対馬 つしま エリア    長崎県

九州エリアの最北端に位置し、南北に細長い対馬は、韓国まで直線距離で49.5kmという国境の島。全島の約9割を山地が占め、かつて大陸と陸続きだったという歴史から大陸系特有の動植物が生息しています。 古代から大陸との交易・交流の拠点として栄え、当時の興隆を物語る文化財や民俗資料は「国境の島 壱岐•対馬・五島~古代からの架け橋」として日本遺産にも認定されています。

●このエリアの島々
対馬 海栗島(うにじま) 泊島 赤島 沖ノ島 島山島

●現地インフォメーション
対馬観光物産協会

このエリアの魅力

日本有数のリアス式海岸でアクティビティを満喫

リアス式海岸の浅茅湾 浅茅湾のシーカヤック

島の中央部に位置し、日本有数のリアス式海岸で知られる浅茅湾。海に浮かぶ大小無数の島々、入江と岬が幾重にも重なって美しい景観を形成しています。 展望台から眺望を楽しむのも良いですが、風光明媚な浅茅湾をフィールドにアクティビティに挑戦するのがおすすめです。 複雑に入り組んだ海岸線が生み出す海と山の絶景を身近に感じながら、波穏やかな入江でシーカヤックやSUP、クルージングが楽しめます。

韓国を望む展望台や固有種の動植物に異国の島を実感

対馬から見る釜山 ツシマヤマネコ

韓国から海を隔てて49.5kmに位置する対馬。島の北部には展望所が整備され、天気がよく条件が整えば釜山市の町並みをはっきりと見ることができます。 夜なら遠く夜景も楽しめて異国ロマンたっぷり。かつて大陸から渡ってきたとされるツシマヤマネコ(写真下)やツシマテン、 国の天然記念物にも指定されているヒトツバタゴなど大陸系の動植物が生息していることからも国境の島を実感できます。

石焼きやいりやき、対州そば…個性派揃いの島グルメ

対馬の石焼き 対州そば

対馬海峡に浮かぶ対馬には、新鮮な魚介類を贅沢に使った郷土料理が目白押し。 漁師が釣った魚を浜にある石を熱してその上で焼いて食べたのがはじまりといわれる「石焼き(写真上)」や、魚と野菜を一緒に煮込んだ郷土の鍋料理「いりやき」はその代表格です。 日本のそばのルーツで原種に近いという「対州そば(写真下)」は香りも風味も豊か。味付けされた焼き肉用の豚肉「とんちゃん」は島北部のソウルフードで、近年人気を集めています。

旅のヒント

全島めぐるなら2泊は必要!

島の中南部の主要な名所を巡るだけなら厳原に1泊、もしくは北部を中心に旅するなら比田勝に1泊で0K。 厳原に1泊して北部へ足を延ばすことは可能ですが、大きな島で移動に時間がかかるので、あらかじめ行く場所を絞っておくのがおすすめ。全島を、余裕を持って巡るなら2泊は必要です。

レンタカーで効率よくまわろう

路線バスは便数が少ないうえに運行していない観光地もあり、限られた時間で効率よく巡るにはレンタカーが断然おすすめ。 対馬空港や厳原港の周辺を中心にレンタカー店があるので、事前に予約をしておくと安心です。

壱岐と組み合わせて訪ねるのもおすすめ

対馬は長崎県の島ですが、アクセスは福岡からがメインで長崎からは飛行機のみ。 福岡の博多港から運航しているフェリーやジェットフォイルは壱岐を経由するので、壱岐と組み合わせて訪ねることも可能です。


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