種子島 エリア 鹿児島県
本土最南端・鹿児島県佐多岬の南約45kmに位置する種子島。 鉄砲伝来の地として有名ですが、近年では、世界で一番景色が美しいと言われるロケット発射場や、全国区の人気を誇る安納芋の生産地、サーフィンの聖地、アニメの聖地など、さまざまな顔を持っています。 大ソテツやメヒルギの群落など亜熱帯の植物が生い茂る温暖な気候で、ウミガメが産卵にやってくる美しい海や、のどかなサトウキビ畑の風景に魅せられます。
このエリアの魅力
島中にサーフスポットが点在する、サーファー垂涎の島

種子島は、その温暖な気候と、多様な地形や地質によってさまざまなタイプの波に出合えることからサーフィンの聖地として知られ、全国から多くのサーファーが訪れます。島の周囲にはたくさんのサーフスポットが点在。 サーフィンのプロツアーが開催されたり、サーフィン映画の舞台になったり、また島外から移住してくるサーファーも少なくありません。 種子島の波を愛し訪れる人々を地元も歓迎ムード。サーフアイランドとしての魅力が磨かれ続けています。
世界一美しいロケット発射場で、宇宙を学ぶ

南種子町の南東部にある種子島宇宙センター。海岸に面した総面積約970平方メートルという広大な敷地を誇る日本最大のロケット基地で、風光明媚なロケーションから世界一美しいロケット発射場とも呼ばれています。 センター内の宇宙科学技術館では、宇宙飛行士の活動や暮らし、人工衛星、ロケットなどについて実物部品展示や打ち上げ音響体験などで紹介。宇宙開発の歴史と今を楽しみながら学ぶことができます。
青い海を見晴らす景勝地が、夜は満天の星空スポットに



種子島はアップダウンが少ない平坦な島で、景勝地を巡るドライブも楽しみです。 北部には白い砂浜が続く浦田海水浴場(写真上)や、標高237.9mからの眺望が素晴らしい天女ヶ倉(写真中)。東海岸には、太平洋の荒波で浸食された奇岩が多く見られます。 なかでも浜田海岸の南にある千座の岩屋(写真下)は干潮時のみ現れる神秘的な洞窟で、洞窟越しに見える海がSNS映えすると話題です。いずれも近年は星降るスポットとしても人気です。
旅のヒント
1泊2日では物足りない? 家族連れは2泊3日がおすすめ
島の到着時間を考慮して旅程をプランニングしましょう。 主な見どころを回るなら1泊2日もよいですが、海遊び、サーフ体験、宇宙関連施設見学、夜の星空観察などを想定すると、2泊3日でたっぷり過ごすのがおすすめです。
宿、現地のレンタカーの予約は前広に準備しよう
南北に長い種子島、港は島の北部に、空港は中央部にあり、移動はレンタカーがおすすめ。 西之表市を中心にレンタカー会社は10軒以上あり台数も充実していますが、必ず事前に予約しておきましょう。宿の予約も含め、前広な準備をおすすめします。
サーフボードの持ち込みに注意
高速船、フェリー、飛行機の3つのアプローチにおいて、ロングボードの持ち込みができるのはフェリーのみ。 ショートボードはいずれも可能ですが、飛行機では制限がかかることも。あらかじめ交通機関に持ち込める手荷物や料金を確認しましょう。確実に持ち込むなら事前発送を。