、島ならではの新鮮な魚介が多いことも大きな魅力です。

●このエリアの島々
利尻島 礼文島

●現地インフォメーション
稚内・利尻・礼文観光WEBサイト 礼文島観光協会
利尻島観光  利尻とりっぷ  利尻富士ぐらし

このエリアの魅力

日本百名山の利尻富士や澄み渡った海原、息をのむ大自然

利尻山 澄海岬

均整のとれた美しさから“利尻富士”と称される、標高1721mの利尻山。利尻島のシンボルともいえる名峰で、 いたるところから猛々しくも優美な山容が眺められます。島を巡りながら撮影していく「利尻山十六景スタンプラリー(5~10月)」に挑戦するのも一興です。 登山は所要10時間越えの上級向けコースなので、事前の下調べや本格装備が必要です。 一方礼文島には、大海原を一望できる景勝地が点在し、サハリンを遠望できるスコトン岬や、透明度抜群の海が広がる澄海岬(写真下)が人気です。

高山植物の花畑や神秘的な沼を巡る、絶景トレッキング

礼文のトレッキングコース レブンアツモリソウ オタトマリ沼

固有種を含め、夏には約300種類の高山植物が咲き乱れる“花の浮島”礼文島(写真上)。 可憐な花々を眺めるトレッキングがおすすめです。島のほとんどの高山植物がみられる「桃岩展望台コース」など全7コースあり、目的や体力に合わせて選べます。 利尻島での自然散策は、姫沼やオタトマリ沼(写真下)など原生林に囲まれた沼巡りへ。 沼周辺には散策路が整備され、利尻山と水面に映る“逆さ利尻山”、深い森が織りなす神秘的な景観が楽しめます。

旨み濃厚なウニに脂がのったホッケ…厳しい海が育む育む海の幸

利尻・礼文のウニ丼

利尻・礼文島を代表する味覚と言えば、夏に漁期を迎える「ウニ」。 栄養豊富な北の海で良質な昆布を食べて育つウニは、驚きのおいしさ。むきたてを頬張れば、甘みと旨みが口中に広がり、さわやかな海の香りが鼻に抜けます。 漁期は地域や品種によって若干異なるので、おでかけ前にご確認ください。そしてもうひとつの島の名物が、脂がのったホッケです。 他の産地とはひと味違うホッケを、開きや郷土食のチャンチャン焼きで楽しんでください。

旅のヒント

それぞれ、あるいは2島巡りに何泊必要?

利尻、礼文のそれぞれの島を観光する場合、かなり駆け足になりますが1泊2日でも可能。 2島を巡るなら、利尻で1泊、礼文で1泊と最低2泊3日は必要です。登山やトレッキングを楽しむなら、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

アクセスや島内移動のコツ

2島とも路線バスが運行していますが、本数は多くなく、またバス停も限られているため、効率的に観光地を巡るならレンタカー利用がベスト。 ただハイシーズンが混みあうので、早めに予約をしておきましょう。礼文島、利尻島ともに夏の間は定期観光バス(要予約)があります。 利尻島はサイクリングロードが整備されており、レンタサイクルで巡るのもおすすめです。


エリア一覧