SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)シンポジウム2017開催報告

SIP2017シンポジウムサイト

「SIPシンポジウム2017~見えてきた未来~社会での実用化~」が、東京・中央区のベルサール東京日本橋で開催された。
 経済的発展と社会的課題の解決を両立し、人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる人間中心の社会、Society 5.0。SIP創設から4年目を迎えた本年は、我々が目指すべき未来「Society5.0」の実現に向けた技術開発の取組を中心に、SIP11課題の成果と「社会での実用化」について各PDからの発表ならびに展示ブースを行い、昨年を上回る約1,000名を超える来場者を迎え、大盛況となった。(参加申し込みの登録者数は、一般参加希望者1142名、報道関係者24名。当日受付した一般参加者が824名、報道関係者25名、主催者側関係者180名の計1029名。)
シンポジウムは山下 雄平内閣府大臣政務官の開会挨拶に続き、株式会社日立製作所取締役会長・中西宏明氏による「Society 5.0の実現 –Digital Transformation」と題する基調講演から始まった。次に内閣府大臣官房審議官 黒田 亮によるSIPシンポジウム2017テーマ及びSIP概要説明のあと、各課題のプログラムディレクターから直接に進捗状況(11課題)が報告された。

最後は久間和生総合科学技術・イノベーション会議議員、SIPガバニングボード議長が講評と閉会挨拶を行った。「SIPも残り1年半となった。Society5.0実現に向けて、SIPの各課題が先導し、経済成長と社会変革を牽引するイノベーションを創出することを期待し、当初の目標を超える成果を期待したい」と関係者を激励して締め括った。


山下雄平内閣府大臣政務官の開会挨拶 


中西宏明氏による基調講演


内閣府大臣官房審議官 黒田亮による
SIPシンポジウム2017テーマ及びSIP概要説明


昨年のシンポジウムを上回る約1,000名が参加


フォトセッション 


久間議長による総評

プログラム

開催状況・配布資料・議事録">
   
10:00~10:10

オープニング
  内閣府大臣政務官
  山下 雄平

10:10~10:50

基調講演
  「Society 5.0の実現 –Digital Transformation」
  株式会社 日立製作所取締役会長兼代表執行役 中西 宏明氏

10:50~11:00

SIPの概要説明と本シンポジウムのテーマ
  「見えてきた未来~社会での実用化~」
  内閣府大臣官房審議官(科学技術・イノベーション政策担当)黒田 亮

11:00~12:00

各課題の成果報告プレゼンテーション
  「革新的燃焼技術」
  「パワーエレクトロニクス」
  「革新的構造材料」

12:00~13:20

休憩

13:20~14:40

各課題の成果報告プレゼンテーション
  「次世代海洋資源調査技術」
  「自動走行システム」
  「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」
  「レジリエントな防災・減災機能の強化」

14:40~15:00

休憩

15:00~16:20

各課題の成果報告プレゼンテーション
  「エネルギーキャリア」
  「重要インフラ等におけるサイバーセキュリティの確保」
  「次世代農林水産業創造技術」
  「革新的設計生産技術」

16:20~16:30

総評及びクロージング
  内閣府 総合科学技術・イノベーション会議 常勤議員
     戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)ガバニングボード座長
  久間 和生