壱岐島 いきのしま エリア    長崎県

九州博多港から北西約67kmの玄界灘に浮かぶ壱岐島。古くから九州本土と大陸交易の中継地として重要な役割を果たしてきました。 国の特別史跡に指定された「原の辻遺跡」をはじめ史跡や古墳が多く、歴史ロマンを感じられる島です。 由緒ある150社以上の神社が点在し、神々が宿る島とも呼ばれています。特産のウニや玄界灘の海の幸、壱岐牛、麦焼酎など島グルメも豊かです。

●このエリアの島々
壱岐島 若宮島 原島 長島 大島

●現地インフォメーション
壱岐市観光連盟

このエリアの魅力

猿岩や辰ノ島…ダイナミックな自然美に圧倒される

猿岩 辰ノ島

美しい海と緑に囲まれた壱岐では、不思議な形の岩や景観を島内のいたるところで見ることができます。海蝕崖による猿岩(写真上)や鬼の足跡などユニークな造形や伝説が残る名所が多数点在しています。 北方に浮かぶ無人島・辰ノ島(写真下)にもエメラルドグリーンのビーチや奇岩、断崖絶壁の絶景などみどころが満載。悠久の歳月をかけて形成された、自然が織りなすダイナミックな造形美を堪能できます。

原の辻遺跡で古代の史跡にふれ、歴史ロマンに浸る

原の辻遺跡 壱岐の小島神社

古くから大陸とのつながりが深く、遺跡や古墳など貴重な歴史遺産が多く残っています。 原の辻遺跡(写真上)は邪馬台国と同時期に大陸との交易拠点として栄えた一支国(いきこく)の王都とされる、弥生時代の大規模な多重環壕集落跡です。 また、壱岐は大小合わせて1000を超える神社や祠があり、神々が宿る島と呼ばれています。 海に浮かぶ小島神社(写真下)は干潮時に参道が現れて島まで歩いて参拝することができます。この地に刻まれた神々のパワーにふれるのも一興です。

ウニや旬の魚介類の宝庫、玄界灘の海の幸に舌つづみ

壱岐のウニ

玄海灘はさまざまな種類の魚介類がとれる日本屈指の漁場として有名です。漁業が盛んな壱岐では、イカやタイ、ブリ、アラカブなど季節ごとの海の幸を堪能できます。 なかでも名物は島の宝ともいえるウニは、濃厚で甘味が強いと評判です。漁期である5~9月には島の海女さんによる素潜り漁の風景が風物詩になっています。

旅のヒント

博多から日帰り滞在も可能!

長崎県の島ですが長崎からのアクセスは飛行機のみで、船でのアクセスは福岡から。 ジェットフォイルを利用すれば、福岡の博多港から日帰りも可能です。1泊すれば主な見どころは十分に見てまわれるので、目的や日程にあわせてうまく計画をたてましょう。

効率よく巡るならレンタカーを利用しよう

時間を気にせず自由に巡るならレンタカーの利用がベスト。事前に予約しておけば各港まで配車、あるいは迎えにきてくれる会社もあります。 平坦な地形で道路網が整備されており、比較的運転しやすい環境です。路線バスを利用する場合は、1日フリーパス券がお得です。

「壱岐ちゃり」でスイスイ島を巡る

海の玄関口である島内3か所のフェリー発着所にある観光案内所などに、レンタサイクルが用意されています。 島風を感じながらのんびり巡るなら、電動アシスト付き自転車「壱岐ちゃり」もおすすめです。テーマごとにモデルコースやサイクリングマップも用意されています。


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